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平凡な日常がある幸せ・・・

介護によるストレスのはけ口として始めたブログですが、介護が完結し、また、被災後に取り戻せた平凡な日常を綴ることに・・・

危険・・・

2010-07-19 | 介護
暑い日が続いてます。

自分の体調管理だけでも厳しいこの時期、気配りも欠かせないので大変です。


若いころから、平均体温が子供並みに37度近くと高く、暑がりだった父ですが、大火傷の手術で、全身の皮膚を剥かれたり、貼りつけられたリで、血行が悪くなってしまったせいか、冷え症状態になってしまってます。

真夏でもエアコンをかけると寒がるし、本人は寒いと感じていなくても、ちょっと涼しいと喘息の発作なのか、咳が止まらなくなるので、布団を掛けてやったりしなければなりません。

逆にいえば、寒い場合は第三者でも判断が付きやすいのですが、暑さに関しては掴みどころが無いのです。

本人は、暑さを感じないので、今日のような暑さでも窓を閉め切った部屋で平気でいられる、しかも、タオルケットまで被って・・・

熱中症の危険性が非常に高いので、目が離せません。

以前は、お年寄りが自宅で熱中症になり病院に運ばれたなんていうニュースを、餅をのどに詰まらせて云々というニュースとともに、他人ごとのように聞き流していましたが今は油断できない現状であることを実感しております。




パーキンソン病

2010-07-12 | 介護
パーキンソン病の可能性があるということで、薬を服用して1ヶ月ちょっと経ちました。

再度病院へ行くも、可能性は確定とはならず、薬の量を増やしてみることに…。

なんとも頼りない医師です!

確かに、パーキンソン病の症例は沢山あるものの、ピッタリと当てはまる症状はほとんどありません。

薬を続けても、劇的に何かが改善されたということもないので、難しいとは思いますけど。


唯一、立ち上がって、歩き出そうとした時に、一歩目が踏み出せないということは、ここ一月の間はみられなかったので、少しだけ効き目があったのだろうか?

今後薬を増量して、特に変化が無ければ打ち切るとのこと、もう、ほとんど見放されてる状態ともいえます。


ちょっとした騒動

2010-06-22 | 介護
父は、歯が丈夫で、現在も入れ歯も虫歯も1本もありません。

折角の良い歯なのに、歯磨きが嫌いで困ります。

寝たきりならば、無理やり磨いてしまうところですが、幸いと申しましょうか、自力でトイレにも行ける状態なので、歯磨きも自分でやらせたいのです。

何事に於いても、「やれ」と言われればやらない、「やるな」と言われると余計なことまでやらかす3歳児のような天邪鬼的なところがあるので、いい加減腹が立ち、呆れ果て、歯磨きに関してはしばらくの間放置しておりました。



先日、寒いくらいの日がありましたが、そういうときには咳が酷く出ることがあります。


仕事から帰ってくると、母が蒼い顔をして、「タンに血が混じっていた」と慌てておりました。

聞くと、咳が酷く、タンも絡んでいるので、タンを出させたら、血が混じっていたので、結核とか、肺に異常があるかもしれないと心配しておりました。
確かに、タバコの吸い過ぎで、肺気腫ではあるけれど、素人目に見ても、そんな血を吐く症状のようには見えませんでした。

もう、長いこと歯を磨いていないことを知っていたので、「もしかして、歯ぐきから血が出ているのかも」と言ったら、「あぁ~」と言うことで、無理やり歯を磨かせたら、歯ブラシで一擦りしただけで血がダラダラ出て来ました。
どうやら、歯磨きを怠ったことで歯ぐきが炎症を起こしていたみたい。

結局、歯ぐきからの出血とタンを同時に口から出したので、血の混じったタンになったようです。

幸い歯槽膿漏などにもなっておらず、歯磨きを3~4日続けさせたら出血も治まりました。


全く人騒がせな!


母も、たまたまその日の新聞のお悔やみの欄で、自分の同級生の旦那さんが亡くなったことを知り、しかも、その旦那さんが結核で長期療養していたことを聞いていたので、すっかり頭の中が「結核」になっていたそうです。


なにはともあれ、歯磨きは大切、無理やりにでも朝晩やらせなくては!!

継続審査

2010-06-21 | 介護
初めて要介護2の認定を受けてから約1年。

半年目には、継続の審査が必要でしたが、以前述べたように、本人がデイサービスを断ってきてしまったために、施設からも、ケアマネからも見放されておりました。

先日、突然歩けなくなってしまったので、再度ケアマネに連絡すると、もう一度申請を受けなおすことに・・・

これも、以前述べましたが、審査当日になると、急にシャキっとしてスタスタと歩く始末。

もしかしたら、レベルが下げられるかもしれないと、宣告されていましたが、結果が郵送されてきて、結局変わらずの要介護2とのこと。


デイサービスを利用すれば、金銭的に補助が受けられ、その間は介護から解放されるけれど、幼稚園の送迎と同様に、迎えのバスが来るまでに、食事をさせたり、外出するための準備をしたりで、朝はかえって忙しく、ホッとする間もなく夕方4時には出迎えなければならず、あまり楽になったという感じにもならないのが現実ではあります。

しかも、補助されるとはいえ、今まで1円の出費もなかったことに出費することになり、その他こまごました物の購入は補助の対象ではないため、なんとも微妙な認定ですが、リハビリをしっかりさせたいと思っております。

大○のはなし

2010-06-13 | 介護
父親は、昔から身体が丈夫だというお話は以前にもしてますが、内臓も基本的に丈夫で、胃が痛いとか、もたれるなんてことは全くないし、検査をしても、異常は全くありません。

そのため、食欲はあり過ぎで、犬のように常に食べ物を欲しがります。

健康を気遣い、塩分は勿論、糖分やその他の栄養にも配慮しているのに、それを全く理解せず、ケチだの意地悪だのと罵ります。


それは、もう仕方ないと諦めていますが、その底なしの食欲が、別な悲劇を呼びます。


リハビリなどは一切受け入れないし、終日ボーっとしているので、当然運動不足、なのに食べる…。

胃腸が丈夫とはいえ、流石に運動もせず詰め込むし、痴呆がそうさせるらしいが、便秘と下痢を繰り返すようになってしまいました。

男の便秘って・・・

1週間位出ないのは普通で、ひどい時は10日もため込みます。

軽い便秘薬などは処方してもらいますが、あまり効果は得られません。

初めのころは、心配なので、繊維質を多く食べさせたり、牛乳を飲ませたりと対策を講じました。
でも、そうすると、下痢になります。

しかも、トイレが間に合わず、悲惨な結果に!

こう言う内容を表記するのは、どうかと思いますが、できるだけ控え目な描写で…

溜まったものを一気に噴射、しかも、トイレに向かう途中で。
そして、トイレでパンツ(おむつ)を開放してしまうので、更に・・・
それを、できもしないのに、自分で処理しようとするので、隅々まで塗り拡げてしまうため後始末がチョー大変なのです。

最近分かってきましたが、周期的に便秘と下痢を繰り返すので、特に薬や牛乳などに頼る必要はないようです。


この「逆噴射事件」は、ほぼ月一ペースで発生してます。
正直いって泣けてきます

なんだろう

2010-06-07 | 介護
2年前にやっと認知症の診断がなされ、薬を処方されましたが、特に進行が止まったとか、遅れたという実感はありません。

それどころか、日ごと悪化しているように感じています。

そんなおり、最近になってTVで「特発性正常圧水頭症(iNPH)」という病気についてやっているのを、たまたま見ました。

簡単にいうと、脳の周りに髄液が溜まり、脳を圧迫することで、歩行障害、認知症、尿失禁などの症状が現れるそうです。

治療法としては、脊髄から髄液を抜き取り、脳への圧力を減らすことで、劇的な改善が見られるとのこと。

「iNPH」で検索をして、「老人介護が楽になる」というサイトの10項目ほどのセルフチェックをしてみると、すべて当てはまったので、それをコピーして担当の脳神経科医に相談してみると、TCスキャンを再度行い、結局iNPHではないと診断されてしまい、わずかな望みはあっさりと否定されてしまいました。

それを信じていいものかどうか、若干の疑問を残しつつ・・・



その1週間後、内科にかかる予定でした。

当日、これまで担当していた医師が異動により、新しい医師に代わってしまいました。

初めてということで、カルテを見ながら過去の診察内容を見ながら問診され、その結果、一つの可能性を指摘されました。

「パーキンソン病」ではないかと…

専門医ではないので、確証はないが、幾つか当てはまる症状がみられるとのこと。

翌日、専門の医師がやって来る日なので、予約を取りますかと聞かれたので、一応お願いしました。

パーキンソン病には、全く知識が無く、確かマイケルJフォックスがなったと聞いたような気がするという程度。

ネットで調べると、ほとんどの症状は当てはまらないものの、確かに当てはまるものもありました。
あまり期待しないまま翌日受診すると、頼りない医師で、「多分、パーキンソン病だと思うので、薬を処方しますから様子を見てください」というなんとも曖昧な診断をされ、薬を処方されました。

とにかく、信頼できる医師には全くめぐり合うことができない環境で悲しい限りですが、とりあえず、現在は薬を飲んで、様子を見ているところです。


高血圧

2010-06-03 | 介護
昔からショッパイものが大好きだった父は、案の定高血圧になってしまいました。

それにもかかわらず、自覚が全くなく、目を離すと醤油をダブダブかけて食べるのです。

当初、「高め」だった血圧が、今では上は200前後、下も3ケタの大台に乗ることも!

そんな訳で、食事の味付けは、チョー薄味になりました。

お陰で、こちらはすっかり薄味に慣れてしまい、外食などすると、味が濃過ぎて食べられない時も…特に麺類は、スープがしょっぱくてダメです。

ところが、本人は一向に薄味になれることができず、薄味の料理には手をつけず、漬物しか食べなくなる始末。

あまりにも血圧が上がり過ぎるので、専用の器に割り当て分だけ盛り付け、それだけを食べるようにし、食卓から漬物やしょうゆ差しなどを抹消しました。

それでも、刺身などは醤油を全く付けないでは食べられないので、少しだけチョロっと垂らしてやると、「ケチ」だの「意地悪」だのと子供のようなことを言います。

家族としては、少しでも元気に長生きしてもらいたいためにやっていることが、本人には全く理解されず、意地悪をされているという意識しかなく、「化けて出てやる」とか「罰を当ててやる」などと恨み事ばかり口にし、どれだけ面倒をかけ、世話を焼いてもらっているかなどは微塵も感じず、感謝の言葉を口にすることはありません。

いっそ、恨まれながら死なれるくらいなら、タバコも、醤油も好きなだけ摂らせて、満足させて早死にさせた方が良いのだろうかと思って本気で悩んでしまうことも・・・。

それでも、家族としては、できるだけ苦しむことなく長生きしてもらいたいので、そんなことはできません。

これもまたストレスの一つになっています。

たばこの影響

2010-06-02 | 介護
現役時代、病気とは無縁で(ただし、私自身が病弱な子供だったので、病院とは深い縁がありましたが…)、薬の服用もまったくなかったのに、今は朝夕各7~8種類の薬漬けです。

これまで述べて来た病気(?)に加えて、高血圧、高コレステロール、肺気腫、喘息などの薬も服用中=通院治療中。

通院も、多いときは月に5回ほど。
総合病院とはいえ、一つの科だけで5時間前後かかるので、複数の科を一度に受診するのは一日がかりとなり、本人の体力とともに、付き添う側も仕事その他に支障を来たします。


中学生のころから喫煙していたそうで、50年以上のヘビースモーカーでした。

大火傷で瀕死の状態だったにもかかわらず、退院後はタバコを再開して、30本/日以上吸っていました。

その後、血圧その他の問題で、無理やり禁煙させて、現在では全く吸わなくなりましたが、そのつけは大きいです。


肺気腫と喘息を併発し、呼吸困難と咳の発作で時折苦しんでおります。

ぶっちゃけ、本人が苦しむのは自業自得といえなくもありませんが、結局夜中に発作を起こしたり、食事中に咳き込んで、食卓に口の中の物をぶちまけて料理を壊滅状態にしたり、「余計」な病気の為に通院に付き添ったりと家族に多大な迷惑をかけるわけで、受動喫煙以外にも非喫煙者に及ぼす影響は沢山あります。

たばこなんて、百害…いや、千害あって一利もないと思います。

介護保険って…

2010-06-01 | 介護
介護認定を巡りいろいろと経験して分かったことがあります。

介護保険に関しては、保険料その他いろいろ国民に負担がかかっているのは、誰でも知っていることですが、その実情の一部は・・・

介護認定を受けると、介護用品やバリアフリー化に伴う工事に対して一定の補助が得られるなどと言いますが、その基準は奥が深いということです。


前述した手すりの取り付けなどは、介護度2では2割の補助が得られるとのことだけれど、既に取り付けてしまったので対象外。

手摺のつけられない場所には、自立できる4本足の杖を買って備えたけれどこれも認定前なので対象外。(この時点で、ケアマネージャーからは、介護認定2ならば杖の購入は補助されると言われた)

わずか3回しか行かなかったデイサービスでのリハビリには、1本足の杖が必要だと言われ、購入することに…ケアマネに相談すると、指定の業者で購入するように言われ、ホームセンターなどで2,000円もしないで買える杖を3,600円で買わされ、しかも杖は補助の対象外でしたとのこと。

一番重要な紙おむつも、介護度2では対象外、もう1ランクアップしないとだめだそう。

介護用ベッドは月々2千円ほどのリースだと言われたが、仮に2年借りると5万円弱。

現在寝たきりではなく、トイレに行くときなどの寝起きが布団では大変だというのが目的なので、介護用ベッドまでは必要ではないため、結局電動ベッドの比較的しっかりした商品をネット通販で探して4万8千円で購入。
補助は受けられないけど、3年使ったらリースで毎月払い続けるよりもずっと安いです。

病院へ行ったとき、総合病院なので、検査だ注射だ、診察だとあっちこっち移動するので、車いすが必要になりますが、混んでいるときは備え付けの車いすが出払って借りることができません。
たまたま近くにいた看護師の手配によってその時は借りることができたけれど、今後はMy車いすを用意した方がいいかもと言われてしまいました。

そこでネット通販のサイトをいくつもあたり、どうせ買うなら腰痛持ちの私がクルマへの積み下ろしをするので少しでも軽いアルミフレームで、介助用ブレーキ付きで、ノーパンクタイヤで…と条件を付けて探すと、定価では10数万円の物が70数%引きで3万円前後で購入できます。

そのサイトをプリントアウトしてケアマネに見せると、そんなに高級なものではなく、鉄フレームのスタンダードなものが月々数百円で借りられますよと言われた。
更に、購入は指定の業者からでないと補助の対象ではなくなると・・・

ここにも業者との癒着があるわけか!

そんな訳で、介護保険も年金と同じで、保険料は強制的に支払わなければならないけど、受け取る場合は、基準が厳しくも曖昧で、出費を多くしなければ補助が得られないというありがたくもなんともない制度であることを学ばせてもらいました。

介護認定

2010-05-31 | 介護
これまでに述べて来たように、ちょっとした異常を感じてから徐々に悪化し、いろいろな病気が併発してきて、自立歩行はできるが、時折ふらついたり足元が怪しくなる時があったので、風呂やトイレなど主要部分に手すりをDIYということで、自分で取り付けました。

壁の裏の補強の位置を見つけるための道具なども購入して・・・


紙おむつの使用も長年続き、甘えん坊ということもあり、寝たきりではないにもかかわらず何かと世話が焼け、家族にとっては経済的、精神的、体力的にかなり追い込まれてきたので、役場の介護福祉課に相談したところ、介護認定をうけて、デイサービスなどを利用して少しでも負担を軽くしてはどうかというアドバイスを受けたので、早速申請。

審査を受けるときは、例によってしっかりしてしまいます。

普段ヨタヨタと歩いているのに、審査時はスタスタと歩き、毎日何もせずボーっと一日を過ごしているのに、毎日散歩と軽い運動は欠かさないなどと嘘を言う始末。
それでも、認知症の具合や、家族の証言、現在患っている病気の多さなどにより、介護度は2となりました。


ケアマネージャーに就いてもらい、いろいろアドバイスの元、先ずは週2回のデイサービスを利用することに。

本人は嫌がっていたが、家族の為にも、本人のリハビリの為にもと説得をして行くことになったが、他の老人達はかなり認知症の度合いがひどく、本人曰く「幼稚園」と表現していました。

時に自身も幼児退行するものの、プライドが高く、頑固なオヤジとしては、その環境は耐えられないようで、3回目には自分でもう止めると断ってしまいました。
本人に直接断られたことで、施設の方も態度が豹変し、二度と行けなくなってしまいました。

ケアマネージャーは、しばらくはフォローしてくれたけれど、本人の頑なな拒絶により結局もっとひどい状態になるまで様子を見ましょうということで、早い話が見放されてしまいました。




認知症について ③

2010-05-30 | 介護
そんなこんなで更に月日は流れ、一昨年の暮れの深夜2時過ぎのこと。

就寝中に大きな声を上げたと同時に、口から泡を吹いて意識を失いました。

こちらも寝ぼけていたことと、慌てていたこともあり、間違えて110番に電話してしまったことは、今となっては笑い話。

当時は、とにかく意識が無く、ドリフのコントのいびきのような「ガーガー」という唸り声をあげて泡をブクブク吐き出しているのでビックリして、慌てふためいてしまいました。

救急車を呼んでから到着を待つこと20分、それから簡単な症状の確認、そして救急車への搬入、搬送先の要請などなどトータルで50分位かかってやっと病院へ向かいました。

その間も全く意識は戻らず・・・

病院に着き、検査をした結果、脳には異常はなく、(老人性)の癲癇との診断。

癲癇なんて、子供がポケモンを見てなるものだと思っていたら、老人にも発症するものだそうです。
それでも、普通は20~30分くらいで意識が回復するのに2時間近く戻らないのは珍しいらしい。

発作を抑える薬は、今後ずうっと飲み続けなければなりません。

本人は、眠っている間に意識を失ったので、自分がどうして病院にいるのか理解できず、未だに発作が起きないように回りが心配し、薬を必要としていることもどうしてか分かっていません。


薬を続けていることで、今のところ発作は起きていません。
その入院中に3度目の認知症の診察も受けて、ようやく認知症と診断され、進行を抑える薬を処方されました。

こちらの薬は、あまり効果があるとは言えませんが。

そして現在に至ります。

認知症について ②

2010-05-29 | 介護
知人によっては、認知症は脳神経科よりも精神科の方が適切な診断、処置をしてもらえるといわれてました。

しかし、まだ自分が誰だか分らないような状態ではなく、たまに症状が出る程度で、普段はいたって普通なので、本人も家族も精神科への通院には抵抗があり、勇気がでませんでした。

これ自体が、偏見であり、理解していない証拠であることは十分承知しておりますが、それが現実なのです。


そうこうしているうちに、更に2~3年が経過しました。

その間、言動が徐々に退行しているような感じがありました。

小学校の低学年位の言動をすることがあり、それが5歳児、3歳児、そして現在はチンパンジーの「パンくん」並かそれ以下とも思えるような言動をすることも・・・。



"小学生並"の時に、2度目の受診。
宇都宮の有名な大学病院の脳神経科と物忘れ外来を受診しましたが、やはりその時はしっかりした応対をしてしまい、若干脳の委縮は見られるものの、問題はありませんとの診断。

医師診断にもがっかりですが、本人も医者(他人)の前ではシャキッとしてしまうみたいで、これは血圧など他の病気でも同様のことがありました。



5人兄弟の末っ子で、かなり甘やかされて育ったそうですが、そんな甘えん坊の要素が退行によって現れたのでしょうか、家族、特に母親に対してはとても甘えん坊になっています。
多分、家ではリラックス=甘え、他人の前では、緊張感からシャンとするのではないかと思っております。


いずれにしても、頑固な甘えん坊はいろいろな面で苦労させられてます。



つづく

認知症について ①

2010-05-28 | 介護
一緒に生活していて異変を感じたのは、12~3年前に遡ります。

初めのうちは、ちょっとした物忘れ程度でした。

昔は、ナビなども無く、地図も持たずにどこへでもクルマで行ってしまう父が、ちょっとした所へ行くのに道に迷うことがあったり…

その頃から、「無気力」というか、何もしなくなってしまいました。

当時、左目眼球を破裂させる怪我や、大火傷などを負った体がしんどくなったのかと思い、あまり無理をさせず、本人のしたいようにさせていました。

退職前は、人一倍働いていたし、退職後も庭いじりやクルマいじりなど積極的にやっていたのですが。


初めのうちは、使わなくなって久しいスーパーファミコンなどを与えると、テトリスなどを夢中でやってもいたのですが、無気力が続くうちに、見向きもしなくなり、ケータイも持たせ、メールなどを教えようとしたけど、ケータイに触ろうともせず。

パズルや知恵の輪など"脳トレ的"グッズもいろいろ揃えてみたけど一切見向きもしません。
視力の著しい低下も辛かったのだとは思います。

それでも、クルマの運転だけは確かだし、多少心配はあったものの、ここで一番好きなクルマまで取り上げたら、それこそ廃人になってしまうのではないかと思い、黙認していました。


初めておかしいと感じた時から4~5年は現状維持というかそれ以上悪化することもなく、普段はほとんど正常な状態でした。
今なら、まだ脳トレなどで食い止められるのではと、いろいろやらせようとしたけど全くやる気なし。

そこで、1度目の脳神経科受診。
CTやMRI診断、記憶力の検査など一般的な痴呆の診断を受けるも異常はないといわれる。

一緒にいる家族は明らかに正常ではないと思っているのに、医師は正常と診断する。
これまでも、どの科に於いても名医に当たることが無かったので、医師に対しての不信感は募るばかり。


「医者の前では正常」これは、後々いろいろな影響を及ぼすことになります!


つづく

尿失禁について ②

2010-05-27 | 介護
前述のようなわけで、紙おむつは欠かせないアイテムとなりました。

紙おむつが、吸水性に優れた高分子ポリマーとはいえ、吸水限界はあります。

頻繁にトイレに行っているにもかかわらず、おむつに出ている量の方が多いようです。

赤ん坊ではないので、おむつが汚れれば自分でどうにか出来そうなものですが、汚れたことが感じない。

吸水すれば重くなるのにそれも気にならない、言われても素直に言うことを聞かない頑固オヤジという要素が、家族を苦しめます。


寝たきりではないし、可能な限り自分でできることはやらせた方が良いと思い、本人に任せる部分がありますが、おむつを交換する行為自体はその一つです。

ところが、時間的にもうそろそろ変えた方が良いといっても素直に交換しない。
そうこうするうちに、吸水限界を超えてズボンにまでしみ出てきてしまいます。

その状態でもすぐには言うことを聞かないので、結局ズボンのみならず、布団や座布団などまで濡らしてしまう。

その度に大掛かりな後始末をさせられる、それでも申し訳ないなどという気持ちは全くなく、威張り散らすという状況。

ストレスです・・・


おむつが汚れたことが分からないなら分からないなりに、言われたら素直に取り換えてくれれば何の被害も無いのに、洗濯だけでも大仕事、精神的、肉体的、経済的に大きな負担がのしかかります。

おむつ代だけでもバカにならないのに、おむつの役目を果たせてない現実。



子供のおむつは、成長すれば数年後には全く必要無くなりますが、年寄りの場合は、生きている間はず~っと必要なので、この先何年買い続けることやら・・・

中途半端な知識を持った人は、介護認定を受ければ、おむつ代も補助されるといいますが、実際には、介護度2では対象にはなりません!

そのお話は、またの機会に・・・・・

尿失禁について ①

2010-05-26 | 介護
尿失禁は…きっかけは思い出せませんが、確か気が付くと下着を汚していたんだと思います。

病院へ行くと、前立腺肥大症との診断で、薬を処方されました。

薬を飲んでいても、特に失禁は改善されず、薬の効能も調べてみると尿を出やすくする薬のようです。

とにかく頻尿で、夜も30分間隔位にトイレに行くありさまでした。

本人も辛いでしょうが、家族もその都度目が覚めてしまい、一家そろって寝不足の毎日です。

病院は、地元の総合病院から始まり、3件ほど回りましたが、明確な診断結果は得られず、「尿は出なくなることの方が危険だから」と言われ、同じような薬を5年以上も続ける状態。

最近になって、病院でもさじを投げられ、薬を止めて様子を見ることに。

結局、薬を飲まなくても頻尿は変わらず、尿が出ないということもないので、現状維持ということに落ち着きました。

なんだか納得がいきません。

泌尿器科に関わらず、後述する予定の他の病も全て患者側が納得できない診断で、近隣の病院の医師の信頼性は全くありません。



なお、尿漏れは自覚無く漏れてしまうようです、しかも、火傷の影響か、下着やズボンが濡れていても不快感などを全く感じないようで、それが困ったことに発展しております。