まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

横浜のタイル建築めぐり4 横浜開港記念会館

2019-01-16 23:05:45 | 建物・まちなみ
横浜の続き。

さて横浜と言えばここ、横浜開港記念会館。さすがに観光客が多い。
横浜開港50周年を記念して建てられた公会堂で、1917(大正6)年に竣工。全身に白いボーダーをまとった
ハデハデな辰野式レンガ建築だが、辰野金吾が設計したわけではなく、横浜初のコンペによる案をもとにしている。


高々とそびえるスリムな塔屋は「ジャックの塔」と呼ばれて親しまれているという。しかし何でジャックなの?


エントランスの上には大きな半円窓があり、時計の文字盤のような意匠が。


ここにもタイルがあるというので、さっそく入ってみよう。




おぉ、エントランスホールの中央部の床に無釉モザイクタイルの宝相華。華やかだな!
・・・しかし、人がいっぱいでタイルの写真もなかなか撮れないほど。。。


ずんずん進み、奥の階段の踊り場のステンドグラスを見る。宇野沢組ステンドグラス製作所の作で、
関東大震災で焼失したものを1927(昭和2)年に復元して作られたもの。


ステンドグラスは6分割され、全てで1幅の絵になる。開港記念らしい力強い帆船のデザイン。
使われているガラスは複雑に色が重なり、特に海の部分の緑~青の色合いが美しいな!






一番上の写真の中央部にあるドームの乗った低い八角形の塔屋。こちらもエントランスになっていて、床には
いちめんに無釉モザイクタイルが。




裏手の階段は比較的シンプルで、表側とはお金のかかり具合がかなり違うな!それでも手すりの控えはこんな
優雅な曲線で十分美しい。


階段は鉄製で、リベットでささらに固定してあるのがわかる。ぶつぶつリベット!!


そして2階、時計の文字盤デザインの窓の内側には、また見事なステンドグラスがあった。


中央には向かい合う鳳凰。ひし形のマークは何だろう??と思ったら、横浜市章の「ハマ」マークだそうで
(関東の人には常識だろうが・・・)、カタカナの「ハ」「マ」がデザインされているとか。


左側には「呉越同舟」、右側には「箱根越え」と名づけられたステンドグラスがはまっている。


これらは皆、開港150周年記念事業として平成20年に大規模な補修が行われたといい、ガラスも取替え
られている。オリジナルは保存されており、一部展示されていた。


これ笑ってしまった!!かわいすぎる~~




他にも見どころは満載の建物なのだが、まぁなくなることはないだろうから、さらっと見るだけにして次へ行こう。


続く

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