一 閑 堂

ぽん太のきまぐれ帳

歌舞伎ー「場」の美意識

2006年03月30日 | 江戸の夢
パルコ歌舞伎なるものとふれてみて、この機会に、ちょっと、挑発的なことを書いてみたい。 こんな風に、脳内が鬱勃としてくるのは、まさしく芝居の毒!私はやっぱり、重度の芝居ジャンキーだと思う。 . . . 本文を読む

三谷的時代劇に感じたこと

2006年03月29日 | 歌舞伎・芝居
今日は、本当だったら、コクーン歌舞伎『四谷怪談』をみる予定だった。事実、途中まで支度もした。 が、突然、なんとなく気が乗らなくなり、とりやめることにした。 少し前にも書いたのだが、今月は身辺が落ち着かない一ヶ月であり、芝居や映画がどうにもそぐわない。 とはいえ、近頃はそろそろいいかな…?という思いもあるので、間際の中止は気分だけのことでもないのだ。 なんとなくなのだけれど、いわゆる小劇場演出の歌舞伎というものを、ことさらみたいと思わなくなったのが、案外大きいような気がしている。 . . . 本文を読む

【音楽】への畏れ

2006年03月09日 | 
いつも知的な刺激をもらっているClala-Flalaさんで、とても面白い本を教えてもらった。 岡田暁生著『西洋音楽史ー「クラシック」の黄昏』(中公新書)である。 ブームもあり、やや乱造気味な新書の中で、久しぶりに読みごたえのある一冊だった。 . . . 本文を読む

國矢の松羽目物

2006年03月04日 | 歌舞伎・芝居
恒例となっている歌舞伎フォーラム公演。 以前から、小芝居主体の演目に興味はあったのだが、きっかけがなく、ついついいきそびれていたのが、知人からの誘いを受け、江戸東京博物館ホールの回をみることができた。 遅くなったが、ざっと感想をまとめてみる。 . . . 本文を読む

みなかった舞台の戯れ言

2006年03月04日 | 歌舞伎・芝居
先月は、あいにくと歌舞伎座と文楽にいかれなかった。いずれも楽しみにしていたので、とても悔しい。 みたのは、歌舞伎フォーラム公演での『二人袴』『源氏店』と、新派『佃の渡し』だけ。渋い! いずれも、知人と一緒だったお陰でいけたようなもの。一緒してくれた人には、心から感謝している。 以下蛇足ながら、みられなかった芝居のことを、ああかこうかと、書いてみる。 . . . 本文を読む