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定休日:月曜&火曜

スペイン旅行記 その12 マドリッドへ

2016-06-04 18:45:24 | 

  5月17日(火) スペイン(グラナダ) 8日目。

 

あぁ・・・ とうとう グラナダともお別れだ・・・

 

 私の化粧台も乱れてきた。

 

 相変わらず、家主の洗濯物はずっと干されたまま。

 

今日で4日目ですが、いつまで干すんでしょう?

ここ グラナダはカラっとした気候なのに、ここだけが湿気ってるんじゃない?

 

この旅の初日・二日目は 「一人旅は淋しい (T_T) 」 と肩を落としてた私だけど、女心と秋の空。

今では、日本に帰りたくなーい!

そんな傷心の朝、昨日買った朝食用のパンはあるけど・・・ 食欲がない・・・

喉の奥が閉鎖されてるみたいで、なにも受け付けない。

 

なのに! 出てきたぞ!

昨日 家主に渡したチップの効果がまだ続いてるどー

全く食欲がないのに、どうしましょうー (T_T)

 

  ピザトーストとフレッシュジュース。

 

とろけるチーズの下には、

 

 もじゃもじゃスプラウトが、たーっぷり。

 

栄養価の高いトーストです。

残すわけにはいかないので、通らない喉に無理矢理 押込む! 押込んで・押込んで・押込むむむ

 

家主は私に朝食を支給した後、

「鍵はテーブルの上に置いて帰ってね。」 と言い残し 出勤。

最後のお別れなので、お礼をちゃんと言って、家主を玄関で見送るよ

 

昔、こんなテレビがありましたよね。

海外のおうちに1週間くらいステイさせてもらい、帰りには抱き合い、涙・涙でお別れする番組。

なんて番組だったかな~

私もそんな感じで、家主と涙・涙・・・のお別れをするんだろうと、出発前から勝手に想像してました。

現実はそうじゃないんだな~

お互い 涙ぐむことなく、あっさりとお別れ

 

問題はここからです。

 

  7泊お世話になった我家を背にし、

 

最後はお父さんとのお別れ

毎日ギター工房に通うのが楽しく、ドアを開ける前からウキウキのスキップ状態だったけど、

今日はひとしお、重い足取り。。。

 

 「10:30に出勤してね!」 と昨日約束し、

 

私はその5分前の、10:25に到着。

扉を開けると、お父さんがいない!

息子さんしかいない!

息子さんは後継ぎなんでしょう。

何回かここでギター作りをしてる姿を見たことがある。

でも息子さんは、とっても愛想。

声を聞いたことも、笑顔を見せてもらったこともありません。

これは私だけにじゃなく、お父さんのお友達など、誰にでも愛想がなかった。

しかし、男前・・・(^^)

 

イタリアの男性みたいに チャライのは嫌いだから、このくらいでもいいか。。。

でもいいか。。。って私が決めることじゃないか。

 

お父さんがいないので、すごーく心細い。

お父さんはもうすぐ来るだろうと ぶっきらぼうに言うので、待たせてもらいました。

 

10:30 ジャスト!

お父さんがドアを開けて出勤!(^-^)

既に待っる私の顔を見て、自分の腕時計を確認したお父さん。

自分が遅刻したわけじゃないんだって顔をしてました。

スペイン人でもちゃんと時間を守ってくれるんだー♪ って嬉しくなる私 (^^)

 

淋しさのあまり、なんだか ギクシャクした時間が流れる。

口数 少なし・・・。

刻一刻とマドリッド行きのバスの時間が迫ってくる。

時間はとまらない。

 

「1年か2年、また会いに来るからね それを伝えるのが精一杯。

「1年か2年だね。」 待ってるよとお父さんは優しく、寂しげに微笑む。

 

その後は、あのテレビ番組のテーマソングが流れ、ナレーションが始まり、

重いスポーツバッグとウクレレをしょった私の後ろ姿です。

 

ギター工房に後ろ髪を置いたまま、それでも振り向かず真っ直ぐ歩きました。

抜け殻のような体をひきづり、私はマドリッドへ向かいます。

 

  グラナダに着いて、不安ながら最初に乗ったバス。

 

 

 

7日前に到着したバスターミナル。

7日前と同じはずなのに、全く違って見えるよ。

 

  

 

また来るからね、グラナダ。

 

 

 

胸がつまる・・・

 

 

 

何を見ても感動はない。

 

 昨日買ったパン、2個。

 

食欲がない。

 

 でも、空は高い。

 

 

 

 久々に見た、闘牛の看板。

 

 グラナダは遠いなぁ。

 

やっと長距離バスがマドリッド市内に到着したが、

次は何に乗ればいいのか、全くわからない。

そういう大事な事を調べてない私。

 

 

 

親切な人が切符売り場まで連れて行ってくれ、無事 列車に乗れた。

 

 18:15 首都マドリッドの玄関口、アトーチャ駅に到着。

 

  

 

ここからは、原始的なマイコンパス。

 

 今日のホテルは駅の北西だから、そっちの出口から出る。

 

 アトーチャ駅 正面。

 

 対面

 

 インフォメーション みっけ♪

 

マドリッドMAPをもらい、ホテルの位置と明日の為の空港バスの乗り場を教えてもらった。

 

 駅から1キロ弱の安ホテル。

 

 荷物が重いので、まずはチェックイン。

 

目印の小さな看板。わかりづらい。

 

 ストリートに面した玄関ドアには鍵がかかってるので、

 

ベルを鳴らし、内側から鍵を開けてもらう。

 

  見かけに寄らず近代的なエレベーターだが、

 

私と荷物だけで満ちん。

フロントは2Fらしい。

相変わらず、日本の1階が0階なので ややこしい・・・(;一_一)

 

今宵は 1泊 30€ のシングルルーム。

安いのを見つけたので 日本から予約していた。

 

 グラナダの部屋より明るい♪

 

 バスタブに栓もあり、タオルも臭くない

 

こんな普通の事が、やけに嬉しい。

 

この質素だけど、普通のホテルが嬉しかった。

異常に快適に感じる。

 

 騒音に目をつぶれば、窓からの景色も昨日までの中庭より開放的でいい♪

 

 しかし、私の難関はいつも鍵・・・

 

ひとつは、ストリートに出る玄関の鍵。

ひとつは、この3階フロアーのエントランスキー。

最後に、私の部屋の鍵。

 

 この3Fフロアーの鍵が超ムズカシイ・・・

 

ホテルの人に何回も教えてもらったけど、不器用モンには厳しかった。

私は泥棒になれない。

 

  3F 共同スペースに、WiFiのパスワードが貼ってあるが、

 

  何回入力してもうまくいかない。

 

ほんとに私って、何をさせても不器用モン。

15分が経過。まだつながらない・・・

暑くもないのに、汗が噴き出す・・・

もういやや!! でけへん!!

でも、これがないと相方と連絡が取れない。心配するだろう。。。

 戦いは続く。

私の隣の部屋から、優しそうな黒人男性が出てきた!

これを逃してはならぬ!

可愛く微笑み(私が)iPhone をゆだねた。

その人も一度は失敗したが、2度目には成功した!

ありがとー

世界中、いい人ばかりだ (^^)/

 

  重いスポーツバッグを置いてきたので身軽に歩く。

 

明日乗るべき、空港バスのバス停&時刻をチェック!

これに乗り遅れると、帰りたくないけど 帰れない。。。  それもいいか?

 

 おっ、ストリートミュージシャンですな。

 

椅子付きリュック。

これでどこでも弾けるんだ。

弾ける人はいいよなー。

 

 レンタル電動自転車が街のアチコチに設置されてる。

 

 有名な「生ハム博物館」

 

マドリッドに何軒かあるみたいで、混みあってる。

博物館と言っても勉強目的じゃなく、BAR・レストラン・お持ち帰り・みたい。

もう生ハムには興味がないので、ブログ用の写真だけ。

 

        

 

今回、翌日のフライトの時間調整のため、仕方なくマドリッドに一泊。

根本的にマドリッドには興味がありません。

こうして晩酌の場所を探してるが、「もうどこでもいいや・・・」と 少し投げやりな気分。

 

 20:20 ここでいいや。

 

 

 

 今回初めて大ジョッキーを頼んだ。

 

店員さんに「大きいの?」と聞かれたので、大ジョッキーの存在を知った。

いつもメニューを見ないで注文するから しょうがないよね。

今までのグラナダの店でもあったんだろなー

次回来る時は、聞かれなくても「大きいの」を頼もう♪

 

今夜はこれを 2つ頂戴しました

 

生トマトは日本の方が美味しいけど、オリーブはさすが本場! 絶品!!

めーーーちゃ! おいP~ヽ(^。^)ノ

 

   タパスの横に並んでた、生のポークを指さし注文した。

 

塩コショウで焼いてくれるのかと思ったら・・・

タンドリーチキン味やん・・・ 

なんでやねん・・・(;一_一)

普通に焼いてくれよー

 

今宵の外飲み、11.5 € なり~♪ わりと安い (^^)

 

 軽い晩酌だけでホテルに帰る。

 

明日の起床が早いからね。。。

 

・・・ホテル到着するが・・・

やっぱり3Fのフロアーの鍵が開かない・・・(T_T)

何度やっても開かない・・・

また 暑くもないのに、 汗。。。

しばらく苦戦してたら、中から泊り客のおばさんが開けてくれた♪

私がカチャカチャうるさくしたからかな~?

不器用モンで・・・ かたじけない

 

 あぁ 明るい部屋はいいな~

 

昨日の飲み残したワインで、スペインを惜しむ。

 

 おやすみなさい。

 

 

[ スペイン旅行記 その13 最終章 ] へ続く。

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スペイン旅行記 その11 グラナダ最後の夜

2016-06-03 19:47:56 | 

 5月16日(月) スペイン(グラナダ) 7日目。

 

今日も晴 

 

  それでも おととい干してた家主の洗濯物は、まだ乾かないみたい。

 

私のタオルもずーーーっと湿ったまんまでっせー( ̄д ̄)

 

なんと。。。 今晩がグラナダ最後の夜 

明日 グラナダを発ち、マドリッドに向かうのです。

 

 今朝の朝食。

 

・・・ 冷蔵庫の整理です。

 

それだけじゃ足らないので、

 

 パン屋へ行き、

 

 歩きながら食べる。

 

もしかして タンドリーチキン味 かな?と思ったけど、やっぱりそうだった。

あまり 好きじゃない。

 

現金はまだあるけど、次の旅の為にユーロに両替しておこう ♪

 

 街角のATMで、

 

 100 € をキャッシング。

 

  この日のレートは 100 € = 12,352 yenなり~

 

これに手数料・利息が加算される。+300yenくらいかな?

羽田のみずほBKで両替した時は、手数料を含め 100 € = 12,629 yen.だったから・・・

海外のATMも空港の銀行も、あんまり変わらないのみたい。

 

  今夜の酒のアテを買おう。

 

 生ハム屋さん。

 

既にスライスされたパックは、私が今夜一晩で食べるには多すぎる。

ちょっとだけ欲しいから、スライスしてもらった。

これが一番おいしい!と言われたから、イベリコのももをスライスしてもらった。

また、イベリコか・・・(^^;)

別のハムでも良かったんだけど、勧めされたので 従った。

たぶん、50gで 5€ 。

ってことは、100g 10€。 (1,250yenくらい)

やっぱイベリコはスペインでも高いね~

 

 今夜のアテではなく、日本への自分土産にチーズも買った♪ 2.45 €。

 

昨日と今日の買い物で、自分土産は全てそろった (^^)

 

 買い物帰りに、ギター工房に寄った。

「ここに来れるのも、明日が最後。」 そう言ってメーメー泣く私

悲しかった。

時間が惜しかった。

ずっとここに居たかった。

 

でも そうはいかないので、油を売るのは2時間にして、家に帰った

 

荷造りせな あかん!

 

明日 私がこの家を出発するときに、家主が不在だといけないので、

お世話になったしるしとして、20€のチップを渡した。

 

実はこの家の滞在費は、7泊8日で 12,435円!


格安、激安でしょ?

だから寒くても暖房してくれとは言えないし、

雑巾のような臭いバスタオルでも我慢するのだよ。。。

 

外国はチップ社会。

だから家主にもチップを渡そうと思った。

日本にはないシステムなので、いくらにすればいいか 金額がよーわからん。

宿泊料の20%なら十分だろうと、20€を渡した。

 

家主は 「なぜ!?」 と、マジ驚いた!

えっ!? もしかして チップ いらなかった? と後悔の文字が ぞぞぞーっ と目の前に出てきた。

しかし、出したものは引っ込められない! 大和魂じゃ!

「お礼です」 みたいな事を言い、少し顔が引きつる。

心の中では、「しまったー!20€ は多すぎたー!」と叫んでいた

 

   しばらくすると、家主からジュースが出てきた。。。

 

「人参とオレンジと、少量のはちみつで作ったの」なーんて、いつになくご機嫌の家主。

パン屋で買った甘いクリームドーナッツと一緒にちょうだいした。

チップの効果てき面だ。

 

 帰国準備。

 

割れ物の梱包終了。

この為に日本から多くの プチプチを持参 していたのだ。

「そんなの持って行かなくても、買った店で包んでくれるでしょ。」 と出発前、相方に言われてたけど、

「いいの!プチプチは軽いんだから!」 とスポーツバッグに忍ばせていた。

外国でも日本のようにちゃんと梱包してくれるとは限りませんからね。

あっ それと、セロテープも持参してました。

ガムテープは重いから私には不向き。

セロテープでもクルリと巻けば、十分 用は足りるのだ♪

私の場合、ハードなスーツケースじゃないからプチプチ命です。

グルグルにプチプチを巻き、これをスポーツバッグに入れて完成!

我ながら 完璧!と、ひとり ドヤ顔です (^-^)

 

荷造りが終わると・・・

 

 なんと! またまた 家主から差入れです!

 

時刻は16時。

いや、私・・・お腹すいてないんですけど・・・ 晩酌の時間も近いし・・・

と言いたいところでしたが、

「え~!嬉しい~!!」「これはスペインの伝統料理~?」「おいしぃー!」と褒めちぎりました。 礼儀です。

家主が言うにはスペイン料理と言うより、自分がいつも作ってるアレンジ料理だそうです。

ふわふわオムレツに、人参・アーティーチョーク・マッシュルーム・ふきみたいな野菜・歯ごたえのある米

そして 台所で育いていた、あのスプラウトがふんだんに入ってます。

味はオリーブオイルと塩コショウ以外に何が入ってるのか分からないけど、コクのある とてもいい味 でした。

 

  おまけに ワイン付き!

 

絶大なるチップ効果!

 

嬉しかったけど、晩酌までの腹具合を計算してたので、少々重い。。。

 

そして 一段落したところ。

フラメンコギターのCDが欲しい!と、買いに走る

確か グラナダで2軒目に入ったギター屋さんで、CDが売っていた!

お店のお兄ちゃんに、お薦めのギターのCDをくださいとお願いし、

 

 試聴せず買った、この2枚。

 

ウクレレもぶら下がっていたので、ついでに試弾させてもらった。

 

   93.9 €

 

楽器の良し悪しがよく分からない私ですが、このウクレレは気に入らなかったので、すぐお別れしました。

 

 そしてまた、

 

ギター工房のお父さんの所に寄って、買ってきたCDを見せて報告した。

「こっちのCDはいいけど、こっちのCDはダメだ!返品した方がいい。」 とお父さんに言われたけど、

「現金じゃなくクレジットカードで買ったから、もういいよ。。。」 「これも経験でしょ?」 と付け加えた。

私の英語は 超いい加減 なので、50%くらいは把握できてないお父さん。

会話のほとんどが、お互いの推測です (≧▽≦)

 

そして、「明日は13時のバスだから、ここには10:30に来るからね!」と、

お父さんにも10時半にはギター工房に出勤してほしいと、お願いして帰宅。

我がまま 娘です。

 

グラナダ最後の夜。

 

グラナダ最後の夜は、こうしよう!と決めていました。

 

お気に入りの、あの素晴らしい屋上で!

アルハンブラ宮殿と共に呑む!

グラナダの暮れていく空と呑む!

 

家主からのありがたい差入れで空腹ではありませんが、

19時前からボチボチとスタンバイ。

 

 

 

あいにく 先客があり 盛上ってるので、隅の方で地味に始めます。

 

 ビア 1リットル と、キリストの血。

 

アテはチーズと、今日買ったイベリコちゃんです。

本当に最後まで、家飲みは 毎回チーズ&ハムですな。

この2品と酒だけで、一生 私 生きていけるかも・・・・

 

しばらくすると、先客の団体さんがお帰りなり、

 

 失礼ながら、絶景に靴下を干させてもらいました。

 

だって、家の中じゃ ほんとに何も乾かないんですもん・・・

 

19時過ぎから干し始めるが、天日干しはすぐ乾いた。

 

 誰もいなくなった屋上は、私の為のアルハンブラ。

 

あぁ なんて素晴らしいんでしょう!

しかし・・・ ビールには激しい自然現象が伴う。。。( ;∀;)

おしっこ・・・ 近いのだ・・・

しかも!ここから家のトイレまで遠い!

階段、降りて・降りて・降りて・降りて・・・

裏階段の鍵 開けてー 家の鍵 開けてー 

ちびりそうである

そして、また 階段、上がって・上がって・上がって・上がって・・・

呑み始める

結構 忙しい。

 

  

 

もう、いっそのこと!

 

 

 

ここで  と・・・

 

冗談はさておき。

 

 

 

素敵な時間が来ました。

 

  実に、私らしい最後の晩餐だ!

 

酔う。 景色に酔う。 こうしてる自分にも酔う。

 

 

グラナダを独り占めです。

 

 

「 最高ー!」 なんて安っぽいよ。 

でも それ以上の言葉が見つからない。

最高の上は何でしょう?

 

 

グラナダ最後の夜は私はひとり、 自分らしい時間を 最も自分らしく、

この上ない 4時間を過ごしました。

これが私のマイウェイ ♪

 

 明日の今頃はもう、ここにはいません。

 

 [ スペイン旅行記 その12 ] へ続く。

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スペイン旅行記 その10 旅の感動

2016-06-02 18:20:49 | 

 5月15日(日) スペイン(グラナダ) 6日目。

 

   今日も快晴のようです   イエーィ!

 

 台所のオレンジが腐ってきましたよー。

 

 青い豆も、もじゃもじゃになってきました。

 

 家主の洗濯物は、まだ干しっぱなしです。

 

家主の洗濯物も乾かないけど、私のバスタオルも乾かない・・・

今日もシャワーを浴び、雑巾のように 臭い バスタオルで体を拭く。。。

顔を拭くときは、不快感を満喫できる。

どこかに タオル付き日帰り温泉でもないかなぁー

 

 

 10:45 朝食  

 

ほとんどの朝と昼は、調理パンで済ませます。 チープですな ^^;

今日は 2個パックで 1.05 € のプリン付きですぞ。

 

 微妙に うまくねぇー ( ̄д ̄)

 

美味しい甘さの後に、鼻から抜ける香りが くせぇ~ なんとも言えねぇー

結局 残りの1個は、家主の冷蔵庫に寄付です・・・

 

 

さて 今日はミッションのひとつ、自分土産の絵皿などを買って、そろそろ梱包を始めないといけません。

お買物にでかけましょう

 

毎日 しょって歩いてたウクレレをこの日は家に置いてきた。

スペインの路上でウクレレを弾くなんて 夢みたいな事は、本当に夢だったと気が付いたからです

今の私に、そんな勇気はなかった・・・

 

 まずは、いつもの日課。

 

正午前、まずはお父さんの所に寄った。

 

初めてこのギター工房に足を踏み入れた時、

「ギターも弾くんでしょ?」

みたいな生意気な口をたたいてた私。

笑ってうなずいていたお父さん。

「いつかお父さんのギターを聴かせてほしいな。」

 

期待してなかった、その日がやってきたのです!

 

作業の手を止め、おもむろに私の目の前に椅子とギターを持ってきた お父さん。

えっ!?もしかして、弾いてくれるの?

私の眼は驚きと興奮に輝いた。

 

最初は、「こうやって練習するんだよ。」 と練習の仕方を教えてくれた。

もう 私は舞い上がっていたので、練習方法を取得するどころの騒ぎじゃなかった。

それに 練習と言っても、今日に限ってウクレレを持ってきてなーーーい!

 

その後、お父さんはフラメンコギターを弾きだした。

 

私の目の前で、私の為だけに弾いてくれるフラメンコギター。

感動が静かに・静かに・静かに・・・ 襲ってくる。

涙があふれてくる。

いかん! こんな所で泣いてはならぬ!

 

去年  ヒノテルのトランペットを50cmの近距離で聴いたけど、その時と比にならないくらい、今の感動は大きい。

世界のヒノテルより、お父さんのフラメンコギターに魂を奪われた。

 

私の意志に反して、湧き出る涙が止まらない。

 

この後 感動してる私に、お父さんは 「経験」 と言うスペイン語を私に教えてくれた。

言葉だけじゃなく、本当に感動と言う経験させてくれたお父さん。

私にとって これ以上の旅はない。 最高の旅とはこういう事なんだなぁ。

 

お父さんが弾き終わった後も、私の大洪水は治まらい。

恥ずかしさのあまり、クールダウンに散歩に出かけた。

 

歩けど・歩けど・・・ 感動の涙は止まらない。

 

たぶん、人生最大の感動を、今日もらった。。。。

 

演奏するお父さんの写真はありますが、ブログにはあげれません。

これは私だけの想い出です。

 

 

さてさて!! グラナダに来て今日が一番暑い!

グラナダ = [ ザクロ ]

せっかくだから ザクロのアイスを食べましょう。

 

  うまそぉーやん♪

 

しかし・・・ ザクロ特有、ブチブチの食感がチョットうるさい (;一_一)

 

 バニラも期待した程の濃厚さはなかった。

 

Wサイズで 2.8 €。

しかし、2.8 €あれば、スーパーで2リットル分のビールが買える。

この味なら、 2リットルに

 

 大聖堂を観光

 

   

 

 

  

 

  ジプシーの物売りにみんな怪訝な顔。

 

この人はローズマリーの小さな束を売ってましたが、いくらだったんだろう。

(買う気はありません)

 

  

 

     

 

  自分土産もボチボチ買い始める。

 

 人力のメリーゴーランド。

 

     ほほえましい (^-^)

 

 

今日のランチは WiFi のステッカーに魅かれ、このお店にしました。

 

  

 

  なぜかトイレはディスコティックで、目がチカチカする。

 

 暑い日はコーラやね ♪

 

 他の人が食べてるパエリアを指差して、

 

「アレ ♪」

「チキンだけど、いい?」

「はい ♪」

 

パエリア 6.5 €,  コーラ 2 € 。

 

久々のスペインパエリア。

こう見えて、結構 量は多い (^^)

手羽元が骨ごとゴロゴロ入ってて、食べにくかったけど いい味だった (^O^)/

 

 

  

 

  グラナダだからザクロ。

 

   どこも ザクロだらけ。

 

 

 

 PUKAPUKA の制服にどうでしょう・・・

 

 一旦 家に帰り

     

   家(アパート)の 屋上で 一発!

 

弾き始めると、子連れのファミリーが屋上ティータイムに来た。

一緒にお茶でもどうですか?と 誘ってくれたけど それを断って、お父さんのギター工房に又 油を売りに行った。

 

今夜は洞窟フラメンコに行くつもりだったけど、人生最大の感動を味わった今日。

あれ以上のフラメンコギターに出会えるわけがない。

だからもう、洞窟フラメンコに行く気にはなれなかった。

 

ってなわけで、今日も普通に 外飲みにしよう

 

 

 

かなりクオリティの高いバンドで、いくら聴いてても飽きない。 投げ銭が次々に入れられる。

 

 

 なさけない顔のボクちん。

 

      指入り写真で、すみません・・・

 

 こっちも、心細いボクちん。

 

飼い主は BARの中に入ったので、雑踏の中 飼い主が出てくるのをじっと待ってるのです。

外国のわんこは、みんなお利口で けなげです

 

 3日前 ランチを食べたお店で飲もう!

 

 20時 入店。

 

 

 

 この店では、生ビールがこの量で出てくる。

 

なみなみの生ビールじゃないから、ケチられ感が漂う・・・。

 

 また 注文してないのに、ポテサラが出てきたど!

 

昨夜、家主のBARで食べた時もそうだった!

その事について家主に聞いてみると・・・

グラナダではアルコールを注文したら、タパスがもれなくついてくるらしい!

なんて素晴らしい制度でしょう!

正直言うと、これだけで2杯くらいの生ビールが呑めますから!

はしごしたら 料理の注文しなくても、それだけで十分じゃないっすか ( ̄▽ ̄)

次回、グラナダではその手で行くぜっ!

できれば、ポテサラ以外のタパスでおねげーしやす ('◇')ゞ

 

 今日のメインは牛です

 

  塩はウマイが、肉は固い。

 

スジんところも、一緒に出てきます。 コリコリでんがな。

外国だからしょうがないかな・・・

 

 サッカーに見入ってます。

 

またまた、指入り写真 ^^;

 

 この店の料理は口に合うけど、

 

料理だけじゃなく、昨日の店よりビール・ワインもウマイ!

値段が違うか・・・

 

ビア 2.1 €、ワイン 3 €、牛 19.95 €   合計 27.15 € なり~

大盤振る舞いなり~ヽ(^。^)ノ

 

 

さてさて 充実した今日一日、まだ私の瞳はうるんでます。

ドライアイには感動だ!

 

        

 

      帰路

 

 

 

昔はヨーロッパの建造物や石畳を見ただけで、ものすごーく感動したもんですが・・・

 

 慣れとは悲しい事だ・・・

 

 

 

 帰宅後の独酌。

 

神様がくれた 最高の今日に、乾杯 ♪

 

 

 [ スペイン旅行記 その11 ] へ続く。

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スペイン旅行記 その9 サクロモンテ

2016-06-01 18:25:48 | 

5月14日(土) スペイン(グラナダ)5日目。

 

今朝は家主が朝ごはんを作ってくれた ♪

私たち二人の間に殆ど会話はないが、嫌われてはない様だ。

シリアルの一種なんだろうけど、もさもさ ゴロゴロ する、スッゲー 口当たりの悪い食べ物で、

食べるのに時間がかかったが、せっかく作ってもらったので一生懸命食べた。

 

 ありがとう♪ ごちそうさまでした (^^)/

 

予報によると、今日から天気は安定してくるようだ 

それを見越してか、私が滞在して以来 家主が初めての洗濯をした。

 

 パティオ(中庭)に干す、家主。

 

天気はいいけど、狭い中庭には日が入らないし 風もあまり通らない。

私の着たきりすずめの長袖シャツを洗濯したいが、乾かないと困るので洗えない

相変わらず肌寒い家の中だけど、今日はシャワーを浴び、体を清め、お出かけしよう!

 

 我家の路地から見える空が好きだ。

 

今日は青いから、いつもよりもっと好き。

 

 おぉ、愛しのスペイン momo がいた!

 

「私の娘はこの子なんですよ♪」

と 私は iPhone 待受けの momoの写真を見せ、momo似のこの子を ナデナデ させてもらった。

もちろん言うまでもないが、本物の momo とは比較できないほど おりこうさんだった。

 

今日は天気もいいから ちょっと足を伸ばし、アルバイシン地区 へ行ってみよう

 

             

 

            散歩にちょうどいい、すがすがしい天気 ♪♪

 

    

 

ストリートミュージシャンですな・・・ こん時 「パープルレイン」 (by Prince) を歌ってました。

「パープルレイン」の弾き語りなんて、外国らしいねー♪

 

    

 

毎日ウクレレをしょって歩く、私

いつでも・どこでも弾けるように!と。。。

機会をうかがってますが、まだ人前で弾く勇気などありません

 

 「 サクロモンテ には行ったの?」と ギター工房のお父さんが言ってたなぁ。

 

右に曲がって、行ってみるか。

 

全く観光の事を調べてないので、何も分かってない私。

 

 ここからは 洞窟フラメンコ (タブラオ) が点在します。

 

18年前、この辺りの洞窟フラメンコを見に来ました。

当時、アルバイシンと言えばはちょっと危険なエリアだったので、送迎付きのフラメンコツアーバスで来たものです。

今回 こうして自分の足で歩くと、よーく街の風景がわかり記憶に刻まれます。

最近では観光客が多いせいもあって、治安も良くなったそうです。

 

         

 

詳しくは存じませんが、

宗教的に複雑な歴史がこの地域を作り、迫害から生まれた叫びが フラメンコ になるようですね。

何を歌ってるか私には分からないけど、

だからこそ、踊り手はあんな恐ろしい牛のように踊るんだなー。

 

私にとっての音楽は、本能のままです。

リズムとメロディしか感じてないので、歌詞の意味が分からなくても気になりません ^^;

 

 

 

           

 

     フラメンコ目的じゃなく、洞窟住居を見て歩くだけでも楽しい。

 

          

 

 18年前の記憶では、ゴミやフンなどで汚かったスペイン。

 走る車も、もっとポンコツ車が多かった。

 今回は色んな面で、スペイン全体が洗練された感じがします。  

 いいのか、悪いのかね~

 

 ずいぶん高いところまで、歩いて来ました。

 

    アルハンブラ宮殿。

 

   どこから見ても、かっちょいいー

 

 

  ガイドブックなどで よく見かけるお家です。

 PUKAPUKAの外壁も、いつかこうなるかも・・・

 

     

 

適当に歩いてるので、この先に何があるか? いつも分かってません。

 

 私が日本語を喋れる相手は、犬と猫だけ

 

しかし、相手は無口です。

 

 登山に近い。

 

 でも、何かが見えてきたぞー。

 

 修道院のようです。

 

    

 

暑くなってきたので上着を脱ぎましょう。

ついでに一曲、想い出に刻むか。。。

と 観光客もまばらなので、ウクレレ弾こうよ。弾くぞ!

・・・ 自分で自分のケツを叩く 私。

 

    

 

あーーー、やっぱり無理。。。

はずかちーーーよ

しっぽを巻いて、来た道を戻りました 。。。

 

  そしてまた 適当に歩きだす

 

  後ろ姿ですが、

 

BARのお客さんに、聴かせてる演奏隊。

ラテン系のいい音楽です。

いいなーこんな生活。

なんで日本はこうじゃないんだろ・・・

 

 絶景の昼寝。 外国の人は絵になりますなー。

 

 

 晩メシまでの休憩のため、一旦 家に帰る事にしましょう。

 

 日課である お父さんのギター工房に寄って、

 

「サクロモンテへ行ってきたよ。」 と報告。

「ふーん。」って作業を続ける、お父さん。

「明日の夜はサクロモンテへフラメンコを見に行ってくるよ。」 などと、いつもの無駄話をし、帰宅 &

 休息。

 

今夜は今回初めて外飲み にしようと、昨日から決めていた (^O^)/

昨夜 家主に何の仕事をしてるか聞くと、BAR(バル)で働いている。 と言うではないか!

せっかくだから、家主の勤めてるBARに行ってみよう♪

家主のBARはどこなのか?

ほとんど活用していない地図に印を入れてもらい、BARの店名も書いてもらった。

さーて、晩メシ ♪ 外飲み ♪♪♪

 

   歩く大道芸人。

 

路上で演奏した 帰りかな~?

 

 18:15 で 23℃。 天気がいいと温かい♪

 

 ここにもいる ストリートミュージシャン。

 

いつも ウクレレしょってるくせに、勇気のない私

 

ちょっと道に迷ったけど、家主のBARに到着!

19時過ぎの晩酌は、スペインではチト早いけど、

 

 始めましょ~

 

家主は厨房担当のようで、時々出来上がった皿をカウンターに置くだけで、表には出てこない。

大汗で動いている。

「オラー!」と私と家主は挨拶を交わしたので、他の店員さんにも家主の知合いだと認知されただろう。

 

 

 

撮る前に飲んでしまったビア と、タパス。

注文してないのに、タパス(今回はポテサラ) が出てきたど!

もしかして、家主からのお気持ちかしら・・・?

 

スペインの ポテサラ は、18年前・15年前に何回か食べた。

以前のスペインのポテサラは私の口には合わず、完食したくない味 だった ^^;

やっぱり私はマヨネーズベースのポテサラが好きなのだ。

でも、今回のポテサラは・・・完食できた。

私がこの味に慣れたのかな~? 

 

    

 

私の注文したアテは、イベリコ  

やっぱりスペインと言えば、イベリコだべさ   というわけです。

見た目よりバゲットの上に沢山のっかったイベリコ。

美味しくいただきました (^^)

 

BARでの注文。

店員さんがオーダーを伝票に書いてる姿を見たことがありません。

こっそり陰で伝票つけてんの?

それとも、記憶力すごいんだ~ って感心してました。

 

 

でも次の日、レシートでこのお勘定の内訳をみたら・・・

飲んだ ビア 2 ワイン 1 なのに、ビア1 しかついてなかった・・・ 

家主の知合いだからって、オマケじゃないでしょ?

伝票 つけ忘れかな? 

合計 10.95€ と、格安な飲み代で大満足  ラッキー!

 

   私は店内で飲みましたが、お店の外もにぎわってます。

 

ちょっと話題はそれますが・・・

BARを バール と読むのは イタリア で、

バル と読むのは スペイン ですよね?

でも最近 流行りなのか、スペイン料理を出してるわけじゃないのに バル と店名につける店が非常に多い。

スペイン好きの私としては、ちょっとした この矛盾が・・・ひっかかります ^^;

 

 21:30 はしごせず、帰路に着く。

 

 前回のイタリアより、やっぱりラテン的だよねー

 

     

 

     

 

22時 過ぎたら、やっと夜。って感じ。

 

   生ハム・ハム・ハム・・・

 

        

 

  赤ちょうちんに引き寄せられる日本人(私)。

  でも 寄りませんよ。

 

          

 

     路地好き。 路地にそそられる。 

 

     夜の街は美しい    

 

    最後は我家の路地で終了。

 

 今夜も私の為に、アルハンブラ宮殿が輝いてくれてます

 

 

 晩酌しながら LINE して、就寝です zzz ZZZ

 

 

 [ スペイン旅行記 その10 ] へ続く。

コメント
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