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「美」を愛する人へのメッセージ

岩国市を中心に「いろ・色・パステル画」展を開催しています。また、「美」という大きなテーマに向かって発信していきます。

第7回パステル展・酒井治

2012-11-18 20:45:54 | 「美術展」

いろ・色・パステル画」展は7年前に岩国の文化を広めたいという思いで始まったものです。

それ以前は「パステル 3人展」を西兼音寿さん、藤井容子さん、酒井治で行っていました。

パステルをたくさんの人に知ってもらうこと、そしてパステルを描く仲間を増やしていくことで第1回目が開催されました。

10人のメンバーで始まったこのパステル展も年々人数が増え、今回は21人で行うことができました。

ミニコンサートもフルートの藤本宣子さんは1回目から参加をしてくださっています。

絵と音楽のコラボは相乗効果によって私たちの感性を豊かにしてくれるような気がします。

動画でお伝えできないのが残念です。

                                                         藤本宣子さん

                                                            会場にて

 

酒井治の作品

                          憩(いこい)

                         紅(くれない)

                          繋(つなぎ)

                            舞(まう)

                            凛(りん)

                         爽(さわやか)

                        奏(かなでる)

                         装(よそおい)

 

 

 


パステル展の作品集

2012-11-05 20:50:13 | 「美術展」

約2週間ぶりの更新になってしまいました。

「いろ・色・パステル展」が11月4日の日曜日に閉幕をしました。

4日間の間に沢山の来観があり、700人以上の人に見ていただくことができました。

夢のような4日間でした。個人的な主観になってしまいますが、パステル展の会場に行けば酒井治に出会える。

彼の作品を見て、酒井治を語ってくださる人に出会える喜び。そこにはやはり酒井治は今も生きていると思う。

彼は、パステルの仲間に囲まれ素敵な作品に出会えて喜んでることでしょう。

今回全部の作品ではありませんが出品した方の作品をご覧ください。

      友末富美子 「対処する」 

          市岡 明 「習作」

        御庄照久 「坐する裸婦」 

                   広実久美子 「風景」 

                    松永道子 「薬師寺」  

                     大野洋子 「花あかり」

                   島崎陽子 「旅のつづき」

                     藤井容子 「眠れない」

                        藤井容子 「眠る」 

         岡田澄子 「Robin]

                         川上恵子 「夏の渓流」

                           西村博子 「筍」

          西兼音寿 「Leeさん」

                       藤井隆子 「落ち葉の群舞」

                   えっきーたっぴろ 「スケッチ」

         嘉屋直美 「気配」 

        友員純生 「ジョン」

      俵田きみ子 「裸婦デッサン」

                          坊野満子 「大島大橋」

                        松本えりか 「愛犬チミー」

                  沖廣登志江 「夏の終わり」 

写真の撮り方が下手でごめんなさい。

酒井治の作品は次回に載せます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


パステル展のご案内

2012-10-20 17:44:17 | 「美術展」

第7回

「いろ・色・パステル画」展

2012年11月1日(木)~11月4日(日)

1日(木) 13時から17時

2日(金) 9時~17時

3日(土) 9時~17時      午後2時~2時40分  violin concert/森脇由紀

4日(日) 9時~16時      午後2時~2時40分  flute concert/藤本宜子

シンフォニア岩国  企画展示ホール

出品者21名

パステル展の見どころは、同じ画材を使ったパステルなのに表現の仕方で様々に変わります。

そして、もう一つの見どころは、出品者の個性と描く対象物の違いを堪能できることです。

実際に見ていただければ、パステルの魅力を感じ取っていただけると思います。

 

 

 

 

 

 

 


「様々な表現」

2011-07-17 09:20:11 | 「美術展」

Hさんが描いたこのデッサンには、ある種の「落ち着き」と「少女」のような目が感じられます。

 

あたかも「本」の中に入り込んでいくようなモデルの意識を感じ取るような作品になっています。

同じHさんが描いた「裸婦」をテーマにしたものですが、「隠された思い」を絵画というものを使って我々に伝達しているようにも見えます。

 

Oさんが油絵で描いた作品ですが、モデルから感じ取られる「生き様」のようなものを描こうとしているのが良くわかります。

こうした「裸婦」を描く場合には。そうした「生き様」のようなものが感じ取ることができにくく、Oさんは人の「存在」という形で対象物を捕らえているように見えます。

 

もう一人のOさんの作品ですが、水彩を使ってあたかも「動画」のような効果を狙って、2枚の作品を一つの額に入れているやり方を使っています。

 

上の部分から下の部分へ、下の部分から上の部分へ、というように見る人の目が動き、そこに「動画」に近い効果が出ているのがわかると思います。

Mさんの作品ですが、「お孫さん」を描いたものでしょうか。愛らしいその表情と、無垢な瞳は作者の思いがとてもよく表れています。

 

油絵で描かれたこの作品には、「お孫さん」との距離の近さがとてもよくでていて、作品自体がとても強いものになっています。

 

このように、見る人にいろいろなことを感じさせる絵画は、「生きる喜び」や「表現の自由」を我々に教えてくれ、心豊かな世界へと我々を導いてくれます。

 

「人の感性」が交錯しあうそうした空間にひたると、今までに気づかなかったものを発見し、それを味わうことができます。

 

「美」とは、そうした「違う感性」の交錯する場所だといってもいいのではないでしょうか。

 

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「線の持つおもしろさ」

2011-07-15 08:31:56 | 「美術展」

「日本画」にしても「浮世絵」にしても、その主流となるものは「線」の存在です。

 

日本人の持つ「美意識」がそうさせるのかも知れませんが、「線」というものの中に「美」を見つけることができるのも確かです。

絵といえば、色をつけたり「明暗」をつけたりということで、そこに「立体感」を出すのが当然のことのように思われています。

しかし、あまりにもたくさんの要素を絵の中に盛り込むと、作者のねらいのようなものが見えなくなる場合があります。

 

ここにあげているKさんの作品は、女性独特の「優しさ」や「優雅さ」が線の中に表現できている作品だと思います。

 

ある種の「ロマンティシズム」を感じさせるこの絵の中に我々の目をくぎ付けにするものがあるのはどうしてでしょうか。

よく見ると、「線の流れ」と「顔の表情」がとてもマッチしていて、「優しい空間」を創りあげているのがわかります。

同じモデルさんを描いたもう一人のKさんの作品ですが、とても強烈でインパクトのある作品になっています。

 

「線」の中に「強い意志」と「自分との対話」が見られ、思わずその世界へ引きずり込まれていくようです。

 

「ヴァイオリニスト」を描いたこの作品からも、Kさんの独特な個性が輝いているのがわかると思います。

 

日本画家の「片岡球子」という画家をご存知だと思いますが、私が始めてKさんの作品を見た時、この画家と共通するものを感じ取ることができました。

 

それは「既成概念」にとらわれず「自由奔放」に描いているその作風の中に、実は「創造の喜び」のようなものが満ち溢れているからに他なりません。

 

この二人のKさんの作品を見ていると「描くこととは一体どういうことなのか」という疑問がおきてきます。

 

同じ対象物を見ていても「違うフィルター」を通して、見たものを描く人が内面の中で浄化し、それを「新たな創造物」に変身さしていく過程を見ていると、「描くこと」の無限の可能性を感じてしまうのがわかります。

 

ということは「創造」というものは「人」に与えられたとてつもない崇高な能力で、誰もが持っているものではないかという思いに駆られます。

 

「ピカソ」や「ゴッホ」という特殊な人だけが持っているものではなく、誰もが潜在的に持っていているのにもかかわらず、その存在に気づかずにいるのではないかと思います。

 

「人の目」を気にせず、「素直な心」で対象物と接したならば、自ずとそすいう世界にめぐり合う機会が訪れることは確かだと思っています。

 

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