まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

ホーチミンへタイル寺を見に行く 2

2019-12-01 23:42:55 | ディテール
GWのホーチミンの続き。



スリ・タンディ・ユッタ・パニ寺院
は、外側にタイル敷きの回廊のようなポーチがぐるりと回り、中央部が一段高くなっている。
ヒンドゥ教についてもヒンドゥ建築についても全く知識がないが(汗)、ちょろっと検索してみたところでは、
白タイル貼り柱の林立した場所が「拝堂」、その正面にある祭壇が「聖室」と言うようだ。
聖室は神様がいる場所なので華やかに飾られているが、拝堂は人々が祈る場所だからシンプルな白タイル・・・ということなのだろう。

※これまで「ヒンズー教」と書いていたが「ヒンドゥ教」の方が一般的みたいなので、今後はヒンドゥ教と書きます。

外側をぐるっと一周回ったので、聖室を見てみよう。


ポーチ床のセメントタイル。


聖室の中に神様がおられる。両脇に祠があり、左にシヴァ神、右にヴィシュヌ神が控えている。
聖室の入口の上には「LORD SRITHENDAYUTHAPANI」と書いてあるので、
お寺の名はここのご本尊の名前なのだな。


入口のまわりや、両脇の祠もタイルだらけ。。。


凹凸がある分使われているタイルの種類も多く、複雑に入り組んだ形に合わせて細かくタイルを貼り分けてある。
濃密~~~




クリシュナ神の祠は、壊れてしまったのだろうか、本物のタイル貼りではなく木の板で作って模様をペイントしたような感じ。


そして、聖室と外側の壁の間に内側の通路があった。ここはまるで洞窟の中のように暗く、静謐な回廊。
しかしこの壁もまたオールタイル貼りである・・・!
マラッカで見たヒンドゥ教寺院はもう少し規模が小さくオープンなポーチの部分がなかったが、やはり同じように
聖室の回りを通路がぐるっと回る構成だった。あそこもタイルがたくさん貼られていたな。


外側の壁とはまた違うタイルが使われているが、台湾で見たことがあるタイルが多い。


薄暗くてブレないように息を詰めて集中・・・これはある種の精神統一か(苦笑)












この回廊には壁にレリーフやコーナーに小さな祭壇があり、そこにもまた神さまが祀られているようだ。
人々はそれぞれの神様に祈りながら回廊を回って歩く。






いったい何種類のマジョリカタイルが使われているのか、何枚のタイルが使われているのか・・・


台湾でよく目にした中国の吉祥模様のタイルも使われているというのは面白いな!
ヒンドゥ教だから中国文化は関係ない。もはや単なる模様の一種として使われているのに違いない。


大正時代から昭和初期にかけて日本製のマジョリカタイルが世界中へ輸出されたという話は何度も聞いて知っているが、
この建物を見ると、お寺1軒建てるのにこれほどの量のタイルが必要で、日本のタイルメーカーにはこんな規模の
注文が世界中から舞い込んで来たのだということ、そして製造・出荷に追われていた当時のタイルメーカーの景況を
リアルに感じられる気がした。


ただし、ホーチミンではマジョリカタイルが使われている建物はここ以外にほぼ皆無だった。
一方、インドでは建物にマジョリカタイルが大量に使われていると聞く。
(ヤフオクで売られているマジョリカタイルはインドからが多いらしい)
このユッタパニ寺院はタミル人が作ったという話であり、インド式をまるまる持ち込んだのではないかと想像する。


ポーチの外側の庭に建つ建物に祀られていた神様。この祠と卓も総タイル貼り。あぁもう圧巻のユッタパニ寺院であった。。。




すっかり長居してしまった。2時間ぐらいいたかも知れない(笑)。まぁこれがホーチミンに来た目的だったので。。
最後に門番のおばちゃんからろうそくとお線香を買い、神前にお供えしておいた。
長時間おじゃましました~~

・・・と言いつつ、滞在中にもう一度訪れた私たち(爆)

続く

コメント   この記事についてブログを書く
« ホーチミンへタイル寺を見に行く | トップ | ホーチミン美術館 »

コメントを投稿

ディテール」カテゴリの最新記事