子供向け防犯教室開催

昨日は朝から県内のマンションの子供たちを対象にした
防犯教室を開催いたしました。
内容的には通常よりも子供の参加者が多かったので座学
を減らして、実技を増やした形になってしまいました。

最新の防犯教室のカリキュラムでは「防犯編」と「不審者
対応編」の２つに分けて実施していますが、今回の様に実
技が多くなってしまったりすると、子供たちはどうしても
「防犯編」の中の未然防止に関する内容（通学路の死角に
なる場所、「入りやすく見えづらい場所」を避ける等）より
も、「不審者対応編」の中の直接的な対応方法や護身術など
に興味を持ったり重要だと考えたりする傾向があるようです。
しかし、実際問題、私が一番重要だと考えるのは、この
「防犯編」（未然防止）の内容だと考えています。

子供たちも私が話した内容を単純に鵜呑みにするのでは
なく、それらを基礎として「如何に自分自身の頭を使って
考え、判断出来るか？」の重要性を認識してもらえたよう
でした。

その証拠にある女の子が不審者から手首を掴まれた場合の
離脱技を練習している最中、自分で考えた新しい離脱技を発
見するという出来事がありました。早速、それも皆さんの前で
紹介してあげました。そうする事で女の子自身も自分の行動
に自信が付き、緊急時にも自分の判断で行動する事が可能
になります。

また当日は普段は時間の関係で出来ない、子供たちが登下校時に
周囲の環境から情報を集めるための訓練、「視覚強化訓練」
「聴覚強化訓練」なども若干説明できたので良かったと思い
ました。

今回学んでもらった事を自宅などでも親子で話し合ったり、
練習してもらえればと思います。