防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

川崎の小3男児転落、不審男が投げ落とす?殺人で捜査

2006年03月30日 | 子供の防犯


現場から指紋採取、不審者特定急ぐ…川崎の小3転落


 川崎市多摩区の15階建てマンションで今月20日、14階に住む同市立中野島
小3年山川雄樹君(9)が男に投げ落とされ、殺害されたとみられる事件に絡み、
同じマンションで清掃員の女性(68)が29日に不審な男に突き飛ばされた際
に、神奈川県警が現場から複数の指紋を採取していたことが30日、わかった。

 この女性が、事件直前に雄樹君の後を追うように15階の廊下を歩く防犯カメラ
の映像を見て「襲われた男に似ている」と話していることなどから、多摩署の捜査
本部は、映像の男と女性を突き飛ばした男が同一人物とみて、指紋などから特定
を急いでいる。

 調べによると、男は29日午前9時半ごろ、マンション1階で清掃作業中の女性
に、「15階にごみがあるので見てください」と声をかけた。女性が「何のごみで
すか」と尋ねても、「とにかく見てください」と、女性の腰を押すようにしてエレ
ベーターに一緒に乗り込んだ。

 2人は15階で降りたが、ごみはなく、男は「これは必要ありません」と言って
女性が持っていたほうきとちりとりを取って廊下に置いた。このため、女性が「あ
なたは何階の人ですか」と聞くと、男は女性を両手で突き飛ばし、抱え上げようと
したという。

 捜査本部は、男がエレベーターで押したボタンや、ほうきやちりとりから、複数
の指紋を採取した。

 また、雄樹君の後を追うように歩く男をとらえたエレベーター内の防犯カメラの
映像は不鮮明だったが、29日には女性とエレベーターに乗り込んだことなどか
ら、同本部は、比較的鮮明な男の画像を入手しているという。

(読売新聞) - 3月30日14時19分更新

ヤフーニュース

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警察は雄樹君の事件の捜査開始当初から事故と事件の両面で捜査をしており、
その後の不審者情報や29日に発生したの類似事件の発生で「事件」の可能
性が高まったようです。

雄樹君の事件の事件でもランドセルが15階に残されていた状況を考えると犯人
が抱え上げる抱え挙げるのに邪魔だったので、言葉巧みに雄樹君にランドセルを
下ろさせた事も考えられますし、先の事件でも女性にホウキと塵取りを置かせた
のも、犯人がそれらで抵抗される危険性があると判断したからとも受け取れます。

2003年7月1日に長崎市で発生した中学生(当時)による「男児誘拐殺人事件(駿
君事件)」でも同じように男児が駐車場の最上階(高所)から突き落とされて殺害
されるという事件が発生しました。
その当時から我が家でも娘と不審者に高所から突き落とされそうになった場合、
また、風呂場で溺死させられそうになった場合の対処方法など様々な訓練などをし
ていた時の事を思い出しました。

今にして思えば、このような事後対応が子どもを守る最善の方法とは決して思いま
せん。通学路も危険の少ない経路を選択したり、友人などと一緒に登下校したり、
防犯をしている事を周囲に示したり、また地域として安全パトロールをしたりと
、犯罪機会の少ない、ターゲットにされないような未然防止に関する対策が一番効
果的だと思います。しかし、当時は父親として娘を守りたい気持ちで一杯でした。

どちらにしても今回の事件は大変痛ましい事件事故には変わりありません。亡くな
られた雄樹君のご冥福を心からお祈りいたします。

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