どこか旅行へ行きたい

先日、ふらっと本屋に寄った際「…そういや最近、旅行に行ってないよなぁ」と思いながら、国内外問わずに旅行雑誌を立ち読みしていたんだけど、一冊だけ大きな時刻表があったので手に取った。そしてほんの少しだけ迷ったけど、それを購入した…５年振りくらいかな？家に戻り、物置きを掃除していてファミコンと一緒に出てきた、１７年前の時刻表（「ゴミに出そう」と雑誌と一緒にひもでくるんでいた）も出して見比べてみる。

このブログにもチラチラ書いてるし、今さらだけど…自分は「鉄ちゃん」であります（恥じらうものもないので）。「鉄ちゃん」は時刻表を眺めているだけで一日を過ごせる…という通説があるけど、自分もそんな一人であります。「普通列車で北海道から九州まで旅行したら…」とか「アイツの住む街へはここの駅で乗り換えて…」とか「会ったことないけど、あの人がいる街へは何時間かかるのか？」といった風に、脳内のみで楽しむ（笑）。結構面白いんだけどね。こないだの休日はまさにそんな過ごし方でした。

１７年前の時刻表…当然のようにダイヤは全く違う。当時はやけに夜行列車と急行列車が多かったり、新幹線にはまだ食堂車があったり。そして何といっても東海道・山陽新幹線は『ひかり』『こだま』のみ…『のぞみ』はまだない。今や新幹線といえば『のぞみ』が確固たる存在となっているから、思えば不思議だ。

これもきっとどこかで書いているんだろうけど、自分は鉄道で旅行するのが好きです。当然ひとり旅。”自己陶酔だ”と言われればそれまでなんだけど、自動車では味わえない「やっぱり自分は旅に出ているんだ」って実感する瞬間があるから。手の中にある乗車券、車内でやたらと話し掛けてくるばぁさん、間違えて降りた小さな無人駅のプラットホーム、コンコースで食べる大して美味しくないうどん…他愛ないところに、そんな”スパイス”がこっそりと詰まっている。

そして強く思うこと…仕事や家庭もあるけど、時間が許されるのなら、やっぱりどこか旅行へ行きたい。