#後撰和歌集 新着一覧
貫之集 755
題知らずたちかへり かなしくもあるかな わかれては しるもしらぬも けぶりなりけりたちかへり 悲しくもあるかな 別れては 知るも知らぬも 煙なりけり 題知らず振り返っては
貫之集 754
兼輔の中将の妻亡せける年の十二月のつごもりに、いたりて、物語りするついでに、むかしを恋...
貫之集 718
おなじ少将、ものへ行く人に火打ちの具して、これに薫物を加へてやるに、よめるをりをりに ...
貫之集 697
承平五年十二月、左衛門督殿の、男、女君たち、元服、裳着たまふに、よめるおほはらや をし...
貫之集 677
ももとせと いはふをわれは ききながら おもふがためは あかずぞありける百年と いはふをわれは 聞きながら 思ふがためは あかずぞありける...
貫之集 673
あかつきの なからましかば しらつゆの おきてわびしき わかれせましや暁の なからましかば 白露の おきてわびしき 別れせましや...
貫之集 672
いかでなほ ひとにもとはむ あかつきの あかぬわかれや なにににたるといかでなほ 人にもとはむ 暁の あかぬ別れや なにに似たると...
貫之集 644
このごろは さみだれちかみ ほととぎす おもひみだれて なかぬひぞなきこのごろは 五月雨近み 時鳥 思ひ乱れて なかぬ日ぞなき...
貫之集 639
ねられぬを しひてねてみる はるのよの ゆめのかぎりは こよひなりけり寝られぬを しひて寝て見る 春の夜の 夢のかぎりは 今宵なりけり...
貫之集 630
やまびこの こゑのまにまに たづねゆかば いづこともなく われやまどはむ山彦の 声のまにまに たづね行かば いづこともなく われやまどはむ...
貫之集 624
わびわたる わがみはつゆを おなじくは きみがかきねの くさにきえなむわびわたる わが身は露を おなじくは 君が垣根の 草に消えなむ...