おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

夜を超え 僕を乗せて

2008-02-23 19:14:17 | 鉄ちゃん
少しディープな話になっておりますが(笑)…前回の話の続き。

17年前の時刻表と比較すると…高速道路の発達や時代の流れに沿っていないせいであろう、編成自体が見直され、好きだった列車や設備が静かに(といっても自分の気付かないうちに)なくなっているのが寂しく感じる。
そのひとつが寝台列車…「ブルートレイン」といえば分かっていただけるだろうか。自分も小学生の時に家族旅行で、東京‐高松間を走る寝台特急『瀬戸』を利用したことがある。カプセルホテル並みの広さのベッドが横に向かい合い、それが上下二段ある”B寝台”。初めての寝台特急にワクワク(死語やな)しすぎて、ほとんど寝ることができなかった記憶がある。(おそらく)ほんの少しだけ寝て、目覚めると…静岡駅を過ぎたところ。初めて見た富士山は、日が出る前の列車内でした。

寝台列車には「朝、目覚めると知らない街に着こうとしている」っていうノスタルジックな感じがあり、言葉では言い表すことのできない”何か”がある。昔から比較すれば飛行機はじめ、新幹線もどんどん高速化が進んで、地方からも日帰りが可能になってきているし、価格のチープな夜行高速バスがあれだけ隆盛してくれば、寝台列車の存在はますます影を潜めてくるような感じがある。
『さくら』『あさかぜ』『みずほ』『彗星』…これらの寝台列車はもうない。全盛期には数多く走っていた寝台列車だけど、来月のダイヤ改正でも一部が廃止される。その中のひとつ、西村京太郎の”トラベルミステリー”にも登場した、東京‐大阪間を走る寝台急行『銀河』も姿を消す。自分はこの『銀河』に乗って東京へ行くことに憧れていたことがあっただけに、残念。

今日の”Yahoo!トピックス”にこんな記事がありました。こういうのを見ると、やっぱり無性に旅に出かけたくなる。

Comments (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« どこか旅行へ行きたい | TOP | ふとしたものから、時代は変... »
最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
週末は宵っ張りです(^_^; (maco)
2008-02-24 02:35:13
「銀河」の廃止も時代の流れなのかな・・・。

名前からして、昔はあこがれのブルトレでした。

結局「大垣夜行(現・ムーンライトながら)」ばかり利用してましたが。

あれもあれで風情あるんだよね。



夜行バス・・・「青春18キップ」使えない時期には利用しそうです。やっぱ運賃差かな・・・。
返信する
残念な・・・ (だんつく)
2008-02-24 18:36:13
残念ですな。。。
北斗七星はまだ健在なのかな?
いつか乗ってみたいと思ってるのですが・・・
寝台列車未経験なので(^^;)
返信する
自分のブログにも書くけど・・・ (鯉人)
2008-02-25 19:57:17
先日東京出張で秋葉原に行って参りました。
秋葉原のヨドバシカメラのプラモデルコーナーに、懐かしのプラモやモデルガンなどが沢山あり、かなりのテンションになってしまいました・・・。
自分の才能に気が付いて少しブルーな気持ちになってしまいましたが・・・。

そんな中でも人がイチバン集まっていたコーナーが、アレ系のフィギュアとNゲージ。
Nゲージって少し欲しいなぁ~って思ってしまいましたよ!
返信する
時代の流れ。 (おっさん)
2008-02-25 22:14:56
macoさん

『ムーンライトながら』…あれも有名ですよねぇ。
最近は全席指定になってるようで。
来年には東海道線を走る”ブルトレ”はなくなりそうです。
夜行バスがここまで出てきた以上、寝台列車の役目は…orz

だんつくさん

お忙しいところご訪問いただいてありがとう。
(正確には)『北斗星』。まだ走ってますよ。
来月のダイヤ改正で1便減便らしいですが…。
なくならないうちにぜひ一度。

鯉人くん

東京帰り…乙です。
Nゲージ…オイラは今でも欲しいと思っております。
ただ置き場所がない(笑)。
ネタの尽きない東京旅行記(笑)、期待しておりますよ。
返信する

Recent Entries | 鉄ちゃん