ある旅人は、何年も出口が見えないところをずっと彷徨っていた。
でも、出口がやっと見つかった。
彼は、本当に本当にうれしかった。
出口を出て、ほんとうにおだやかな日々を過ごせた。
彼は、ずっとそこにいたかったのに、突然、暗闇に支配され
おだやかな日々とおだやかな気持ちは、一瞬にして
奪われた。
しばらく彷徨い、また新たな出口を見つけて、気持ちを
切り替えて、そこに向かって歩き出したとき、
悪魔に連れ去られた。
そして、彼は、別のステージに連れて行かれた。
そこは、ながいながい迷路だ。
歩いて歩いて、角を曲がる度、お化け屋敷のように
突然何かが出てきて心臓が止まるほど驚かされる。
また、悪魔に見つかったときには、何をされるかわからない。
見つからないよう、身をかがめながら歩く。
次の角には、何かが待ち伏せしているかも、と、
覚悟してから角を曲がる。
今回は、何もいなかった。
次の角も覚悟してから曲がろう。
いつになるかわからないけど、いつかきっと
また出口が見つかる。
望んでいた出口ではないかもしれないけれど。
でも、出口がやっと見つかった。
彼は、本当に本当にうれしかった。
出口を出て、ほんとうにおだやかな日々を過ごせた。
彼は、ずっとそこにいたかったのに、突然、暗闇に支配され
おだやかな日々とおだやかな気持ちは、一瞬にして
奪われた。
しばらく彷徨い、また新たな出口を見つけて、気持ちを
切り替えて、そこに向かって歩き出したとき、
悪魔に連れ去られた。
そして、彼は、別のステージに連れて行かれた。
そこは、ながいながい迷路だ。
歩いて歩いて、角を曲がる度、お化け屋敷のように
突然何かが出てきて心臓が止まるほど驚かされる。
また、悪魔に見つかったときには、何をされるかわからない。
見つからないよう、身をかがめながら歩く。
次の角には、何かが待ち伏せしているかも、と、
覚悟してから角を曲がる。
今回は、何もいなかった。
次の角も覚悟してから曲がろう。
いつになるかわからないけど、いつかきっと
また出口が見つかる。
望んでいた出口ではないかもしれないけれど。