ここ数日水ぼうそうのお子さんが増えています。
赤いブツブツが数個でき、次第に個数が増えて行くと同時に、一部に水ぶくれのブツブツも見られます。1,2日経つと全身にくまなくブツブツが出てきます。
熱は出る人と出ない人がいます。割と元気な様子のお子さんが多いです。ただ、ブツブツのかゆみが強く、手の届く範囲を掻いてしまいます。
この時期は、搔き壊した部位にばい菌が入り込んで、とびひになりやすいので注意が必要です。
感染力が強いウイルスなので、兄弟間の感染や校内あるいは園内での流行がみられます。
予防接種が発症予防あるいは増悪予防に有益です。近いうちに定期接種に組み込まれる予定です。それまで待てない方は、今のところは自費で接種していただくようになります。
「跡が残らないですか?」と質問されることがありますが、残念ながら絶対に残らないとは言えません。特に、ひどく搔き壊してしまった場合は跡として残る可能性があります。
アトピー性皮膚炎のお子さんが水ぼうそうに罹患したときは、なるべく早く抗ウイルス薬を服用していただくと良いと思います。