世界遊戯博物館ブログ

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大二札の遊び「数取り」

2012年12月27日 | 日本のゲーム

双天至尊堂・大二札の付属解説書に書かなかった「数取り」という遊びを公開します。

百人一首や犬棒かるた系の簡単な遊びなので、お正月に遊んで頂けたらと思います。

数取り

参加人数・4人

大二札の1と4の特殊札を除いて、鬼と地蔵を加えた40枚で遊びます。
座布団の周りに車座に座ります。
親は札を均等に配り切り、各自10枚を手札にします。
手札は各自、見てはいけません。札を出す時も札は見る事は出来ません。
親から「1」と言って札を表にして出していきます。
右隣の人は「2」と言って札を表にして出していきます。
右隣の人は「3」と言って札を表にして出していきます。
右隣の人は「4」…
という感じに数を数えながら反時計周りに札を出していきます。
数える上限は15または20までです。上限を超えたら、また1から数えます。
その中で、数えている数と、場に出した札の目数が同じ場合は、取ることが出来ます。
札は、誰でも取る権利があり、早いもの勝ちです。
このとき、札を取った人は、場にある札を全部取ることができます。
取った札は、自分の手札に加えて、よく切ります。
札を取った後は、札を取った人から同じように札を出していきます。
お手付き(数を間違えて取ってしまった)した人は、罰として、手札を参加者に1枚ずつ渡します。
場に10枚出しても、取れる札が出ない場合は、札をよく切って各自に戻します。
誰かが手札を無くしたら終了ですが、手札が無くなった人が出て、場に札が残っている場合は、手札を無くした人を除いて続行し、誰かが場札を取ったら終了となります。
最も手札を取った人が勝者となります。
各自手札の枚数を数え、勝った人に手札枚数の差額点を渡して清算します。

特殊札
鬼札…数えている数に関係なく、出された時点で誰でも取ることが出来ます。最後一枚の手札が鬼札の場合は、そこで終了となります。この時、最下位の人は、1枚獲得したことになります。

地蔵札…地蔵札が場に出たら、地蔵札の下の場札を全て参加者に戻します。札は地蔵を出した右隣から1枚ずつ受け取ります(地蔵札は、必ず出した人の右隣の人に渡されます)。
場札は、地蔵を出した人の右隣から順番に受け取れます。
地蔵札は出されたら取ってはいけません。
地蔵札を取った人は、お手つきの対象となり、自分の手札を各自に1枚ずつ配ります。
お手つきの処理が終わった後は、地蔵を出した右隣から1枚ずつ場札を受け取っていきます。
地蔵札は3回出たら、場の外に除外され、使用されなくなります(仏の顔も三度まで)。

※札はカルタらしく、座布団の上にぺしっ!と勢いよく打ち付けましょう。

「双天至尊堂・大二札」

伝統ゲーム紹介「大ニ」編
https://www.youtube.com/watch?v=NkIGY6yuKgM


双天至尊堂カルタ・小松札/大二札販売

2012年12月11日 | 日本のゲーム



双天至尊堂製作の骨牌(カルタ)・「小松札」「大二札」を入手したいという方からの要望が多く、ネットでの販売体制を整えたく思っています。

しかし、WEB製作の環境が変わった(テーブルで組めなくなった)後にHPの製作が滞ってしまい、新バージョンのソフトを入手して一から勉強し直さないとページが作れない状態となってしまいました。

だからといって、そのような悠長なことも言っていられないので、まずこのブログで販売しようと思います。

双天至尊堂・小松札

双天至尊堂・大二札

販売値段は、「小松」が¥2500、「大二」が¥2200となっています。

ゲームマーケットでは入場料を考えて値段を特別価格にしておりますが、ネットでは正規価格で販売したいと思います。

どちらも12Pの解説書付きです。

解説書には「小松札」の「かっくり・ジュウダン・シリンマ」、「大二」の「くじゅろく・京カブ」の遊び方が、その歴史背景と共に紹介されています。

送料は全国一律500円のレターパックを使用してお送りしようと思います。

ご希望の方は、以下の連絡先に氏名、住所、希望の個数などを書いて頂ければ、振込先をお教えしますので、振込が確認でき次第、商品をお送り致します。

当面はこのような感じで、何卒よろしくお願い致します。

※現在は、「世界のゲーム販売」で取り扱っています。