F log
ここのところ模型の未完成品が増えている。
エッチングのフェンダーで頓挫したフェルディナント
当初の計画が困難だと分かり一気に萎えた HOT ( Howitzer on Truck )
エアモデルの華、コクピットではや挫折のナイチンゲール
フェルディナントは貨車に載せてクルクス行きのダイオラマを画策し、フィギュアまで用意したが、
レジンの貨車にたどり着く前に撃沈。
HOT はよりお粗末で、接合部の強度も考えずに 3t ハーフの荷台に 10.5cm 榴弾砲を載せようと
したが、これまた縮尺の計算をミスるという間抜けぶり
ナハテイガルに至っては・・・トホホホホ。
いずれも妄想が強く脳内でこねくり回し過ぎて、実際の手技が追いつかないのが主因だ。
このままでは未完ループに陥りそうなので心機一転、やり直すことにした。
独逸ヲタが新しいキットに選んだのはなんと英国車。
チャレンジャー ( Challenger ) といえば、湾岸戦争で名を馳せたイギリス陸軍の MBT 。
その長大な 120mm ライフル砲 ( 弾頭と装薬が別というところが萌える ) で、敵戦車に戦争をさせなかった。
個人的にはチャレンジャー 2 は好きではない。滑腔砲になっちゃうというし・・・
とと、話が脱線した。
今回のチャレンジャーはトップ写真のように、第 2 次大戦末期に登場した初代チャレンジャーである。
SKP model から発売になった 1/35 Challenger MK.VIII ( A30 )
厚みはないが、もの凄い大きさの箱である。宅配便到着時、F 嫁が不在 だったのは幸運だった(笑)
どのくらい大きいのかというと・・・
ドラゴンの 1/35 フェルディナントと後ろの角を合わせるとこんな感じ。まるで 1/24 である。
箱を開けると・・・
左右にインジェクションのパーツが整然と並び、中央に別マテリアルが集約。
レジン、真鍮、エッチング、金属砲身等が並ぶ。デカールは転写のドライデカールらしい。
チャレンジャーの肝、17 ポンド砲。前後に蓋のついた立派なケース入り。
真鍮製の同軸機銃、ライト類。テールランプ?が赤いのは便利。しかし細かい、細かい。
デカールとエッチング。ドライデカールってどうやるんだろう? また調べねば・・・
防循。溶きパテ?を用いてするような表面処理がされている。これも初心者には助かる。
助かるといえばこの組立て説明書、海外メーカーにしては例外的に見やすい。
多色刷りだし、小パーツを接着する位置の色が変わって表示されている。
カラー塗装図も附属。エアブラシが無い身にはたいへんありがたい単色塗装。
AM 誌の 「 単色塗装で魅せる 」 特集を読み直さなくては・・・
参考文献はまた次回に。
たたたたいへんだ、おおお奥様におおお電話を・・・(笑)
コストカットし過ぎた宅配ピザ屋の箱というのか、こいつを眺めているとねェ・・・(しみじみ手許のを見る)・・・英国もののつくづく因業さを思い知りますよな。
「転んでもタダじゃ起きない」のか「転んだらとりあえず起きるしかない」のか、いいからまず転ばないところから学びなさいよと言いたくなる大英帝国軍の、純国産17パウンダーズのトップハッター(トップバッターではない)、ウルトラセブンをファイアフライとするならカプセル怪獣の回、角を付け忘れたウインダムみたいな・・・不屈の闘志だけじゃ乗り越えられなかった大人の諸事情フル装備のコイツが、まさかFさんの心を捉えようとは・・・イイ風吹いてるなあ、生あったかいけど(笑)。
さあ、Fさん。
大変なキットですよ。
こいつを鼻歌まじりにサクサクやれたら、食べ終わったタラバガニだって生前の姿に復元できますよ。
勝負は、塗装。
筆でコッテリ厚く、執念深くがいいかもです。
最近のモデルグラフィックスに掲載されてた清水圭さんだったかな?のマシーネン作例、パックレーテ短砲身型がいいインスピレーションを与えてくれると思われます。
Never, Never, Never give up!
戦時宰相チャーチルの言葉を謹んで捧げます。
アンバランスな砲塔の大きさがたまりません。
エデュアルドの取説もこのキット同様見やすいです。
バントウさんいわく、大変なキットだそうですが楽しんで作ってください。
このキットに悶絶です。すげ~!
自分のスキルを顧みることなく、ネットで探し、
「残り僅か」、に手が震えていました。
いえいえ、そこまで無謀ではありません。
どうぞ、完成の過程を見せてやってください。
ええ、またやっちまいました
リハビリというなら素直にタミヤの二号を作っとけばよいものをまた海外メーカーに手を出すとは。
それにしてもやっぱりバントウさん、このキットお持ちだったのね。
ああファイアフライの影としての人生。
チャレンジャーの歴史は涙なくして読めません。
なぜこのデカイ納屋が心を捉えたのかは次回に記しますが、まぁエゲレス初心者としてなまあたたかく見守ってくださいまし。
とにかく今回は石にかじりついてでも、どれだけ時間がかかろうとも絶対に完成させる所存です。
web上で諸先輩方が苦闘されていたレポを読むと早くもくじけそうですが・・・
またえらいものに手を出しちゃったみたいです。
レジンは難しいのが分かってましたから、インジェクションということで油断しました(笑)
まず車体の箱組みから苦労が始まると思いますが、なんとかフィニッシュしたいものです
ああ、裏からこするシールがありましたね。
水を使わなくてもいいんですね。
それなら楽チンかも(どこかに落とし穴の気配が・・・)
カッコ悪いでしょ?
そこがまたカッコイイんですよ~
よかったですね、ポチッしなくて(笑)
お調べになったのならこのキットの価格もご存知でしょう。
一般インジェクションキットの倍ほどもする高価なものです。
ただアフターパーツをあれこれ揃えると、結果的に2倍3倍になったりしますから、これだけで済めば結果的に安いと言えるでしょう。
先に製作された先達も皆さんご苦労されているようです。
その教材を参考にボチボチと進めて参ります。
またときどき突っ込んでいただけたら幸いです
まわりくどいこと書きましたが、作るのがFさんですから、実はそんなに心配してませんです。
Fさん、模型と付き合うの上手ですもん。
最近、改めてしみじみ感じたんですけど、実車の写真(資料じゃなく、写真)を一葉、穴があくほど見続けるってすごく大切だなと。
手が躊躇するときって、何をどうしたいのかがボンヤリしたときなんですよね、モデラーの場合。
写真をじーっと見てると、何をどうしたいのかが下りてくるんですよ。この感じが、実はすげー大切・・・もういちばん大切かもしれないんです。
「すげっ」と思わせる作品を作る人と、そうでない人とを分けている最大のポイントってここなんじゃないかって、最近気づきました。
Fさん、絵心おありだから・・・やったら一発ですよ。絶対わかると思う。
なにを仰いますやら、心配で心配で風邪ひきそうです(爆)
インジェクションだからといって下調べもせず勢いで購入しましたが、とっても地雷っぽいです。寒気がします。
じつは事前に ISBN 978-80-903945-2-0 を購入してチェックはしていたのです。
そのなかの一枚の写真に殺られまして・・・
それがバントウさんの仰る一葉で、何かが下りて来たのかは分かりませんが、気づいたらポチッしてました
おっとそこらへんのことは、一ポスト使って書きますね。また進まねぇや