まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

南海フェリーの船旅

2020-10-19 23:19:30 | 川・橋・船
今年8月の香川の旅の続き。

讃州井筒屋敷をあとにして徳島行きの列車に乗る。このあと徳島で少しうろつこうと考えていたのだが、
暑くて何かバテてしまった。。。早いがもう帰ろう。
徳島駅で港行きのバスの時刻を見るともうすぐ来る。しかしフェリーの時刻にギリギリだな・・・
バスの運ちゃんに聞いたら「うまくいけば」だと(汗)。乗れなかったら港で2時間ぐらい待ちぼうけか・・・
しかしここで2時間うろつく元気もない。えーい、行ってしまえ!


10分前にターミナルに駆け込んで無事間に合った。。。電車に乗るように乗れるのは、近距離フェリーのお手軽さ。


南海フェリーは南海電車の「鉄道連絡船」で、和歌山港と徳島港を2時間~2時間15分で結んでいる。
徳島港のアクセスはバスしかないが、和歌山港は南海電鉄「和歌山港駅」から直結しているので便利。
しかも、「好きっぷ2000」というきっぷが通年販売されていて、フェリーと南海電車あわせて2千円で乗れるのだ。
そのきっぷは徳島側からでも買える。予約なしで割引料金で乗れるのも気楽~~


停泊中のフェリーあい。
近距離だけど結構大きいな!ジャンボフェリーよりも多い一日8往復しているのだから、需要の高さが知れる。
確かに、神戸~高松はちょっと遠回りだが明石海峡大橋や瀬戸大橋経由で行けないこともない。
しかし和歌山から徳島だと遠回りになりすぎるもんね。加太から由良に渡る橋とかができない限り安泰だ。
このフェリー「あい」は、「I」、「愛」と、「藍」をかけてつけられた名前らしい。
徳島は藍の産地。藍色のラインが爽やかだね!!


デッキに出て離岸のときを楽しむ。






おや、橋を架けているのか!?海を渡る橋ではなく河口を横断する橋のようだな。
検索してみると、四国横断自動車道の一部で全長500mの新町川橋(仮称)らしい。


さすがに2時間はあっという間。徳島の陸が見えなくなったと思ったらもう和歌山の陸が見えてくる。


赤いアーチの紀の川河口大橋(みなと大橋)が和歌山港の目印。周辺は工場地帯が広がっている。


簡素な桟橋。松林の手前には空中通路でフェリーターミナルと結ばれた和歌山港駅が見える。


こんなタワー型のブリッジ、かなり年季が入っているな!横位置をぴったり合わせてブリッジを架ける作業をデッキから見物。


南海電鉄、南海フェリーが併記された和歌山港駅。
ここからかつては水軒駅まで線路が伸びていた。昔ここから水軒駅までたどったことがあったな。→「寂しき水軒駅跡


水軒駅は1971(昭和46)年に開業、木材輸送を目的として設置されたものの、2002(平成14)年に
廃業するまで一度も貨物列車が走らなかったという、何とも寂しい運命。。。
今は和歌山市駅~和歌山港駅のわずか2.8kmのみが「和歌山港線」として残っている。


南海フェリーが運航する限り、和歌山港駅も存続し続けるだろう。共存共栄してほしいなぁ!


おわり。

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