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カウントダウンはまだ

余命8カ月を遥かに超えて

抗癌剤治療の為の再入院  その2

2012-03-25 07:47:00 | 2008年のできごと

 

2008年1月9日
 尿、痰、胸部レントゲン、心電図検査。
午前6時より翌朝6時まで畜尿。


1月10日
血液検査、胸部・腹部のCT検査。
新たな異常は認められず。

1月11日
内科主治医より、検査を全てした後に抗癌剤治療の計画を立てる旨、説明を受ける。


1月16日
骨シンチ検査。午前中に造影剤注入、午後に検査。
骨への転移は認められず。

1月17日
頭部MRI検査
異常なし。

 

私に合ったタイプの抗癌剤が決定しました。

シスプラチン(ランダ)とビノレルビン(ナベルビン)の併用を4コース。

1コース2回で3~4週間、それを4回繰り返します。

開始前日に改めてこの治療についての詳しい説明を受けました。

その時に貰った副作用に関しての資料から抜粋して記述しておきます。

 


《ランダの副作用》

主な副作用は、嘔気・嘔吐(75%)、食欲不振(62%)、全身倦怠感(35%)、脱毛(26%)、

白血球減少(37%)、貧血(28%)、血小板減少(17%)、BUN上昇(14%)、

クレアチニン・クリアランス値低下(14%)、血清クレアチニン上昇(7%)。

あとパーセンテージは低いのですが、重篤な症状を伴う副作用がずらずらっと並びます。

 

《ナベルビンの副作用》

主な副作用は、骨髄抑制 [白血球減少(92%)、好中球減少(90%)、血色素量低下(73%)、赤血球減少(72%)、血小板減少(16%)]

食欲不振(52%)、全身倦怠感(36%)、発熱(26%)、脱毛(25%)、嘔気(21%)、嘔吐(19%)、

静脈炎(13%)、口内炎(12%)、便秘(12%)、知覚異常・腱反射減弱(10%)。

これもランダと同様、他に命に係わる副作用も幾つかあります。

 

 

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入院当時 病院にて撮影 

 


抗癌剤治療の為の再入院  その1

2012-03-24 08:15:00 | 2008年のできごと

 

2008年1月8日、病院に舞い戻りました。

前とは違う病棟です。

二人部屋で、お隣さんは年配の方でした。

毎日、旦那様が簡易ベッドで寝泊まりされて、朝になると一旦帰宅、そして又午後にやって来られました。

娘さんもよく面会に来られていました。

奥様はかなりお悪いようでした。

日々衰弱して行かれるのが、ご家族と病院側との遣り取りからも伝わって来ました。

昼夜問わず、様々な処置がなされていました。

ある日、慌ただしくベッドごと他の部屋に運ばれ、その夜はそのまま帰って来られませんでした。

あくる朝、廊下で旦那様にお会いし、「奥様のお具合は如何ですか?」とお尋ねすると、

「昨夜、息を引き取りました。」と。

昼間になると、娘さんが部屋の片付けをしに来られました。

私に「病気に負けないで頑張って下さいね。」と声を掛けて去って行かれました。

 

この病棟に入院中には、何度かこういうご不幸に出会いました。

私は自分の病気に関しては、最初から大きな覚悟が出来ていましたが、

でも、人のこんな悲しい場面を目にする度、癌を憎みました。

 

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実家の椿