◇ 東南アジアへ拡散した変異ウイルス = 新型コロナのパンデミック(世界的大流行)は、明らかに鎮静化しつつある。世界の感染者数は1億7443万人、この1週間で275万人の増加だった。だが、この増加数は4月のピーク時に比べれば半分以下。また死亡者の累計は375万8217人で6万8665人増えたが、この増加数もピーク時の3分の1に縮小した。
そうしたなかで、インド型変異ウイルスが周辺国のアフガニスタン・ネパール・パキスタンから、東南アジアのタイ・マレーシア・ベトナム・インドネシア・中国南部へと拡散していることが目立つ。これらの諸国では、軒並み都市封鎖など厳しい対策を講じ始めた。さらに台湾や日本などへも侵入しており、最大限の注意が必要だ。
死亡者の累計をみると、アメリカが59万人台でいぜん第1位。しかし1週間の増加数は2468人まで縮小した。次いでブラジルが47万人台、インドが35万人台。メキシコが22万人台、イギリス・イタリア・ロシアが12万人台、フランスが11万人台、ドイツとイランが8万人台となっている。ただ、これら10か国の死亡者増加数はすべて前週を下回った。コロナが発生した一昨年末以来、初めてのことである。
日本の感染者は累計76万9953人。この1週間で1万4707人増加した。ただ、この増加数は前週より5041人少なくなっている。また死亡者は累計1万3926人に。1週間の増加数は541人で、前週より85人縮小した。9都道府県に発令されている緊急事態宣言の期限は20日。政府はまん延防止等重点措置に切り替えたい考えのようだが、専門家会議がどんな意見を表明するのか。
≪11日の日経平均 = 下げ -9.83円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】
そうしたなかで、インド型変異ウイルスが周辺国のアフガニスタン・ネパール・パキスタンから、東南アジアのタイ・マレーシア・ベトナム・インドネシア・中国南部へと拡散していることが目立つ。これらの諸国では、軒並み都市封鎖など厳しい対策を講じ始めた。さらに台湾や日本などへも侵入しており、最大限の注意が必要だ。
死亡者の累計をみると、アメリカが59万人台でいぜん第1位。しかし1週間の増加数は2468人まで縮小した。次いでブラジルが47万人台、インドが35万人台。メキシコが22万人台、イギリス・イタリア・ロシアが12万人台、フランスが11万人台、ドイツとイランが8万人台となっている。ただ、これら10か国の死亡者増加数はすべて前週を下回った。コロナが発生した一昨年末以来、初めてのことである。
日本の感染者は累計76万9953人。この1週間で1万4707人増加した。ただ、この増加数は前週より5041人少なくなっている。また死亡者は累計1万3926人に。1週間の増加数は541人で、前週より85人縮小した。9都道府県に発令されている緊急事態宣言の期限は20日。政府はまん延防止等重点措置に切り替えたい考えのようだが、専門家会議がどんな意見を表明するのか。
≪11日の日経平均 = 下げ -9.83円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】