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P - Rainman's blog

2014年4月1日より
Plalaより、引っ越してきました。

のんびりと趣味の話なんぞを・・

H2Aロケット24号機打ち上げ成功

2014-05-25 22:41:51 | ロケット
今日の天気:曇り時々晴れ

打ち上げ自体は昨日でしたが、ペイロードの「だいち2号」も無事に予定の軌道に投入されたようで、おめでとうございます。

これでH2Aロケットは6号機以外すべて成功 

23/24×100=95.83% ですか、すばらしい。

成功するのが当たり前になってきて、あんましニュースに取り上げられないってのがちょっと寂しいですがね^^

宇宙作家クラブの方々は5月22日(木)から取材してたそうで、ご苦労様です。

そろそろ「宇宙へのパスポート4」で裏話とか出ないかな?笹本先生お願いします。

とりあえず「だいち2号」の今後の予定は
 打ち上げ後約1ヶ月 :観測軌道投入
 打ち上げ後80日 :PALSAR-2による観測開始

観測開始までえらい先の事の事のようですが、これは仕方ない

打ち上げたばかりの衛星は内部に空気の分子がガスとして充満しており、放電しやすい状態だそうな。

このため、衛星の高圧電源をONしようもんならヅパークして壊れる危険がある、ってか昔「でんぱ」と言う衛星が壊れた事があります。

なので、十分にガズが拡散した後で電源ON,軌道と姿勢の確認、機器のチェックと一つ一つ確認していく訳でしょうな。

ロケットの仕事は終わりましたが、衛星の仕事はこれからです、関係者の方々頑張ってください。

しかし、これだけ打ち上げが安定してるならH2Aで宇宙飛行士を乗せてとばせないんですかね?

日本から有人宇宙ロケットが飛ぶのはいつになるやら?

荷物を載せるのと、人を乗せるのは訳が違うのはわかりますが、技術的にやってやれない事はないと感じてるんですが、現場の方々はどう思ってるんでしょうか?

一ロケットファンの無責任な感想としては、私が生きているうちに日本から有人宇宙ロケットを飛ばしてほしいと思います。

なぜって?それがロマン(夢)だから
 (*^ー゜)b

韓国のPM2.5観測用人工衛星について

2014-01-17 19:46:25 | ロケット
今日の天気:曇りからまぁまぁの晴れ

今朝出勤前にNHKニュース「おはよう日本」の「世界のニュースザッピング」を見ていると
韓国が中国から飛んでくる大気汚染物質を観測するために衛星を打ち上げる予定だと放送してました。

このコーナーは世界のニュースと言いながら、韓国の話が多いんですが、まぁそれは置いておいて

日本でも九州に中国のPM2.5が飛んできたりしてるんで、近い分問題が大きいんだろうな。

ちゃんと観測したデータを基に、問題提示するなら良い事だと思ったら、なんと韓国上空に静止衛星を打ち上げて24時間観測すると、図まで出して説明してるじゃありませんか。

 Σ(;゜△゜) ちょっと待てぃい!

アンタ静止衛星ってどんな物か知ってるんかい?

韓国が出した図なのか、NHKが描いたのかは知りませんが軌道について知らなさすぎる。

念のため調べてみたら、
2013年12月11日に韓国・中央日報より
韓国が18年12月に打ち上げ予定の静止軌道衛星に、大気中の汚染物質濃度の観測装置を搭載する計画
ってのがちゃんとありました。

この記事だけなら「韓国上空に」の文字がないのでそれほど変ではありません。

静止軌道に空きってあったっけ?とか今からで間に合うのか?とかオイオイ本当に作れるのかよ?とかは思いますけどね。

知らない人のために、
静止軌道とは、赤道の上空3万6000キロの円軌道のことです。

ここ以外では静止衛星にはなりません。

なぜなのか、知りたいかたはその手の専門書か、笹本祐一著:宇宙へのパスポート1or2をお読みください。

地球の中心が衛星軌道の中心になるって事を頭において、地球儀をくるくる回してみるとわかると思います。

宇宙の研究してる人なら軌道がどういう物かしってるので、おそらくNHKが親切に絵を描いたか、物理にうとい政治家かマスコミの間違いだと思います。

もしそうなら、そんな人達に韓国上空には静止衛星は作れませんって説明する人は大変だろうな~。

そういう人って「やる前からあきらめるな!」とか「誰もやってないからやる意義がある!」とか言いそうだし、無駄に肩書きが偉くて逆らえないとかあるからね~。

24時間続けての観測がしたいなら、複数の衛星を使ってデータを取ればいいので、そこらへんに落ち着くと思います。

ただ、中国の人達にも、これからまだまだ寒いのに、暖房で石炭燃やすなとか車に乗るなとは言えません。

工場や家庭の煙突にフィルター付けるとか、地道にやってくしかないですね。
各個人が環境に対する意識を高めるしかないんですが・・
 ( ;*д*))o=3=3  どうでしょうねぇ~

内之浦宇宙空間観測所

2013-08-29 21:38:01 | ロケット
今日の天気:晴れ ちょい曇り 夕方は湿度がやや高かった。

蝉の声が小さくなり、秋の虫の声が聞こえてきました・・うっせぇな(笑)

日本にはロケットを打ち上げる施設が2つあります。
内之浦と種子島ですね。どきらも鹿児島県にあるんですが、この2つはかなり違います。

種子島は液体燃料のロケット打ち上げを行い、その技術はアメリカから輸入した物です。
ブースターは別として、ここで打ち上げた固体燃料ロケットはJ-1くらいかな?

内之浦は東京大学の術研究所からスタートし、秋田・鹿児島と発射場を変えながら、ペンシル、カッパ、ラムダ、ミューと合わせると400を超えるロケットの発射・研究実績があり、純日本産の固体燃料ロケットを打ち上げて・・いました。

種子島の1/10の予算で宇宙観測や学術・研究を行う内之浦は「なんでこんな貧乏所帯でロケットを打ち上げ、データを取り、世界的にもすごい研究ができるんだ?」ってな所が私の好みでした。

「宇宙へのパスポート2」で笹本さんの文が良かったのもありますが、技術があれば、ボロい設備でもロケットの打ち上げができるんだ、ってのが良かったんですよね~。

コスト低減を目指したイプシロンの開発には打ってつけ?いえいえ、ここの売りは職人技で作り上げたロケットと体をはった実験でつかんだノウハウであって、点検の自動化などで時間を短縮し、費用を抑える計画のイプシロンとはまったく逆です。

組織がJAXAに統一され、しばらく打ち上げのなかった内之浦ですが、点検や発射のプロセスはどちらの方式になっているんでしょうか?

昔からのノウハウを生かすなら、内之浦から打ち上げるなら、宇宙研の方式でやってもらいたいんですが、そんな所をニュースで放送するはずもく、笹本さんや松浦たち宇宙作家クラブの皆さんの情報が頼りです。

台風15号が近づいているので、あせらずしっかりと作業を進めてイプシロン打ち上げを成功させてほしいです。
あ、もちろん衛星の方も正常に動いてほしいです(←付け足し)

まぁ9月に入っちゃうので見学者がぐっと減るのは仕方ないですな。

イプシロン その2

2013-08-28 22:46:27 | ロケット
今日の天気:晴れ 結構涼しい

昨日に引き続きイプシロンロケット関連

8月中の打ち上げは無さそうな話になってます。夏休み中の子供さん達はともかく、休みを取って打ち上げを見に行ってた方々は無念でしょうが、これがロケットの打ち上げってもんだと諦めてもらうしかないですな。

うちの会社では、この話題はまったくなく、シャア専用オーリスの話ばかりでした。ロケット好きでもなければニュースに出ても関心ないでしょうから当たり前か。

ロケットの写真を見ていて気になったのが、「真上に打ち上げるのか?」って事でした。

M-Vなど観測ロケットを母体にもつ宇宙研のロケットは斜めに打ち上げるはずなので、打ち上げ軌道のせいかな?と思っていたのですが、調べたらミューランチャーを改修してるそうな。

そうか~斜めに飛んで行くあの打ち上げはもう見られないのか、残念。←打ち上げを見に行った事はなく、映像と写真しか知らないくせにえらそうな(笑)
なん~かM-Vの後継ロケットと言う感じがしなくなってきたな。

固体ロケットモーターはノウハウの塊と言われます。M-Vまでの蓄積した技術がしっかり引き継がれていればいいんですが、内情を知らない一般のロケットファンとしては不安です。

コスト低減を行い、衛星の商用打ち上げを狙っているって話からJ-Iロケットの二の舞になりそうな予感が。
色々と対策をするうちに、思ったほど安く作れなくて・・とかね。

商用だと確実に衛星を必要な軌道に投入できること、次に安いこと、または失敗した場合のアフターケア ってのが重要な感じでしょうか?
さらに各国の関係者へのアピール(接待)も重要!

な~んか日本が一番不得意な事なんじゃないかしら?国産の飛行機関連の話とかありますしね~。

いやいや、不安な事ばかり考えていてもしょうがない。伝統の性能計算書を見る限り、心意気は引き継がれていそうだし、結構余裕もありそうじゃないですか。

しっかり原因究明して、次の打ち上げで成功すれば問題ナシですよ。 

イプシロン初号機打ち上げ延期

2013-08-27 20:42:16 | ロケット
今日の天気:晴れ 朝は涼しくベタベタしない暑さだった。

機打ち上げが19秒前に中止になったようですな、期待してたのに残念。

イプシロンは種子島宇宙センターではなく、内之浦からの発射だと言うことで、笹本祐一さんの「宇宙へのパスポート」を読んでいた身としては頑張って飛ばしてもらいたかった。

内之浦は「はやぶさ」を打ち上げたところで、M-V7号機以来の7年ぶりの発射だったんですが、まぁ無理して打ち上げて失敗するよりも、しっかり原因究明して再トライしてもらいましょう。

ロケットの発射延期なんて珍しくもないですし、イプシロンは固体ロケットモーターなんで、液体燃料と比べれば再打ち上げのコストは格段に低いですしね。

ただし、そんな話を知らない一般客の方はガッカリでしょうな。見学場には打ち上げ中止のアナウンスも無かったらしく、カウントダウンが終わっても飛んでいかないんで「あれ?」ってな状況だったらしいです。すんごい肩透かしだったろうな~。

原因がコストダウンによる弊害なのか、自律点検の不備なのか?HII-Aでもロケットと地上系との間でデータ通信が異常出すって問題は2号機とか7号機であったし、今回のロケット姿勢データが閾値を超えたってのも通信のトラブルかな?

今後のニュースと宇宙作家クラブの掲示板をチェックして、今後に期待しましょう。