ぷれしおさのフラメンコ日記

水野直子の東京フラメンコブログ。
フラメンコ教室、コンパスとバイレ、日々の自分。

懐かしいにおいをかぐ

2013-09-11 23:47:04 | アートいろいろ
久しぶりに水道橋で降りました。
以前は水道橋のスタジオにも行っていたのでよく使っていた駅なのですが数年ぶりとなりました。

岩波ホールという由緒ある映画館でエルマンノ・オルミ監督「楽園からの旅人」というイタリア映画を観ました
(以下ネタバレあり)。


取り壊しになる村の教会に意気消沈の神父さま。次々と撤去される聖堂内を見ていたたまれなくなった彼は思わずミサを始めようとしてしまう…。勿論止められちゃうけれど。
そんな切ない夜にアフリカからの不法移民たちが逃げ込んで来る、というところから始まります。
信仰とは?善とは?現代人がほとんど忘れている問題に老司祭が、おそらく人生最後、最大となる局面(聖書の再現!)に遭遇するのです。
キリスト教、できればカトリックの知識がないと、かなり理解に苦しむ映画だと思いますが、
短いながらも私にとってはいい映画でした。できればもう一度くらい観たいです。

久しぶりに降りた水道橋駅でしたが、ずっと通っていたのと反対口だったで周辺のことはまったく知りませんでした。
こういう映画を観に行くからなのか?道すがら教会を見つけてしまいました。
案内板を見ると4時までは解放されているということで、時間に余裕もあったので寄り道。

文化庁の登録有形文化財に指定されているカトリック神田教会の壮麗な聖堂は1928年に出来たそうです。一時的に東京のカテドラル(司教座)にもなっていたそうで、美しいステンドグラスからこぼれてくる光にうっとりでした。
なんとフランシスコ・ザビエルのレリキア(聖遺物)、遺骨が展示されているのです。が、これはまた次の機会に。

フランシスコ・ザビエルはおそらく日本で一番有名なスペイン人でしょうね。
私がスペイン語とスペイン史を習った修道司祭の先生はザビエルと同郷、パンプローナのご出身でザビエルが日本で布教したのも来日のきっかけだ、とおっしゃっていました。
バスク圏なのでフラメンコは一ミリもないですけど。

さてせっかくの神田なので神田ランチをしようかと思ったのですが結局スタジオの近くで済ませてしまいました。

練習とレッスンのあと、夜は友人が出演するというのでエルフラに水曜ライブを観に行きました。
休憩なしの90分でしたが、趣向を凝らせたプログラムでまったく疲れず、最後まで本当に楽しめました。
ショーの作り方としても勉強になりました私も群舞がやりたいなあ。

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