今回のスケジュール。(黄色が今日の旅程)
5/11 釧路 → 羽田
5/12 羽田 →ドバイ経由 → リオデジャネイロ経由 → ブエノスアイレス(エセイサ国際空港からバスで空港移動)
5/13 ブエノスアイレス(エアロパルケ空港)→ カラファテ (カラファテ 5泊)
5/18 カラファテ → ブエノスアイレス経由 → イグアス (イグアス 2泊)
5/20 イグアス → ブエノスアイレス (ブエノスアイレス 2泊)
5/22 ブエノスアイレス → リオデジャネイロ経由
5/23 リオデジャネイロ経由 → ドバイ経由
5/24 ドバイ経由 → 羽田 (夜着のため羽田泊)
5/25 羽田 → 釧路
5/19 今日もまだ暗い 6:20 起床。
あー寝れなかったー( ̄д ̄)
車と犬がうるさいホテルだった。
あんまりケチらないで、もうちょっとマシなホテルにすればよかった・・・
(booking.com の口コミは割と良かったんだけどなー)
今日はイグアスの滝へ行くための早起き。
今回の [アルゼンチン一人旅] の大きな目的は、パタゴニアとイグアスの滝。
パタゴニアの氷河もそうだけど、世界最大・世界三大瀑布のイグアスの滝も自分の眼で見てみたかった。
7:25 昨日までのカラファテ(パタゴニア)より、イグアスの夜明けは随分早かった。
この2か所、かなりの緯度の差。(北海道・沖縄の約1.6倍)
朝になり 改めて窓からの景色を見ると、鉄格子の中に私はいた。
それだけ物騒なエリアなのか? ヒョウ(動物)よけか?
さて イグアスの滝へのバスターミナルに向かおう。
イグアスの滝以外 この街には全然興味がないので、バスターミナルに近いホテルを取っていた。
まず、イグアスの滝の豆知識。
ブラジルとアルゼンチンにまたがる世界最大のイグアスの滝は、ナイアガラの滝、ヴィクトリアの滝と並ぶ世界三大瀑布。
スケールの大きさ、ダイナミックな滝の迫力は他のナイアガラ・ヴィクトリアの滝とはケタ違いらしい。
イグアスの滝は大小275の滝があり、最大落差約80メートル、滝幅はなんと約4キロ。
イグアスの滝の約20%がブラジル側、80%がアルゼンチン側で、有名な「悪魔の喉笛」もアルゼンチン側、なので今回私はアルゼンチン側だけにした。
バスターミナルはホテルから2ブロック目で徒歩3分。
多くのブースから、イグアスの滝へのチケット売り場を探した。
7:48 チケットGET!
バスターミナルとイグアスの滝の往復で 1,300ペソ。
クレカ使えず、現金オンリーで冷や汗。(私の事前の調べによるとクレカが使えるはずだった。)
うまい具合に残りのペソはぴったしの1,300ペソだったので、ちょうどきれいに財布が空っぽになった。
これを幸運とポジティブに考えるが、
もうペソへの両替はイヤなので(無駄に余る)これからの4日間、現金(ペソ)ゼロで過ごさなくてはならず、それもちょっと心細かった。
まぁ現金ゼロでも何とかなるでしょー
このバスがイグアスの滝まで連れて行ってくれる。
ろくに朝ごはんを食べてないのでおやつを持ってきた。
日本からアルゼンチン行きの機内でもらったパンをまだ大事に持っていた。
かれこれこのパンをもらってから1週間が経ってるんだな・・・早いもんだ・・・
って言うか、パン 大丈夫か? (カビてないから大丈夫だ!)
8:00 出発。
街を抜けると「ヒョウ注意!」の案内板がチラホラあった。
北海道で言うところの「鹿注意!」「熊出没注意!」ってとこやね~
30分弱でイグアスの滝(イグアス国立公園)の入り口に到着。
帰りのバスの時間を一応チェックしておこう。
入場料 5,500ペソ=優遇レートで 1,734yen。
このクレカの支払いの時、いつも使ってるマスターカードがどうしても使えず、現金も持ってないので大汗。
万一のためのもう一枚のクレカを財布の奥から引っ張り出し 事なきを得たが、ここまで来て滝を見れなったら私はどんな行動に出たんだろう・・・
あーヤバかったー
無事 イグアス国立公園に入れ ウキウキ♪
ちょっと分かりにくい地図。
とりあえず、みんなと同じ方向へ歩く。
トロッコ列車の乗り場が見えてきた。
乗り方の説明をする係員。
3-5番乗り場の9時発か?
みんなが5番乗り場でトロッコ列車を待つ。
でもトロッコ列車が来たのは
別のホームだった。
アルアルの出来事。乗り遅れるぞ!急げ!
無事乗車でき、皆さん和やかに動画&写真撮影。
終点でトロッコ列車を降り「悪魔の喉笛」と言う名の滝へ向かう。
昨日の夜、晩ごはんをご馳走してもらった時にウェンダリーナとアリエルが滝の話を教えてくれた。
滝壺に迫るボートに乗ると服がびしょびしょになるので、バスターミナル手前のマーケットでカッパを買っていった方がいいと言う。
イグアス国立公園のショップでも売ってるけど高いから、ホテルの近くのマーケットで買っていくように勧められていた。
でも私は滝壺へ行くボートに乗るかどうかを決めてなかったので、カッパは買ってこなかった。
友人と一緒ならワイワイ キャーキャーと、ボートに乗るのも楽しいだろうけど一人だからな~
随分昔だけど(30年以上前)、ニュージーランドでジェットボートやラフティングをした時、他の参加者は楽しそうだったけど私は一人旅だったので、はしゃげず 盛り上がらなかった。(人見知りするので自分からは話しかけない)
今回も一人なので盛り下がるかもしれないと思うと、なかなかボートに乗ろうという気になれなかった。
そんな訳でカッパは買わなかったけど、万が一ボートに乗った時の事を考え、濡れてもいい最低限の服装でホテルを出発していた。
上は半袖のTシャツ一枚。
下はペラペラシャカシャカのワークマンのトレッキングパンツ。
そして、なぜか・・・下着のパンツを穿かずノーパンだった ( ̄▽ ̄) (なんでノーパンにしたのか自分でも意味が分からん)
9:30 段々、滝に近づいている。(このコースは上から滝を見るコース)
しかし、寒い!寒いのにTシャツ1枚!
滝から戻ってくる人とすれ違うと、滝のしぶきでカッパが濡れている・・・ ヤバイ・・・
サブイ、濡れる、余計 サブイ!
遠くから滝の音がしてきた。
初恋のような鼓動で一歩一歩近づいた。
その興奮とは逆に、すれ違う人の濡れたカッパに怯えた。
なんでカッパを買ってこなかったんだろ~ (T_T)
遂に来た!
見えてきたぞ!
もんのすげーーーー轟音!
ど・ど・ど・ど・ど・ど・ど・ど・ど・ど・どーーーーーっ!
流石、イグアスの滝の一番の見どころ、「悪魔の喉笛」と呼ばれる滝だ。
まさしく悪魔の形相と声が聞こえてきた。
大きなしぶきではなく 天然ミスト。
素敵に立ちずさむ女性。
私も彼女の隣で自然の偉大さに魂を奪われた。
地球の裏側まで落下してるんじゃないかと思うくらいの轟音とスケール。
これが滝なら日本の滝を滝と呼んでいいのか?
スケールが日本とはあまりに違い過ぎた。
自然の力、自然の大きさに驚いた。
今思い出しても、吸い込まれそうなあの時の感動が蘇る。
ずぶ濡れになってもいいから、いつまでもいつまでもずっと見ていたかった。
が、他の観光客の邪魔になるのでほどほどにし、踵を返した。
早起きした甲斐があり、観光客が少な目でよかった。
私も結構ウエットになってしまったけど、
それでも心が満たされているので、濡れた事も寒い事も気にならない。
カラフルな南国の鳥に、
私のパンを取られた。(お腹がすいたので歩きながら食べていた)
ハナグマたちにもおねだりされた。
最初は可愛いと思ったハナグマだけど、
あまりにもウジャウジャいるので可愛さ半減。
しかも食べ物を持ってると、指を噛みちぎられることもあるほどの 狂暴なヤツららしい。
北海道では熊やキツネに食べ物を与えてはいけないと重々承知なのに、ついついアナグマと鳥たちにパンを与えてしまった・・・
ごめんなちゃい。
10:25、19.9℃ やはりTシャツ1枚では寒い。
「悪魔の喉笛」エリアからトロッコ列車に乗ってアッパートレイル(と言うエリア)へ移動した。
トロッコ列車を降りると、角刈りのおっさんみたいなサルがいた。
トロッコ列車で隣り合わせだった 推測60代のご夫婦とお喋りしながらトレイルを歩いた。
アンデレアとフェルナンドとおっしゃるご夫妻で、とても感じのいい人達だった。
お~!
滝の大群が見えてきた~!
川と
滝を満喫。
しかもこんなギリギリの角度で見れる。こえ~~~((+_+))
高所恐怖症なので足がすくみ、お尻がムズムズして気持ち悪い。
京都の嵐山、ジャングル編か?
滝を見ながらのアンデレアとフェルナンドとのお喋りは楽しかった。
フェルナンドが「ムラカミを知ってるか?」と言う。
外国で日本人の名前を言われる時はたいていサッカー選手を指してるので、サッカーに詳しくない私は「知らない」と答えた。
でもその後のフェルナンドの話を聞くと、ムラカミとはサッカー選手ではなく村上春樹の事で、彼の小説が好きだと私に力説した。
村上春樹の小説を読んだことのない私は、静かに話が終わるのを待った。
そしてアンデレアにこの後ボートに乗るのかと質問され、曇った顔をする私に「またここイグアスの滝に来るの?来ないならボートに乗るべきよ!」と、直球を投げられた。
おっしゃる通りだと私は首を縦に振り、カッパも持ってないのにボートに乗る覚悟をした。
やっぱりマーケットで安いカッパを買っておけばよかった・・・( ;∀;)
お昼ご飯を食べてからボートに乗ると言うので、私もランチタイムにした。
12:00 HOW TOがよく分からなかったけど、カフェテリアで食べることにした。
好きな具材を皿に取る量り売りで、一律同じ値段/グラムだった。
ビーフのトマト煮・ミートパスタ・ポテト・サラダ。
まずかったらイヤだな~と少な目に取ったけど、ビーフが固かっただけでどれも美味しく、もっと取ればよかったと後悔した。
(おかわりする時間はない)
久しぶりに私の口に合うまともな食事ですっごく嬉しかった。
ようやく気温も上がり、寒さの呪縛から解放された。
ドリンクは持参したペットボトルの水で節約し、本日のランチ代 2,625ペソ:優遇レートで 734yen。
野球場のバックネットみたいなフェンス。
そんな檻の中にいるのは動物ではなく、人間だった。
動物たちから食べ物を守るために自ら檻に入る。
逆転の世界。
12:46 腹をくくり、ボートのチケット売り場に並ぶ。
17,000ペソ:優遇レートで 4,770yen。
安いんちゃう?
ボートの船着き場まで、アトラクションカーのようなジープに乗る。
乗る時だけ屋根があるけど、乗り物自体に屋根はない。
滝でずぶ濡れになるから、雨でも屋根などいらん。って考えでしょうか・・・
13:00 出発。 ディズニーランドのジャングルクルーズを思わせる。
ガイドさんがスペイン語と英語で説明してくれるが、私はひたすら知ってる単語を探すのに一生懸命。
途中 さっき乗ったトロッコ列車とすれ違う。
アンデレアとフェルナンドは60過ぎても仲良し。(撮るな~!)
ある意味 羨ましいけど、今の日本人の気質ではムズカシイよね。
熟年の日本人で手をつないでるのは、介護以外にありえない。
私も海外で育ったら、外国人と結婚したら、こうなったのかな~
写真はないけど この後ジャングルを爽快に走り、
車から下りた後、割と長い距離を川まで下った。
途中、濡らしたくない物を入れる防水の袋が配られた。
おっ、川が見えてきたぞ!
よし!腹をくくって楽しむよ!(何回も腹をくくる)
次はライフジャケットが配られた。
いよいよだ。
バッグも帽子もメガネも靴も靴下も、取れる物・脱げる物は黄色い防水バックに入れ、口を縛って足元に置く。
腕時計とスマホは、たまたま持ってたジップロックもどきに入れることにした。
ギリギリまで写真を撮りたいので、スマホはまだ膝の上。
13:45 出港!
私の前の席はアンデレアとフェルナンド。
隣のギャル達も靴を脱ぎ、スタンバイOK!
私はボートの一番 後部席に座った。
まだ遠いけど、既に興奮状態。 イエ~イ!!
わお~! 水しぶきくるぜ~~~
色んな滝に接近しては奥へ進む。
今のところ小雨程度のしぶきなので、カッパがなくてもそんなに困らないかも?
でも噂ではカッパを着てても身体が濡れるらしい。
そうアルゼンチンの旅を計画していた時、カッパを着てても中までびしょびしょになる書込みを読んでいた。
それならカッパも無意味ちゃうん?と買わなかったのも理由の一つだった。
ドキドキ~! おっかなーい けど、楽しい~!
すげ~ !滝 でっかい~!ミスト・ミスト~!
この後どんどん滝壺に近づき、キワキワまで動画を撮り、限界寸前に防水バッグにスマホを入れた。
その直後!
私を襲ったのはバケツをひっくり返したくらいの(滝の)水ではなく、バスタブの水?くらいの量が何回も私の頭に落ちてきた。
液体ではなく個体ではないかと思うくらい、今まで体感したことのない水の量で、私の体は一瞬にして水浸しになった。
水をかぶった。なんて生易しいものではなく、水中に潜った。なんて趣のあるもでもなかった。
お笑い(出川さん)の罰ゲームかと思った。
それは私の座った位置、ボートの一番後ろの席が悪かったようで、何度もバスタブの水が私を攻撃してきた。
「やめて~!」「もう ええっちゅーねんー!」「助けて~!」と羞恥心など忘れ、半泣きで叫びまくった。
こんなに叫んだのはスカイダイビング以来だった。
なりふり構わず心の底から叫んだ。
わけの分からぬ言葉(日本語)を、血相変えて叫ぶオバハン。
多くの人が振り返り、私を見た。
隣のギャル達も珍しそうに私を見た。
私もあの黄色い防水の袋の中に入りたいと、心底思った。
体裁をかまう余裕はなく、私に水の塊が落ちてこなくなるまで叫び続けた。
ようやく私の初めての滝行は終わり、船着き場へと戻った。
体力と声帯を使い果たした ジャングル滝ツアー。
誰よりも滝のすごさを実感できたんじゃないかと、複雑な満足感。
接岸した直後、簡易トイレみたいなの所で列をなしてる皆さん。
みんなチビりそうなのかと思ったけど、後で考えると更衣室で乾いた服に着替えてたんだと気づいた。
着替えもカッパもタオルも持って行ってないのは私だけだった・・・( ̄▽ ̄)
せめてハンドタオルだけでも持ってくればよかった・・・
水死体のように歩く私。
皆さんの着てる乾いた服を見て、水死体は恥ずかしそうに歩いた。
日向ぼっこしてるワニ君、どじょうみたいに写ってるけど、そこそこデカかった。
トボトボと来た山道を登っていき、
14:30 陸のジャングルクルーズで戻った。
強烈な体験で面食らったけど、ジャングルを走る体験も滝行も
なんだかんだ言って、全て楽しかった。
このツアー、陸のジャングル20分・ボート40分の約1時間。
それで 4,770yen はお値打ちで、
一人ぽっちでは楽しめないかと危惧していたけど、誰より興奮して騒いだ私でした・・・
また今度イグアスの滝へ行く事があれば、絶対ジャングルボートツアーに参加するぞ!
どんな立派なカッパでもずぶ濡れになるから、今度は水着で。
2度と味わえない貴重な体験をさせてもらえたのも、アンデレアの「もうここに来ないなら ボートに乗るべきよ」の一言だった。
ボートに乗ってなかったら、「すごい大きな滝だったわ♪」の感動だけで終わっていた。(それでもすごいけど)
アンデレアとフェルナンドにお礼と別れを告げ、イグアス国立公園の出口に向かった。
このあたりの動物案内があった。
全員と会ってみたいな~ ヒョウにも♪
当たり前ですが、私はまだ全身水浸し。
まぁ場所が場所だけに誰にも変な目で見られず、ごく普通に歩けてる。
こんな事もあろうかとノーパンで来たけど、さてその甲斐はあったのだろうか?
上は綿100%のTシャツだったので中々乾かなかったけど、
下はポリ100%だったので、私の体温と太陽のおかげでだいぶ乾いてきた。
ジーンズではなくワークマンのトレッキングパンツでよかった。
それでも帰りのバスではシートを濡らしてしまうから、つり革につかまって立って帰るかと心配していたら、
布製のシートじゃなかった。 流石お見通しです。
念のため、持っていたビニール袋を座面に敷いた。
風呂上がりのような、そうじゃないような・・・
15:40発のバスに乗り帰る。
来る時はバスターミナルが始発だったから、このバスもてっきりバスターミナル止まりと思い込んでおり、最後まで乗っていたら全然知らない場所が終点でビックリ!!
え!? ここはどこ? まじぃ~!?
私はバスターミナルに帰りたかったのに・・・ ( ;∀;)
現金は持ってないわ、ここはどこか全然分からんわ、ずぶ濡れだわ・・・
どーしましょーーーー (T_T)
困ってる私を見かねて、運転手さんは私だけのために、そのバスでバスターミナルまで送ってくれた。
優しい運転手さんで助かりました。
アルゼンチンの人は優しい人が多い (^^)
ありがとう~!
乗り物に乗る時は行先を確認してから乗りましょう!(基本です!)
ホテルに帰り、濡れた服を吊るし、シャワーを浴び、しばしの休憩後 18:00、晩酌に出かける。
ホテルの斜め向かいの土産物屋に寄ってみた。
店員(店主?)一人の小さな店。
何も欲しい物はなく 買い物もしないのに、マテ茶を飲んだことがないと言う私に、
ご馳走してあげると作りだした。
結構 茶葉を入れるんだね。
カラファテでも飲んでる人をよく見たが、飲んだことがなかった。
どんな味かな~?
おっさん(たぶん私より年下)がボンビージャ(マテ茶用ストロー)で、私に差し出す前にマテ茶を自分で試飲した。
え~!?
その同じボンビージャで私が飲むのお~!?
モロ!間接キスやん~ 大丈夫~? 病気~!?!?!?
眉間にしわが寄ったが、冒険家の私はせっかくなので飲んでみた。
(帰国して知ったがマテ茶は回し飲みする事もある 飲み物らしい ^^;)
飲んでビックリ!
まず メッチャ熱い!
猫舌なのに油断して飲んでしまったので まず熱さに驚き、その後 苦さが口の中に広がった。
熱さで目は大きく見開いたまま、中開きになった私の口からはヘビのように舌がペロペロと小刻みに揺れた。
その私の顔を見ておっさんは腹を抱えて笑った・・・
その顔をもう一回見たいから、もう一回飲んでくれとせがまれた。
あほくさい!なんであんたを笑わさなあかんねん!
熱いし苦いし、もういらん!と断ったが、何回も飲んでくれとせがまれた。
私はもう真顔に戻ってるのに、子供のように思い出しては笑うおっさん。
おっさん いつまで笑うねん ( ̄д ̄)
でもその笑顔が憎めない、人の良さそうなおっさんだった。
さて 晩ごはん、晩ごはん。
世界的に有名なイグアスの滝の街なのに、普通の静かな田舎町。
土産物屋も少なく、売ってる物もしょぼかった。
歩いていると急に歩道が丸々飲食店になったり、自由な感じが窺えた。
観光客が行くレストラン街。
フロントの人に勧められて来てみた。
ここは紙とQRコードの両方のメニューがあったので、紙のメニューをお願いした。
ポークステーキを注文し、塩味かと思ったらBBQソース味だった・・・
外国のBBQソースはしつこい味が多くうんざりするが、去年12月のマルタ島で食べたBBQソースよりはマイルドだったので助かった。
最近流行りなのか?BBQソースで出てくる店が多い。
塩焼きもメニューに入れてくれ~!
でもなんだかこっちの豚は若干の臭みがあるのでイマイチ美味しくない。
臭みがあるからBBQソースなのかな・・・
黄色い付け合わせは、さつま芋をマッシュし、軽くオーブンで焼いたものだと思われ、
BBQソースの甘さとさつま芋の甘さがチョットかぶった。
ビールだけはいつも私を裏切らない♪
今日の晩酌 5,850ペソ:優遇レートで 1,909yen。
チップ含めて6,350ペソを支払うと申し出たら、チップは現金じゃないとダメだと言われた。
現金は持ってないのでチップを払えず帰った・・・
さっきマテ茶をご馳走してくれた土産物屋のおっさんの顔が見たくてちょっと覗いてみたが、
おっさんじゃなく若いお姉ちゃんに交代していたので、素通りしてホテルに帰った。
あの おっさん、逆に私がやみつきになる・・・
ホテルに帰ると昨夜アサードをご馳走してくれたアリエルが共同キッチンにいたので、
日本から持ってきたお菓子を部屋に取りに行き、少しだがプレゼントした。
明日からは最終地ブエノスアイレスで2泊する。
ブエノスアイレスの空港からホテルまではハイヤーを予約しており、そのドライバーのゴメスから明日の件で WhatsUpp に連絡が来た。
それも全部スペイン語で。
めんどくせーけど グーグル翻訳で返信せねば・・・
ドライヤーで濡れた服を乾かし、明日も早いから早寝だな。
アルゼンチン 8日目 (イグアス2日目) 10 :15 就寝。
[ 2023 アルゼンチン一人旅 その10に続く ]
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