まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

湯之島館 家族湯のタイル

2020-04-25 22:17:18 | ディテール
湯之島館の続き。

今回楽しみにしていたのはやっぱり家族湯。温泉好きな私だが、今回は実際に入浴することよりも、その空間!!
湯之島館は表から見ると堂々たる三階建ての和館が立ちふさがっているが、裏手の斜面に三層の洋館がある。
その洋館の半地下に4つの家族湯があり、宿泊者なら自由に入れるのだ。階段の踊り場からこの暖簾をくぐると・・・


あぁ、変わっていない!トイレがありちょっとしたロビーのようなスペース。そこからまっすぐ続く廊下に面して
家族湯の4つのドアが並んでいる。床も壁もタイルに埋めつくされたタイルパラダイス!!


この床!!無釉の色土モザイクタイルが敷き詰められているのだが、7色使いの連続模様がリッチで華やか!!


トイレ前の造りつけベンチがもうとびきりの素敵さ。お花を飾る心遣いがうれしいね!!


壁のタイルは二丁掛の布目タイル。縦目地を取らず横目地を広めに取ったストライプ模様がクール!
窓枠やドアの周りには緑釉の布目タイルの役物をあしらって。色むらがいい味~~




トイレ前のガラス棒のスクリーンがまた素敵なのよ~~


お風呂上りに休憩したり、家族湯の空き待ちするためのコーナー。タイルで縁取られたニッチの棚が絵になるなぁ~~


家族湯の前の長い廊下。銀嶺泉、不老泉、七宝泉、玉之井泉、という4つの家族湯があり、それぞれ2~3人サイズの
小さな浴室に6畳くらいの広さの脱衣室が附属する。




夕方館内散策したときには誰も入っておらず、各泉さらっと偵察した。浴室はそれぞれに趣向が凝らされ、脱衣室もまた
洋室だったり畳敷きだったり。脱衣所と浴室の間にはまっていたアールデコ風のステンドグラスは、銀嶺泉だったかな!?
色数は少ないが、宝石のようにカットされたガラスが入っていたりしておしゃれ!




廊下のもう一方の端には上へ上がる階段が。


丸窓を囲むネオンが妖しい光を放つ。これだけちょっと雰囲気が違ってちょっと意味不明(苦笑)


いちばんお気に入りの七宝泉に入ろうと夜遅くに一人で行ってみたら何と、4つの家族湯はすべて使用中。
えーっ、しまったな。。。
予約システムなどはなく、席を外していると後から来た人に入られてしまうので(汗)、廊下のラタンチェアで待つ。
15分か20分ぐらい待ってようやく空いた。。。


浴室の腰張りに貼られた赤紫色の布目タイルにしびれる!そして腰から上は長方形の豆タイルがみっしりと!!
ちょんちょんと散らした青いタイルがリボンみたいでかわいい~~




辰砂の赤紫になまこ釉をのせたような色。それともこれは均窯なのか。どこかで見た覚えのあるタイルだ。。


細かい凹凸の柱形の部分は、役物は使っていないが丁寧にタイルをカットして貼ってある。


天井にも白い豆タイルがびっしりと!しかも矢形のデザインになっている。ほほぅ~~


一人で堪能~~

続く

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