音声情報処理の実用化はiPhoneのSiriが有名でしたが、どうせ大したことは無いだろうと高を括っていました。 nexus 7での音声によるネット検索があまりに優秀なので、他にどんなことができるか、パソコンでも出来るか、妙味が湧きました。
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温度とは何かを考えると不思議な感じになります。 質量や電荷を物質あるいは粒子の属性だと言いますが、温度は空間の属性だということでしょうか。 そこに何も存在しない空間が何か属性を持っているとはイメージし難く、そんな場合にその温度とは奇妙です。 しかし宇宙には、と言い直せば、温度が無視できない属性だと誰もが認めているようです。 ヒッグス粒子らしき存在が確認されたというニュースに関連してウイルチェックの本を読むなどしました。その紹介がてらに、考えてみたことを少し纏めてみます。 . . . 本文を読む
久し振りに水元公園へ行ったらカワセミを見かけ、撮ることができた。
何の変哲もなく、ただ撮れただけだが、いつも公園の一番奥にある「かわせみの里」のコーナーまで行くのに一度もカワセミに出会うことがなく、いないのではないかと訝っていたので、つい「アッ!カワセミだ!」と。
「カワセミ」と「タブラ ラサ」とは関係ないが、偶々同時進行した関心事なので一緒にブログに載せておこうと・・・。
虜にしているのは「タブレットPC事始め」。
以下はその近況。 . . . 本文を読む
スピルバークが「子供の頃に読字障害で、学校が嫌いだった」というニュースがあった。
実際、卒業は2年遅れたらしい。
中学の時が一番きつかったというが、その頃に最初の短編を撮っている。
映画の制作が救いだった、とか。
今でも脚本を読むのに人の2倍の時間がかかる、とも言っているらしい。
読字障害とは対称な字を混同したり、単語を逆に読んだりするのだ、と解説していた。
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リサ・ランドール(著) 塩原通緒(訳)
「ワープする宇宙:5次元時空の謎を解く」 NHK出版 2007
SFなら「ワープ」といえば「宇宙旅行における瞬間移動」。物理なら「宇宙スケールでの質量による時空の歪み」。
ここでは幾何学的な意味で空間が平坦でないこと。
原タイトルをカナ混りで直訳すれば「ワープするパッセージ」。
「パッセージ」とは「タテ・ヨコ・タカサ」の次にある第4番目の空間次元。
常には「余剰次元」と言ってきたこと。
高次元時空の話では時間の次元は1つだけとされるから、宇宙空間を時空として捉えるなら第5番目あるいは5番目以上の次元。
読者が誤解したままになることを怖れないで、間違えを承知の上で販売を優先する編集者たちが敢えて誤訳を付けたと思われます。
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『世界のドキュメンタリー(NHK BS 1)』でデンマークTVの「血塗られた携帯電話」を見ました。
コンゴの大虐殺では、政府軍と反政府軍の両方が略奪・強姦・殺戮を行っており、双方に軍資金を提供しているのは携帯会社だという国連報告が有って、レポーターはコンゴの現地を訪ね、欧米の大手携帯会社をインタビューしていました。
コンゴの正規軍司令官は自分で鉱山会社を経営し、採掘・輸出していることを隠しませんでしたが、携帯会社はどこの鉱石を使っているか情報開示をしません。
レポーターはノキアとアップルが自分たちの携帯電話はコンゴの鉱石を使用しないと宣言するだけでいいのに、と言って締め括っていました。
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書店で偶々見かけた本ですが、一気に読ませるものがありました:
藤堂具紀 2012 「最新型ウイルスでがんを滅ぼす」 文春新書
単純ヘルペスウイルスI型に遺伝子操作を加え、G47Δと呼ぶウイルスを開発し、臨床試験を行って3年になるそうです。
ウイルスをジェームズ・キャメロン監督の「ミクロの決死隊」に喩えた段があって、想像を押してくれました。
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教養課程の一般心理学の講義は、この白黒2値の写真をスライドやOHPで提示し、分かった人から黙って手を挙げてもらうことからは始めたものでした。
知っている人は直ぐに分かります。
初めての人はヒントを聞いても分からず、しばらくして「あゝ、分かった」と言います。
輪郭が見えないから何の写真か分からない。
見えるまでの時間とその個人差も心理学のデータになる。
一度見えると悲しげな表情まで見える。
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大栗博司による「重力とは何か(2012.05 幻冬舎新書)」
は近頃にない大変いい本でした。
成程、そうだったのか、と思うところの連続でした。
高校で物理を学び理解したつもりだったところが、どんなに穴だらけだったことか。
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インドの原発で事故が有り、点検作業員2人が放射性物質トリツウムを吸入したとのニュースが有り、トリツウムについて調べてみました。 水爆実験によって大量に生じたこと、原子力発電で産出されていること、核融合炉の核燃料として注目されていること、などを知りました。 . . . 本文を読む