ぷれしおさのフラメンコ日記

水野直子の東京フラメンコブログ。
フラメンコ教室、コンパスとバイレ、日々の自分。

日本、アメリカ、ヨーロッパ

2014-10-15 22:55:58 | アートいろいろ
友人に誘われて東京国立近代美術館へ「菱田春草展」を観に行ってきました。
あまり日本画を観たことがなかったので新鮮で面白かったです。
36歳という若さで夭折したそうですが、駆け出しの芸大時代の作品から事実上の絶筆までが網羅され、展示数がとても多く会期中で半分ずつ入れ替えるという規模!

猫の毛やすすきの穂のふんわりした感じが、私の日本画の見方を変えた気がします。食わず嫌いはダメですね~。Yちゃん誘ってくれてありがとう

10月15日はスペインの聖女、サンタ・テレサ・デ・アビラの日で、東京だと上野毛でその典礼に参加できるときいて行く気満々だったのですが、この展覧会を見たあとさらに「所蔵作品展」まで観てすっかり疲れてしまいました。

その代わり、と言ってはなんですが、この典礼と迷っていた講演会に行ってきました。
様々な国の大使を務め、現在杏林大学の教壇に立っていらっしゃる上野先生の講演で、「バチカンから見る西欧の真髄」というタイトルでした。
在バチカン大使だったのは2006年から2010年だそうで、当時の経験で理解したことと現在につながる西欧の考え方について、とても面白い考察が聴けました。
オリンピックやノーベル賞の考え方や現在の西欧諸国のキリスト教離れ問題、バチカンの外交政治力など90分の講演会でも内容は多岐にわたり、たくさんメモを取りました。

思えば私がスペイン文化の勉強をはじめたとき、教授陣に口酸っぱく「スペインを知るためにキリスト教(特にカトリック)の勉強もたくさんしろ」と言われ、なんでも面白がってガクモンしていた若かった私(笑)は素直に文献を読みまくり、教会に通ったものです(当時の担任が神父だったし)。

これがまたフラメンコを理解するところにもうっすらつながっていて、現在のワタシに至るってわけで、今回米国の話は比較文化程度だったのですが、映画祭やスポーツでの評価基準など腑に落ちたことたくさん!

グローバルスタンダードってなんだろ、と思った帰り電車でした。

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