経済なんでも研究会

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ゲーム依存症を 防ごう : 夏休み

2023-07-15 07:29:02 | なし
◇ 家族で話し合って = さあ、夏休み。子どもたちは何をして楽しもうか、胸を膨らませているに違いない。でも夏休みには、危険もある。交通事故や病気、それに生活の乱れ。ゲームの依存症に陥る子どもたちも少なくない。WHO(世界保健機構)は19年に「ゲーム依存症は疾病」と宣言した。これを受けて日本でも香川県が20年に「ゲーム依存症規制条例」を策定、「18歳未満は平日1時間以内」とする規制を発動した。

だが、その評判は最悪。反対の意見が圧倒的に多かった。理由は「自治体が条例で決めるのはやり過ぎ」というもの。これをみて他の自治体は、ゲーム依存症の防止策を見送ったところが多い。では、どうしたらいいのか。専門家の間では、まだ議論が続いている。しかし香川県での経験を踏まえると、結局は「家族間でよく話し合うこと」が最も適切ということになりそうだ。

中国の場合は、国が厳しく規制している。政府は21年8月から、ゲーム出来る時間を土日と祝日の20-21時のみに限定。これにより18歳未満のゲーム・プレー時間は週3時間以内になったと発表した。習近平主席じきじきの指示によるもので、きわめて厳しい。ことしもカレンダーに、プレーできる日時を書き込んでいる。中国ではこの措置によって、ゲーム産業は成り立たなくなった。

ゲーム依存症は、勉強や運動の時間をなくす。健康や視力に障害を起こす。さらに金銭上のトラブルも発生しやすい。だから抑制しようというのが、自由主義国の発想である。だが中国は違う。子どもたちに勉強させて、能力のある成人に育てる。それによって、将来は自由主義国に打ち克つ。発想は全く異なっていると考えた方がいい。

        ≪14日の日経平均 = 下げ -28.07円≫

        【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】     
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