ぷれしおさのフラメンコ日記

水野直子の東京フラメンコブログ。
フラメンコ教室、コンパスとバイレ、日々の自分。

されどお辞儀。

2015-05-10 23:12:41 | フラメンコ
今日の朝刊にマイヤ・プリセツカヤさんの追悼コラムが載っていました。
わたしですら知っている20世紀を代表するバレエダンサー。
彼女は超一流の踊り手となってからも、お辞儀にこだわり続けたとあります。

わたしの短い神戸時代の師匠から、ステージでのお辞儀に関してとても厳しく指導されました。
東京の「フラメンコの父」も「踊りのレベルはどうであれ、お辞儀はいつでも完ぺきでなければならない」と言います。

踊りのレベルはさまざまですし、ステージごとに出来不出来はどうしてもありますが(勿論最善は尽くします)、わたしもお辞儀にはこだわるようにしています。


フラメンコショーのスタイルであるタブラオ形式では普通一曲終わるとお辞儀をするのが一般的です。息がどんなに上がっていても、汗が尋常でなく流れていても、とにかくお客様に向かってお辞儀をします。

お客様は音楽が終わると曲の終わりと認識されるでしょうが、踊り手にとってお辞儀をしてハケるまでが作品という考え方はわたしも大切だと思うので、生徒さんたちにもそんな風に指導しています。



「観客の手に彗星の尾が残っていなければならない」

だそうです。
残念ながらわたしは「希代のダンサー」から遠くかけ離れていますが、その精神は受け継ぎたいと思います。

5月15日19時より、恵比寿のサラ・アンダルーサに出演します。まだお席に若干余裕がございますので、どうぞお誘い合わせの上ご来店くださいませ。ご予約はコメント欄やメール、メッセージで承ります。

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