おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

忌野清志郎さん

2009-05-04 21:21:58 | 音楽全般
土曜日にビートたけしの出る報道番組を見てたら速報が流れて、少しの間唖然としてしまった。忌野清志郎さん死去…58才は何とも若すぎる。ここ数年、癌に冒されながらも昨年、武道館で元気に復活していたのに…。

とはいっても『雨上がりの夜空に』や『トランジスタ・ラジオ』…曲は結構知っているんだけど、CDはRCサクセションのアルバムを一枚(しかも親戚の従姉にもらった)、タイマーズとして出したシングルを一枚持っているだけ。もちろんこの人のステージをライブでは見たことはない。特別ファンでもないし、どちらかといえば…当時の自分が接するにはほんの少しだけ”近寄り難い”タイプの音楽だった。

自分が中学1年の時だったと記憶しているけど、前出したタイマーズの『デイ・ドリーム・ビリーバー』という8cmシングルを一枚、小遣いを捻出して買った。モンキーズの有名な同名タイトル曲を日本語訳でカヴァーした曲で、当時はエースコックのラーメンのCMで使用されていたっけ。「♪ずっと夢を見て 安心してた 僕は~」っていうサビが好きだった。何の番組だったか忘れたけどテレビに出ていて、その時の清志郎のヘンテコリンな格好に…少しだけ失望した(笑)。その動画があったので。



同じく中学の時。従姉からもらったRCサクセションのCDは『シングル・マン』。不遇の時を経てブレイク後に注目を集められるようになったのはファンの間では有名な話。よくよく見たら…このアルバム、自分が産まれた1976年にリリースされている。このアルバムをじっくり聴くようになったのは高校生になってから。やっぱり『スローバラード』は何度聞いても感動する。この歌声を生で聴くことはもう二度とできない。




先日、ここによく来てくれるレタスねーさんのブログに尾崎豊の話があって(『マイペース生活』)、そこにもコメントしたんだけど、自分が26才の誕生日を迎えた当日、こちらも特別ファンでもなかったのに「尾崎と同じ年齢まで生きてきたんだな…」って感慨にふけったのを覚えている。どうしてそう思ったのか…数年前のことだけど、今となってはもう思い出せない。

でももし、自分が58才になってもまだ生きているなら「あぁ清志郎と一緒の齢になったんだ」って思うことになるだろう…きっと。とにかく御冥福をお祈りいたします。

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3 Comments

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Unknown (AttaKaBoaz)
2009-05-06 01:05:18
やはり、このニュースを見て絶句してしまった・・・。
彼の音楽に関しては正直それほど思い入れはないんだけど、
社会に対しての彼の行動や、がんと向き合う姿勢なんかは、強く印象に残ってた。


素晴らしい生き様でした。合掌。
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愛しあってるか~い! (maco)
2009-05-06 23:31:00
正直、ショックでしたね。復活ライブやったばかりの再発に嫌な予感はしてたんですが・・・

毎回曲を出す度に、強烈なインパクトがあって、でも「清志郎らしいなぁ」といつも思ってました。
高田渡さん同様、私が一度ライブを見たかったミュージシャンの一人でした・・・もう伝説になってしまう・・・

ただただ、残念です。
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Unknown (おっさん)
2009-05-07 01:08:09
AttaKaBoaz兄さん

社会とアーティストへの影響は大きいと思うね。
声帯を切っていれば長生き出来ていたかもしれないのに、
やっぱり”歌手”としての道を選んだ…
残念であると同時に、誇り高いなぁって感じました。

macoさん

自分ももし、一度でも清志郎のライブを観てたら、
ちょっと人生変わってたかもしれないなぁ。
生きているうちに”伝説”に触れてみたかった。
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