ぷれしおさのフラメンコ日記

水野直子の東京フラメンコブログ。
フラメンコ教室、コンパスとバイレ、日々の自分。

ブラソとマノ

2014-10-16 23:59:57 | フラメンコ
ブラソ(brazo)とは腕全体のことです。
フラメンコは「ひじの踊り」と言ったのは誰だったか思い出せないのですが、本当にそう思います。ひじの向き、角度のコントロールはとても悩ましい問題ですが、美しい腕の動きはつくづくうっとりさせられます。そして如何にその「自然な動き」が相当の訓練の上に存在するのか
ひじはひとつの方向しか曲げることの出来ない単純な関節ですが、腕のつけねをねじることによって後ろ以外のあらゆる向きに曲げているようにみせることが出来ます。

昔ある先生が「クリスティーナ・オヨスは毎日何時間もブラソの動きの研究をする」といったことを話されていました。実際に「毎日何時間」もやっていたかどうかは別として、そのくらいの研究を必要とすることは私も実感しています。

マノ(mano)とは手首から先のことです。
私は手が小さく指も短いので、マノはたっぷり動かすほうがいいかな?と思っています。「手はもっと語れ、大声でしゃべれ」と言っていたお師匠のことをいつも思い出します。
しかしながら、手首はともかく指は最近の踊りでは以前ほどばらけさせることをうるさく言わなくなっている気がします。実際のところ指を一本一本ばらし、関節ひとつずつ開く練習は今ではマニアックすぎて(?)あまり好まれなさそうです。。さらにどの指を優先に動かすか、は先生や地域などに差があって、そいういうことに注意を払って学んでいたこともあったのですが、だんだんそういう細かいことを捉えなくなってきたんでしょうね。個人の好みの範疇として使われているように見えます。

そういやお師匠は「コンパスに合っていて素敵ならいいのよ!」と言い放ったんだっけ

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