~横浜から ふわふわと~


les petits bonheurs du quotidien

直島・ベネッセハウス

2008年06月10日 | 行ってきました*国内




     ベネッセハウスは1992年完成の、美術館とホテル一体の施設です。


     安藤忠雄は、訪問者が  
     直接入り口に着くことを避け、大きな壁をつくって迂回することにより、
     瀬戸内の景色を眺める時間をつくりました。


         入り口で振り返っても、
        木々のフレームできりとられた、すばらしい景色が用意されています。 


            ・・年月により左の壁を覆いつくした植物たち・・ 


        壁の白い石は、軽石のように粗くすいた感じなのですが、
        なんとれっきとしたイタリアの大理石! 表面を磨いていないのだそうです。  
                   


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    上の宿泊施設には、小さなトロッコで。  
    プライベートゾーンなので、宿泊者でないと行けないようです。

 

      

 

            その名も オーバル (Oval:楕円)

             日が差し込んでいる部屋がバー。
             濃い青の所が、客室の入り口。
             水を囲んで、部屋が配置されています。



                

       

                 オーバル屋上からの眺め 

     


      ・・覆う植物たち・・

       さきほどのエントランス光景も含め、
     ・・年月とともに自然と同化していく・・ これが、もうひとつの彼の求めるものかしら。 


              (でも、運営者のみなさん、メンテナンスが大変でしょうね。
               植物の力はあなどれない・・。
               それなのに、他のすべての施設、とてもきれいです。
               快適な空間が保たれています!)   

        
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      美術館内の作品はすべて撮影禁止。  
     
       上のカフェから、ちょっと失礼。


           


         壁にあるのは、世界中の海を取り続けている杉本博司の、
               「タイム・エクスポーズド」

          私にはどの海も同じ表情にみえますが、
              (それでかまわないのかもしれません)     
          左側にもある壁に置かれた海の写真とつなげると、

         =遠くの瀬戸内の海と 写真の海の水平線がつながる=
            (世界と日本はつながっている)          

                        という趣向は新鮮です。

   
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           ポストカードから1枚だけ、失礼。 


    「100生きて死ね」
                                       ブルース・ナウマン

    100の電光板(die and live とかいろいろ書かれている)がひとつずつ点滅し、
    7分に一度、全部点くときがあります。
 
          機械的・無機質な流れが続いて、一瞬 すべてが点くと、
          想像できなかったくらい,  「おおっ!!」 と感じます。

          これが、人生最良の一瞬なのです。

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        安田侃の「天秘」もありました。
        ここにあるのは、かわいいのがふたつ。

        昼間と夜、石の上で寝転んで、天空をみあげました。  
                    し・あ・わ・せ

      
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        地中美術館でも、ここでも、自然光がとても効果的です。
        時刻・天気で作品がいろいろな表情をみせてくれます。

    
        もうひとつ、サイトスペシフィックという、
        作家にここに滞在してもらって、構想を練って作品を創ってもらう、
        というやり方を多くとっているので、
        既存の美術館にはないおもしろみが たくさんあります。

  
          ふたつの美術館で、みたこと、感じたこと、聞いたこと、
 
                    この他にも
               ほんとに たくさんありました。
               

          

  



        


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2 コメント

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Unknown (suzu)
2008-06-10 21:52:38
うわ~、直島、ずっと行ってみたかったんですっ。
直島の地中美術館にしかり、金沢の21世紀美術館にしかり、最近は東京近郊だけではなくて、アートスポットが地方にできてきていますよねっ。旅好きの私としては、旅がてらアートを満喫できたらな~、なんて思います。
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to suzuさん (poti)
2008-06-11 12:44:10
直島、よかったです~。

金沢も元気ですね。
食べ物もおいしいだろうし、いつか入って見たいな。
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