
F log
別件でYouTubeを見ていたらコジョカルちゃんの新しい映像発見。
ロイヤル・バレエでの『ジゼル』らしい。
第1幕、ジゼルの死のシーンと第2幕のパ・ド・ドゥの2本だ。
アルブレヒトはパートナーのヨハン・コボー。
Alina Cojocaru in the death scene from Giselle
恋人(と思っていた)アルブレヒトに裏切られ、精神が崩壊寸前にまで達しているジゼル。
きれいだった髪もほどけてボサボサ。ふたりでやった花占いを回想して現実逃避モードだ。
突然錯乱し、アルブレヒトの剣を持ち胸に突き立てようとする。
すんでのところでヒラリオンに止められる。その顔にはすでに狂気が・・
母親やアルブレヒトの所を行ったり来たり、そのたび表情がめまぐるしく変わる。
ところどころで心臓のあたりを押さえる仕草。そうジゼルは病弱なのだよ。
急に踊りだすジゼル。アルブレヒトが近づいて腕を取ろうとするも、その目には映っていない。
最後は母親と抱き合った後、アルブレヒトに走り寄って息絶える。
その死にっぷりも見事。
そういえばこの場面でF嫁は隣で号泣してたっけ・・・
Alina Cojocaru & Johan Kobborg in Giselle Act 2
死んでウィリと呼ばれる死霊の仲間になったジゼル。
親方のミルタさんにご挨拶。ところがアルブレヒトがのこのこ贖罪にやって来て
ミルタさんの逆鱗に。
この第2幕ではクラシックバレエの真髄が観られますな。
00:35からのア・ラ・スゴンド。
5番から体重移動して左の軸足ピクリともさせず、クッペを通ってキレイに上がってゆく。
ゆっくり降りてきてキッチリ1番を経過してからアラベスクで軸足ずらしの周回へ。
01:05からアン・オーで迎えにいった手先と脚先が磁石でつながっているかのよう。
キリがないのだが、02:40のポール・ド・ブラ(腕の動き)の美しさにウットリ
しかしバレエを習うようになってからあらためて思う。
あたりまえだが、この人たちは只者ではないと。
難しさ、たいへんさが身にしみてわかるから。
もちろん感じる難しさもだいぶレベルが違うが。
両映像とも観客がコッソリ撮ったものではなく、キチンとしたカメラワークの映像作品。
さてはBBCで放映される(た?)ものだろうか。
NHKが収録したという昨夏のルグリとの『ジゼル』放映も待ち遠しいが、
これを発売してくれてもいいんだよ、BBC。
ってかDVD化してくださいお願いします
最初のは3分弱。2番目のも4分半ほど。
ぜひあなたの人生の貴重な数分を費やして観てほしい。
損はしないと思う。
別件でYouTubeを見ていたらコジョカルちゃんの新しい映像発見。
ロイヤル・バレエでの『ジゼル』らしい。
第1幕、ジゼルの死のシーンと第2幕のパ・ド・ドゥの2本だ。
アルブレヒトはパートナーのヨハン・コボー。
Alina Cojocaru in the death scene from Giselle
恋人(と思っていた)アルブレヒトに裏切られ、精神が崩壊寸前にまで達しているジゼル。
きれいだった髪もほどけてボサボサ。ふたりでやった花占いを回想して現実逃避モードだ。
突然錯乱し、アルブレヒトの剣を持ち胸に突き立てようとする。
すんでのところでヒラリオンに止められる。その顔にはすでに狂気が・・
母親やアルブレヒトの所を行ったり来たり、そのたび表情がめまぐるしく変わる。
ところどころで心臓のあたりを押さえる仕草。そうジゼルは病弱なのだよ。
急に踊りだすジゼル。アルブレヒトが近づいて腕を取ろうとするも、その目には映っていない。
最後は母親と抱き合った後、アルブレヒトに走り寄って息絶える。
その死にっぷりも見事。
そういえばこの場面でF嫁は隣で号泣してたっけ・・・

Alina Cojocaru & Johan Kobborg in Giselle Act 2
死んでウィリと呼ばれる死霊の仲間になったジゼル。
親方のミルタさんにご挨拶。ところがアルブレヒトがのこのこ贖罪にやって来て
ミルタさんの逆鱗に。
この第2幕ではクラシックバレエの真髄が観られますな。
00:35からのア・ラ・スゴンド。
5番から体重移動して左の軸足ピクリともさせず、クッペを通ってキレイに上がってゆく。
ゆっくり降りてきてキッチリ1番を経過してからアラベスクで軸足ずらしの周回へ。
01:05からアン・オーで迎えにいった手先と脚先が磁石でつながっているかのよう。
キリがないのだが、02:40のポール・ド・ブラ(腕の動き)の美しさにウットリ

しかしバレエを習うようになってからあらためて思う。
あたりまえだが、この人たちは只者ではないと。
難しさ、たいへんさが身にしみてわかるから。
もちろん感じる難しさもだいぶレベルが違うが。
両映像とも観客がコッソリ撮ったものではなく、キチンとしたカメラワークの映像作品。
さてはBBCで放映される(た?)ものだろうか。
NHKが収録したという昨夏のルグリとの『ジゼル』放映も待ち遠しいが、
これを発売してくれてもいいんだよ、BBC。
ってかDVD化してくださいお願いします

最初のは3分弱。2番目のも4分半ほど。
ぜひあなたの人生の貴重な数分を費やして観てほしい。
損はしないと思う。
Fさんが仰るように私もバレエを始めてから以前にも増して舞台を楽しむことが出来るようになりましたし、見れば見るほどプロのダンサー達のその技術のとてつもない高さと、その裏に隠れて見えることのない、でも間違いなく凄まじいであろう練習を思いただただ圧倒されてしまいます。
お互いいい先生と仲間にめぐり合え、こうして自身もバレエを視聴覚だけでなく身体で楽しめることに感謝、です。
ところで、このジゼルですが、BBCはDVD化は一切しないと言明しておりまして、イギリス在住のバレエファンの大ブーイングを受けているようです。
あるときを境に、BBCでバレエはかなり放映されるのにソフト化をぱたりとやめてしまったようなのですよね。
本当に残念なことです。DVD化しないのは権利というより採算性の問題らしいんですよね。TVに放映できる状態にはなっているのに。
ミスター・ルグリはいないものの、パートナーはコボーだし、バックはロイヤルの面々だし、で続きが観たいですよねぇ。
今日もバレエで脂汗をかいてきました
生の舞台やDVDなど、それこそ世界の一流を観られることで刺激は受けますが、それを実技に昇華できないもどかしさでいっぱいです。
でもホントに基本的な動きだけでもわかると、舞台が何倍も面白くなりますね。
今後とも大人のバレエもがんばりましょう
はじめまして、コメントありがとうございました
というか私のバレエ関係のブックマークにnoamiさんのblogがちゃっかり入ってました。
コメントこそしておりませんが、素晴らしい舞台レポを時折読ませていただいてました。
世バ、新国をはじめ小牧まで、じつはご一緒だった公演が多いのにも驚きました。
こちらはあまりにもミーハー度満点でお恥ずかしいです・・
DVD化の件は心底残念です。
わざわざリリースするために撮影するならともかく、TV放送用に素材があるのですからそんなに費用がかかるとも思えません。
ああ~BBCに受信料を払っているのなら文句も言えるのですが
naomiさんのところにもお邪魔しに行きますのでよろしくお願い致します。
来ていただいていたとは、お恥ずかしいしかし嬉しい限りです。このサイトもとっても楽しく読ませていただいていますよ~
ホント、8月のコジョカル&ルグリのジゼルは今まで観たジゼルの中でも一番といっていいほど素晴らしかっただけに、ロイヤルでのパートナー、コボーとの演技はどれほどすごいだろうか、と思うと本当に残念ですよね。現地の人たちも同じように思っているみたいです。
せめてNHKで早くコジョカル&ルグリ放映してくださいって感じですね。
ホント、コジョカルさんの才能はものすごいと思うので、私も引き続き応援したいです。
なにを仰いますやら・・
キレイだ~カワイイ~上手い~レベルのウチに比べてなんと理論整然としたレビューでしょう。
感心して拝見しておりました。
かと思うとABTへの溢れんばかりの愛もあり・・とっても読み応えのあるblogだと感心しきりです。
コジョカルちゃんのファンとしてはNHKの放送だけが楽しみです。
ホントはもう一度コヴェント・ガーデンに行きたいのですが・・
そろそろ発表になる今年~来年の新国ラインナップにも期待が高まる今日この頃です
狂乱の場面は本当に迫真の演技ですね。そして、2幕も本当に素晴らしいです!美しいア・ラ・スゴンドやアラベスク、ふわっと宙に浮くようなリフト、悲しげな表情…全てが素敵です。
すでにこんなにきちんとした映像があるのにDVDにならないなんて、本当に残念ですね。オペラ座は沢山DVDを出しているのに、ロイヤルは最近全然ないですよね。NHKの放映が待ち遠しいです。
先日97年ローザンヌコンクールの映像を見ていて、10年でこんなに成長するものなのかと改めてコジョカルちゃんの成長ぶりに驚きました。97年のときから上手でしたが、こんなにも見ている人を惹きつけるバレリーナになるなんて…。
ホントですよね~
これだけの完成された映像、おまけにTV放映用に編集まで済みという財産がありながら何故お蔵入りなのでしょう。
「くるみ」はそこそこ売れたと思うんですがねぇ。
あ、それじゃよけいに売れないか?
Fが観賞用と保存用(爆)に2枚買いますが・・・ダメ?
じつは私、その年のローザンヌ観ていないんです
なにやら衣装が賛否両論だったと聞いていますが・・
もうローザンヌから10年なんですねぇ。しみじみ。
ローザンヌのコジョカルちゃんは、今のコジョカルちゃんをそのまま小さくした感じでした。衣装が賛否両論だったのですね。創作部門の振り付けに関しては解説の人にぼろぼろに言われていましたが、コジョカルちゃん自身は「一人前のバレリーナですね。」というようなことを言われていました!
NHKの放映は早ければ年内か・・なんて妄想してましたが、いったいいつなんでしょうね。
ボーとしていて見逃さないようにしなくちゃ。
同じくDVD化は悲願といっても過言ではありません。
契約問題がどうなっているのか知りませんが、ぜひ実現してもらいたいですね。
ローザンヌでボロ○○な言われようだったのは振付師だったんですね。
衣装もなんじゃこりゃ?みたいだった、とどこかで見たような気がしたものですから。
機会があれば観てみたいですね~