まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

筑後吉井 蒼のタイル

2020-06-26 23:19:57 | ディテール
2020年2月の筑後吉井の続き。


筑後吉井のまちの道はだいたい歩いたし、5時前になって薄暗く雨もパラパラ降ってきたので、もう
打ち止めにして宿へ向かおうか。。。しかし今日はお昼を食べ損ねたし、ちょっとお茶でも飲んで休憩したい。
駐車場の近くにあって目をつけていた、いい感じの雑貨屋兼カフェ、蒼へ行ってみる。


古民家をリノベーションした店で、靴を脱いで上がると店内にはアンティークの器や天然素材のテキスタイル
などがセンス良く並べられている。う〜ん、素敵。


まだお茶できますか?と厨房にいたお姉さんに声をかけると、「すみません、5時までなんで・・・」
えぇーっ(涙)


雑貨を見ながらちょっとお話ししていると、哀れに思われたのか、「30分くらいだけでしたら・・・」と。
ありがとうございます!


紅茶とガトーショコラを頼んで、待っている間に裏庭を何気なく眺めると、、、あわわわ、あれは!?
本業タイルじゃないの!!草むらに打ち捨てられたように大量のタイルが置かれていた。


あ、あのーっ、あれはどこにあったんですか!?たまらず厨房に声をかけると、お姉さん、
「あぁ、あれはトイレの壁に貼られていたんです。リノベーションしようと剥がしたんですけど、
裏にモルタルがついていて使えなくて・・・」


ひゃ~~っ。庭に降りて見に行ってみると、確かに裏のモルタルごと大きなかたまりになっている。
剥がそうとグラインダーで削ったりもしてみたが割れたりしてうまくいかなかったとか。。


きれいに取れた2枚だけ、トイレに貼ったんです、と、わざわざトイレまで案内してくれた。


おぉ~、素晴らしいセンス!!シンクや水栓もレトロな雰囲気のものを使ってあり、タイルが生きているね!


そして使えなかった本業タイルの代わりに、外国製のタイルを壁に貼ったのだとか。これもまたグッド!!

この建物はもと料亭で、廊下の床板などに赤い色が残っているのがその名残だと言う。へぇ~~!
今はガランと空いている横の庭の方まで棟が続いていたらしい。
自分たちで少しずつリノベーションしているのだとか。楽しそうだな!

美味しい紅茶とガトーショコラを味わいながらおしゃべりしていると、「タイル持って帰ります?」と。
えええ~~っ?「きれいにバラけているのがあればいいんですけど・・・」
靴を履いて一緒に庭に出ると、うわぁ、こっちにもまた山積み~~~

そしてお言葉に甘えて1枚頂いたのだった(笑)
あぁ、30分だけのつもりがすっかり長居してしまった。。。お姉さんも結構タイル好きみたいで(笑)
閉店時間なのにすみません、ありがとうございました。
いや~、最後まで楽しい筑後吉井のまちだったなぁ!

今宵の宿は、原鶴温泉であるが、車で筑後吉井駅の木造駅舎を見に立ち寄る。


夕暮れの筑後吉井駅。


駅の向こう側にはサイロみたいなのがあるな・・・気になるが、今日はもう日が暮れる。


駅の近くには古い建物もあった。


古い病院のカッコイイ建物。


続く

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