世界遊戯博物館ブログ

世界遊戯博物館の別館です。

骨牌製作続報

2012年09月14日 | 日本のゲーム

現在、2012年11月18日(日) に開催されるゲームマーケットに向け、日本の伝統的な骨牌(かるた)を製作しています。
札と箱の製作は大体終わりました。

箱はこのような感じになります。

札について、紋標(スート)の識別が困難な絵札には、伝統的なデザインを損ねない形で、判りやすいように紋標を入れました。


解説書は中綴じ冊子のフルカラーで、大二が「くじゅろく」と「京カブ」の解説で8頁、小松が「かっくり」と「ジュウダン」の解説で12頁となっています。
どちらも図版入りで、非常に判りやすいルール解説書になっています。

この解説書は実用的であるだけでなく、資料としても非常に価値があると思います。
別売りにしてもよいくらいなのですが、それぞれの札に付属する形で販売します。

値段は、札の品質と詳細な解説書付きでもう少し高値にしなければ元は取れないのですが、ゲームマーケットでの特別価格と骨牌の普及を考え、大二が2000円、小松が2200円と設定いたしました。

ゲームマーケット後の販売経路を含め、現在、色々と検討しております。

※現在は「世界のゲーム販売」で販売しております。


三鷹国際フェスティバルで世界のゲームを紹介

2012年09月03日 | 世界のゲーム

2012年9月23日に開催される第23回三鷹国際フェスティバル(10:00~15:30)で、世界の盤上遊戯を体験できる催しをゲーム仲間と共に担当することになりました。

井の頭公園の西園で行われるこの催しでは、各国の料理と共に、世界の盤上遊戯を遊ぶことができます。

今回の要請は、西アジアとオセアニア、ヨーロッパ、アフリカ地域のゲームを紹介してほしいというものでした。

紹介予定のゲームは、オーケイ、マンカラ、スラカルタ、ムトレレ、各地域のドミノやチェッカー、バックギャモン、ラミイキューブ、そしてヨーロッパのドイツゲームなどです。

そこで、実物のないスラカルタとムトレレの盤を製作しました。

スラカルタはインドネシアのゲームで、今回の該当地域ではないのですが紹介されることになりました。
画像はスラカルタの別案。合計2種類製作しました。

■スラカルタの盤
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/3a/463811a9d94ebce4c2f65d41304701d1.jpg
ムトレレは、ニュージランドのマオリ族が、1912年にイーストケープ地方で遊んでいたとされるゲームですが、起源や伝承的にどうも眉唾的な感じがするのですが、事実はどうなのでしょうか。

■ムトレレの盤
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/a8/f1ed4d69b05e18bbbbc32bcf05270a81.jpg

これらのゲームは、すべて三鷹国際フェスティバルで遊ぶことが出来るので、ご興味のある方は9月23日に井の頭公園の西園へ是非ともお越し下さい。