先週末、瀬戸内海に浮かぶ島 直島 に行って来ました。
高松からフェリー乗船
島の船着場では、 草間弥生の 赤かぼちゃ が迎えてくれます。
(まんなかの赤いの)
直島アートは 地中美術館
ベネッセハウス
家プロジェクト
に分けられます。
先ず、地中美術館のチケットカウンターから 美術館までの
地中の道
ジヴェルニーのモネの庭を模して造られています。
柳などたくさんの木と草花の織り成す こぼれるような色彩。
こんなにすてきとは思っていませんでした。
:いつか、ほんとうのモネの家にも行ってみたい:
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美術館では、モネの睡蓮の絵と、
ウォルター・デ・マリア、ジェームス・タレルの作品を展示しています。
ぜひ、下のアドレスをごらんになってください。
http://www.chichu.jp/j/works/
タレルの作品は、「Open Field」が衝撃的でした。
光というもの、それに私たちが日頃慣れっこになっている「見る」ということ、
を、改めて考えさせてくれます。
ウォルター・デ・マリアは、作品を作るにあたって、
建築家の安藤忠雄と、激論をかわしたということです。
その両者の戦いから、緊張した空間(部屋)がうまれました。
まるで、近未来の神殿のようです。
祭られているのは、人工の漆黒の神か、
自然光で趣を変える自然の造形物の神か。
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ここに来るまで、私は 安藤忠雄 を曲解していました。
ですから、ここにきてほんとによかった。
彼は、自然と同化する手法をとらず、
対峙する手法で自然を表しているということが、体感できたからです。
地中美術館は島のなかに埋もれているようなものです。
まんなか上のちょこっと平らな部分が頭です。
コンクリートの打ちっぱなしできていて、
トイレの戸とかも重い重い鉄。
だからこそ、 四角や三角に切りとられた空
射し込む光・鳥の声
外に感じる瀬戸内ののどかな光景 が
とても大切で きらめくものと わかるのです。
次回、ベネッセハウスでも、もうひとつの彼の考え方を。