世界遊戯博物館ブログ

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幻のすんくんかるた

2010年02月16日 | 日本のゲーム



2月6日の土曜日、三百年ぶりに「すんくんかるた」が再現されて遊ばれるということで参加してきました。

「すんくんかるた」は、「うんすんかるた(写真画像)」から派生したものです。
48枚の「天正カルタ」から生まれた「うんすんかるた」は、「イス(剣)・コップ(聖杯)・オウル(貨幣)・パオ(棍棒)・グル(巴)」の5紋標(スート)が15枚ずつ、合計75枚あります。

「うんすんかるた」から生まれた「すんくんかるた」は、さらに「矢」の紋標と、ジョーカーの役割を果たす特別なテンカの札が加わった6紋標×16枚+1(特別テンカ)の97枚構成となっています。

「すんくんかるた」を遊ぶ前に、この方面に詳しいゲーム仲間の健部さんが、講師として「すんくんかるた」の歴史と考察を詳しく講義してくれました。
講義が終わり、健部さんが再現した手作りの「すんくんかるた」を使用して、手札12枚の「八人メリ」を4ディール行いました。

札の強さは、スートによって異なるのですが、手作りの「すんくんかるた」は、強さが判り易いように数字でランクが記されていたので、非常に遊びやすかったです。

幻の「すんくんかるた」を三百年ぶりに遊ぶ機会を作って下さった健部さんに、改めてお礼を申し上げたいと思います。