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ねうねう句日記

いつか秀句をはきたいと、ねうねうとうち鳴きながら、より所なげに春の夜を・・・
  。

米寿カラオケナンバー

2010-11-16 23:15:57 | 日記
もうじき母は88歳の誕生日を迎える。子供は62歳と56歳だ。親子ともどもはるけくもきたものと感無量。
いままで喜寿とか傘寿とか一切してこなかったし、ろくな誕生祝いもしてないので、お祝いするならこの年をのがすわけにはいかない。
二ヶ月前に大慌てで会場をさがし、親戚に電話をかけて、もう来週その日がくる。
歌の好きな母の為に、各家一曲づつ歌のプレゼントを頼んであるのだが、うまくいくか心配。
あんのじょう清瀬の従弟とその娘は「幸せな結末」と「君の瞳に恋してる」を歌うといってきた。
伴奏は私の70歳の旦那がアコーディオンで勤めるのだが、大滝詠一のドラマ音楽と、織田祐一「君の瞳・・」ではそうとうなギャップがあると思う!
しかし旦那もやる気で楽譜探しにでかけました・・・。
アンディ・ウィリアムスやグロリア・ゲイナーの歌う「君の瞳・・・」だったらしっとりしていてほんとにいいのだが。

さて歌の本の準備だ。他に今決まっている歌は
○「蘇州夜曲」  母
○「北の旅人」  お茶屋の旦那
○「長崎は今日も雨だった」 弟
○「恋のバカンス」 従妹
○「銭形平次」   私
○「お富さん」   叔父
○みんなで歌う歌
 リンゴの歌・やしの実・茶っきり節・森の水車・青い山脈

望郷の歌「やしの実」ははずせませんね。

 
 

ねうねう句日記

2010-11-14 16:34:17 | 日記
山中温泉のお土産に娘娘饅頭というのがあって、読みは「にゃあにゃあまんじゅう」。
耳におもしろく、また餡子が上品でおいしかった。猫の鳴き声に娘をあてるのかと思いつつ、ふと其角の句とその前書きを思い出しました。(『古典俳文学大系8』)

  あるお寺に「ねう比丘」とてこしのぬけたるおはしけり。   
  住持の深くいとをしみ申されしに五の徳を感ず。
    能睡(よくねむる) あたゝかな所嗅出す眠り哉
    能忘(よくわする) おもへ春七年養(カフ)うた夜の雨
    能捕(よくとらふ) 鶉かと鼠の味を問(とひ)てまし
    能狂(よくくるふ) かげろふと頻(シキリ)にくるふ心哉
    能耽(よくサカル) 髭のあるめおと珍し花心   

「能睡」、「能忘」はいうまでもなく、「能捕」って悪食、気をひかれるものにはひたすら
「能狂」。「能耽」の意味はよくわからないけど、鼻下にうっすらうぶ毛は生えている。
これは私かな~旦那が甘やかしてくれてるからノウノウとしていられるし~こういうのも「徳」になるなんて、其角はいい奴。
というわけであるお寺の「ねう比丘」に身をたくし、このブログを「ねうねう句日記」といたしました。句といっても、広く詩文の中を漁って一句にツタナイ注をつけてみたり、ネボケタ感想を言ったり、たまに自分の句を吐いたり、中古、近世の古典世界に思いを馳せたりしたいと思います。突然現実世界に戻ってデパ地下の話題になったりするかもしれません。