2008年みたび広島にて 鯉－虎戦

土曜日の市民球場でのカープ対タイガース戦…せっかくライトスタンドに座ったんだから、今回だけは少しだけカープ寄りに書いてみたいと思います。

今回は言うまでもなく恒例(爆)の鯉人くんと、山梨から我々の”心の友”あったか坊主さんとその家族をお迎えしての観戦。どちらもカープファンだし、タイガースファンのオイラがカープファンのど真ん中で…っていうのもほんの少しだけ複雑だったけど(笑)、まぁいいや。それにこの日は『RED STORM DAY』。自分も今まで老朽化が進みながらも頑張ってくれた市民球場に感謝の意も込めて、赤い”奥田民生Tシャツ”を着て観戦。五回終了後に『野球場へ行こう』に合わせて、入場の時にもらった赤いポスターを掲げる。

試合に話を戻すと…先発はカープ・斎藤、タイガース・安藤。カープはクライマックスシリーズへ出場するためには今後の一戦一戦が勝負だし、何度もマジックを消してしまっている５連敗のタイガースだってもちろん負けられない。
タイガースは一、二回に１点ずつ取ったけど、現状の貧打ではなかなかセーフティリードまで点差を広げられない。案の定、四回にひっくり返される。対してカープもランナーが出てもあと一本が出ない。六回に同点に追い付かれ、安藤降板後はアッチソン、藤川、久保田といった鉄壁なタイガース中継ぎ投手陣に抑え込まれてしまい…そのまま試合は延長戦へ。十二回表、カープにとっては負けのなくなる寸前で鳥谷にタイムリーが飛び出し、タイガースに決定的な２点が入って…おしまい。でも緊迫したナイスゲームでした。

そしてこの日は総力戦だったから、カープファンの二人にとっては思いの深い選手が途中出場した。「代打・緒方」がコールされた時、鯉人くんは本当に泣きそうになっていたし、坊主さんの同郷の大島が延長十二回に登場した時は感慨深そうに「高校の時以来だ…」とつぶやいていた（大島は残念ながら負け投手になってしまったけど）。

自分にはもう、よほどの時間の余裕が手伝ってくれない限り、ここで野球を見ることはできない。カープファン…そして野球ファンにとってかけがえのない広島市民球場。いろんな思い出をここへ置いてきた。きっといつかまた、何らかのカタチで取りに戻るよ。