プンプイ的生活

ウワンな 【プンプイ@オーサカ】 がお届けする
 分かる人にしか分からない少々マニアックなタイ専門のブログですが。。。

ルークトゥン魂

2004年11月13日 | ★プンプイ的タイ音楽★
日本では、ルークトゥンを 『タイの演歌』 と紹介する事が一般的です。
確かに的を得た訳ではあると思います。 しかし、ルークトゥンが日本の演歌と決定的に違う部分は 『ダンスミュージック』 である事です!
あなたは演歌で踊れますか?

タイ人は何処であっても、ルークトゥンのリズムが聞こえれば必ず踊り始めます! 老若男女だれでもです!!
日本であれば演歌なんて若い子は聴きませんが、タイでは誰でも 『ルークトゥン魂』 を持っていて、このリズムがあれば若い子も大喜びで踊りだします。
ピーバードがルークトゥンを取り入れて大成功したり、フライのイートがルークトゥン歌手に転校したり、マイがプンプアンをカバーしてヒットするのも頷けます。 ポップスであっても、ルークトゥンのリズムが刻み込まれた歌は沢山あります。
実際にハードロック以外のライブでは大半の歌手が1曲程度はルークトゥンを歌っているのではないでしょうか!? また、ライブでは客席と一体となって踊り、非常に盛り上がります。
ピーバードだって、セークと一緒の 『ロック』 がテーマのコンサートなのに、『今日は外人のお客様も多いので、ここで1曲外国の歌を歌います。 イタリアンソングです。』 と言って、ジャジーなピアノの音が流れ始めた後に、いきなり 『ペンフェ~ンコン ジョントントン ノイノ~~ン』 って、ルークトゥンですよ! これは彼流のジョークだし歌詞の内容とバードとのギャップでも笑えるのですが、それこそ子供から老人まで一緒になって楽しそうに踊っています。

私は元々 『イサーン料理』 が好きであった事からも、ルークトゥンの故郷であり、その原型である 『モーラム』 を求めて、しばしイサーンにも旅して、イサーン語も勉強中です。 イサーン人の気質が関西人に合うのか、私が特殊なのかは分かりませんが、今では日本でもタイでも友人の大半はイサーン人です。
久しぶりにイサーンに行きたくなって来ました。 屋台でソムタム食って、『カーフェー』 でメコンのソーダ割りを飲みながらルークトゥンを聞くのもいいし、公園で風に吹かれながら野外ののど自慢大会もたまにはいいなぁ~

って事で、T-POPファンであっても、ルークトゥンを聞かなければ語れませんよ!!!
でも、CDで聴くのではなく、是非タイに行って体験して下さい!!!