信州、九州、北海道

　
F log


日中はあいかわらず 暑いものの、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきた。
本来なら冬というイメージの 味噌らーめん を食べに行こうと思ったくらいに。


本来、煮干系のあっさりラーメン が好きなのだが、時々妙に味噌らーめんが食べたくなる。
子供の頃はサッポロ一番の味噌ラーメン （ もちろん袋 ） が一番好きだったなぁ。


F 嫁と向かったのは国道 357 号線沿いの 麺場　蔵出し味噌 喜久屋




トップ写真は店構え。
屋根にドーンと味噌樽を模した飾りが鎮座。こちらは味噌らーめんの専門店である。
もちろん醤油も塩も豚骨も無い。味噌らーめんのみ。


その代わり、３種類の味噌によるラーメンが選べるようになっている。
それが 信州、九州、北海道 である。


信州 は米味噌を使い標準的な濃さ。
九州 は麦味噌で甘口の淡い色合い。
北海道 は米味噌で赤色で濃く辛い。







熟考の末、F 嫁がチョイスしたのは九州味噌野菜らーめん。





たっぷりの野菜、肉味噌、フライドオニオン、さつま揚げが標準。それに炙りチャーシューを 1 枚追加。
淡い色合いだが、確かにこってり濃厚で甘い。九州醤油にも通じるものを感じる。
先日いただいた もつ鍋 のイメージもある。F 嫁はかなり気に入ったようだ。










F は標準的という信州味噌野菜らーめんにする。
こちらはさつま揚げの代わりに山菜が載る。なるほど信州だからね。
炙りチャーシューは直前に炙っているので香ばしくて旨い。
卵は味噌で煮てあるもの。こちらも黄身までしっかりと美味しい。








本来ならここでミニチャーシュー丼やらミニ炒飯やらのサイドメニューに行くことが多い。
白飯にこの味噌スープをかけてもうまそうだなぁ。


しかしながら残った北海道が気になってしょうがない。
幸いまだお腹に余裕もあるし、ここはもひとついってみよう!!!!










北海道味噌らーめん。
おっとビックリ、フライドポテトがトッピングだ。いくら北海道とはいえこれはどうかと・・・
炙りチャーシューと煮卵は、信州からの移植 （笑）
色も思ったより赤くない。
スープを飲んでみると・・・うん、やはり濃厚で辛めである。北の味噌らーめんという感じ。











奥が九州、左が信州、右が北海道。よく見ると器は 3 つとも異なっていた。
さすがにお腹いっぱいになり、スープはだいぶ残した。






F ＆ F 嫁の結論は・・・九州が美味しかった。次点は北海道。
九州の甘い味噌はなんともクセになる。
北海道では辛味噌も選択できたが、そちらの方がより合っているかもしれない。
信州はいちばん無難であるが、両者の前にしてはインパクト不足は否めない。
ただ味噌らーめんはあまり得意じゃないが、連れてこられてしまったという方にはまず信州だろう。


お店の中もキレイだし、らーめんも美味しくてなかなか気に入った。
苦言を呈すとすればふたつ。


ひとつはランチタイム全面禁煙は素晴らしいが、それを夜まで拡大して欲しい。
そうでなければ分煙を。店の広さからいって難しいのは分かるのだが・・・


もうひとつはメニューである。
写真入なのは良いが、その写真があまりにもお粗末である。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ・・・手持ちマクロで撮った自分のを棚に上げて言うのもなんだが ）




らーめんのメニュー写真でスープが反射してるいなんてあり得ないだろう。
ライティングにまったく気を配っていないせいか、具材は影になって潰れているし。






自慢の炙りチャーシュー麺もこの惨状。




スープの色すら分からない。少なくとも旨そうには見えないだろう。


せっかく美味しいらーめんを提供しているのだから、このメニューは早急に改善すべきでは？
きちんと食品写真のプロに撮ってもらった方が良いと思う。
写真がキレイなら選ぶ楽しみも増えようというもの。




最後はゴチャゴチャ書いてしまったが、美味しかったのでまた機会があれば訪ねてみたいお店だ。