おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

母校がいちばん甲子園に近づいた時

2007-08-10 19:41:13 | 野球全般
自分は野球部に所属していたわけではないので、直接的な高校野球の思い出としては少ないんだけど、我が母校が甲子園がほんとうにすぐそこまで届きかけていたことがあった。自分が通っていた2年生の時。その年は"のらりくらり"と強豪校をかわし(1点差ゲームがやけに多かったのを覚えている)、ベスト4まで勝ち進んでいた。

準決勝の相手は甲子園の常連校。エースはかなりの好投手。普通にチャンスを作ることができず、相手チームも打てそうで打てない展開が続いていた。そして0-0のまま、試合は延長戦へ。
10回裏、相手チームがチャンスを作る。たしか…ワンアウト満塁。三塁ランナーがホームへ帰れば、その時点でゲームセット。
バッターはボテボテの当たりを三遊間に飛ばす。ショートはダブルプレーを選び、二塁へトスしてツーアウト、そしてボールは一塁へ。バッターランナーはヘッドスライディング…。

―一瞬の静寂の後、塁審は手を大きく広げた―セーフ。試合終了。

自分の通っていた学校は、春・夏を通じて甲子園へ出場したことはないんだけど、おそらくあの時がいちばん近づいていた瞬間だと思う。自分達の学校を倒した相手チームは決勝戦では打ちまくり、全国大会出場を果たす。そして甲子園では結構いいところまでいったと記憶している。ちなみにその相手チームのエースは…現・ドラゴンズの川上憲伸投手でした。

スポーツに"たられば"は禁物だけど、今になっても「あの時…」って思うことがある。そしたら自分も、甲子園のアルプススタンドで制服を着てメガホン叩いてたかな?あれがもうすぐ、自分が17才になろうとした夏。

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2 Comments

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いい話でしょ? (おっさん)
2007-08-12 23:31:00
「ここぞ!」というときにとっておきました…ウソです。
でも甲子園に出場しているのって、学校にとってある程度のステータスだと思う。お金も集まる(集めやすくなる)し。いまだに母校が甲子園へ…っていうのがうらやましく感じる。
ちなみに今年のうちの母校は、地区予選でたしか三回戦でコールドで負けました。やっぱり遠い。
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Unknown (鯉人)
2007-08-11 18:36:29
なにかジーンとくるものがありましたよ!!
そんなネタを持っていたとは…。
自分の学校は知っている限り3度出場したと思う。
自分が在学中には行かなかったが、卒業してすぐ、寄付を取りに来たらしい。まあ、その当時のピッチャーが今、阪神の2軍で調整をしておられますが…。
自分はドロドロしたプロ野球が大好きなんで、高校野球はあまり見ないんだなぁ~。
でも、今でも清原、桑田は印象に強い!
やはり卒業校がそういった少し有名になると、昔の事を思い出すし、その学校を卒業した事を誇りに思えるよね。
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