007シリーズ第21作。主役がダニエル・クレイグに交代。非現実的な新兵器やスペクタクルやCGには頼らない原点回帰のリアルなアクションに徹して、これまでのシリーズのマンネリを打破しようとする意気込みの強い作品となった。しかしこうした見直しはこれまでも何度か試みられてきた(「女王陛下の007」「オクトパシー」「リビング・デイライツ」)。
しかし今回はちょっと違うようだゾ。新ボンドは意外にもスマートさが欠けており粗っぽい。しかもユーモアやゆとりも少なく洗練されていない。その象徴としてレギュラーのQとマネーペニーが出てこない。ひたすら人間の肉体(スタント)によるアクションの連続で、本来のハラハラドキドキ感を取り戻している。
敵はテロリストとその資金運用を担う死の商人。ボンドのせいで株価操作が失敗し、生じた損失をカジノで取り返そうとする。それを正々堂々の勝負(もっとも資金源は米英の国家予算だが)で阻止しようとするボンド。
マダガスカルの工事現場での追跡シーン(見事!)やマイアミ空港、ヴェニスでの対決シーンなど見どころいっぱいだが、このカジノでのポーカー対決の静かな場面が映画全体にメリハリをつけている。
それにしてもダニエル・クレイグの鍛えこまれたマッチョな肉体芸(?)は凄い。格闘による出血や傷も多いし、全裸での拷問シーンではなんと●●まで責められる(痛そう~)のだから、ハード●イのファン層拡大間違いなしだ。
しかし今回はちょっと違うようだゾ。新ボンドは意外にもスマートさが欠けており粗っぽい。しかもユーモアやゆとりも少なく洗練されていない。その象徴としてレギュラーのQとマネーペニーが出てこない。ひたすら人間の肉体(スタント)によるアクションの連続で、本来のハラハラドキドキ感を取り戻している。
敵はテロリストとその資金運用を担う死の商人。ボンドのせいで株価操作が失敗し、生じた損失をカジノで取り返そうとする。それを正々堂々の勝負(もっとも資金源は米英の国家予算だが)で阻止しようとするボンド。
マダガスカルの工事現場での追跡シーン(見事!)やマイアミ空港、ヴェニスでの対決シーンなど見どころいっぱいだが、このカジノでのポーカー対決の静かな場面が映画全体にメリハリをつけている。
それにしてもダニエル・クレイグの鍛えこまれたマッチョな肉体芸(?)は凄い。格闘による出血や傷も多いし、全裸での拷問シーンではなんと●●まで責められる(痛そう~)のだから、ハード●イのファン層拡大間違いなしだ。