ポリネコblog/PoliNeco

ポリネコ(Political Needs Coordonator)ベータ版のためのブログです。

ポリネコの設計背景の起点

2008-12-24 17:28:10 | ポリネコの設計背景
ポリネコの開発のコンセプトや、設問設計の起点について聞かれることが幾度かあったので、メモとしてここに書き留めておきます。

ポリネコのデザインと起点となっているのは、
私自身の仕事のテーマでもある。

"ひとりひとりが自分の頭で考え行動できる環境をつくる"


です。
英語だと、

to redesign our world to think,decide,and act by yourself!


です。
まだ、このテーマに沿った形でポリネコは完成ではありませんが、
開発の基礎は、このテーマです。
それは今後のポリネコの改良でも変わりません。


回答参加が5900人を超えました。

2008-12-24 15:17:42 | 開発日記
今日はクリスマスイブなのですが、ポリネコの修論提出までほとんど間がないので、クリスマスなんて遠い国の出来事扱いです。

ですが、
回答データベースを確認したところ、
回答参加者が5900人、回答が6700回答を超えていることが判りました。
(実際には、6000以上なのですが、重複などをクリーンアップすると
 5900人ちょっとです。)

これはうれしい!
ポリネコをお試しいただいたみなさま
本当にありがとうございます。

改良点や課題がまだまだ、たくさんありますが、
5000名以上の方が、お試しいただくことで、
いままでの世論調査では見いだせなかった情報が新しく
見いだせることがわかりました。
(この辺りの話は開発日記の中間報告を見てください。)

5000名規模の調査を行うと、それがネットリサーチでも
結構な金額と手間になります。
それだけ、重みがある数字です。

本当にありがとうございます。
速報値ですが、24日16時時点で、
格差社会問題の回答数:2993回答
医療問題の回答数  :1693回答
不景気問題の回答数 :1898回答
です。

今日は、さすがに回答が少ないようですが、年を跨いでサイトは稼働し、
論文を執筆していますので、是非、お試し下さい。
一度回答した方でも、他の政策課題もやってみていただけるとうれしいです。


みなさまありがとうございます。







みなさんからの反応-2

2008-12-23 16:13:07 | 開発日記
みなさんからの反応-1-にひきつづき、その2です。北海道新聞、読売新聞、北海道放送、二階堂ドットコムにてご紹介いただいたおかげで、ポリネコを試していただける方が増えて、実際にコメントを送っていただける件数も増えました。ありがとうございます。中には厳しい意見もありますが、肯定的なコメントや応援のコメントの方が多く本当に有り難いです。

アンケート回答を見ていると、分類の精度や設問設計についての改良、また議員の方々のトレース機能への言及が多いようです。

政治の領域に近い人からは、メールだけではなく話をしていても、厳しいコメントが多いような印象を受けています。現場の方から見ると、ポリネコのような試みは、グランドの外で野球をしているように見えるようです。しかし今の日本の政治は、野球に喩えるとルールと思われている不文律や、当たり前と思われてきた球場の設計を見直す時期だと思います。それは、プロの人も観客も同じように、野球とは何かを考えることをしなければならないではないでしょうか。

岡本太郎氏が、スポーツ観戦よりもやる方が良いに決まっているだから、私には訳がわからんという旨のことをかなり前に言っていました。わたしも将にその通りだと思います。同じプラットフォーム(日本語では演台というべきでしょうか。)を共有していればスポーツ観戦とされたものは、観戦ではなく、参加になり共演になります。

社会といいますか、政治もすべからくそうなるといいなぁ。と考えています。
これは、サッカーを日本に根付かせるJリーグの発想と同じ思考です。政治という言葉のイメージは、日本の社会デザインを10年以上遅らせているのかと、ふと考えます。

千葉県銚子市の市長リコール(銚子総合病院問題)

2008-12-22 12:30:17 | 医療問題
毎日新聞に以下ような記事が昨日付けで載っていました。
地域医療問題を乗り越える時に、行政と住民のコミュニケーションが
上手くいかないとリコールという事態もあるという事例です。
ただ、リコールは言葉の印象ではネガティブですが、決して
悪いことではなく、現在の枠組みで超えられない問題を、枠から組み直す
方法として捉えれば有効だと思います。
しかし、リコールの前に問題が解決する糸口が見えれば
よかったのですが、上手くいかなかったのでしょう。

リコールを行うには、いろいろと面倒な手続きが必要です。
そう言う意味で、問題意識が高いという意味で、今回の銚子市の動きは、
最悪の状態ではないのかもしれません。本当の最悪は
無関心であるからです。

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<銚子総合病院>休止問題で市長リコールへ 市民ら署名達成

12月21日19時50分配信 毎日新聞

 千葉県銚子市立総合病院の休止問題で、病院存続の公約を破ったとして岡野俊昭市長(62)のリコール(解職請求)を求めている市民団体「何とかしよう銚子市政・市民の会」(茂木薫代表)は21日、本請求に必要な「有権者の3分の1」(2万281人)を上回る2万5639人分の署名を集めたと発表した。署名簿は26日に市選管へ提出して審査を受けるが、住民投票実施の可能性が高まった。

 市民の会は11月22日から1カ月にわたり署名活動を実施。市選管は提出を受け、審査で有効署名数を確定した後、縦覧などの手続きへ移る。市民の会は09年1月下旬に本請求を提出する予定で、住民投票は3月下旬の見込み。過半数の賛成で岡野市長が失職する。

 岡野市長は08年7月、財政難と医師不足を理由に9月末での診療休止を発表。医師12人と看護師ら計185人全員を解雇したため、市民の反発が強まっていた。【新沼章】

ポリネコの中間報告-2-

2008-12-22 12:16:08 | ポリネコの設計背景
22日お昼ごろ時点での現在の回答数は、
-格差社会問題-約2700回答
-医療問題-約1500回答
-不景気問題-約1700回答
増えてきました。
皆様ご協力ありがとうございます。

数日前まで、医療への回答の方が、不景気よりも
多かったのですが、ニュースで取り上げられているトピックスが、
景気関連の事が多いせいか回答の傾向も変わっているようです。

また、今夜エントリーを行います。
取りいそぎの報告でした。

新聞、ラジオ、ウェブでのポリネコの紹介

2008-12-21 16:54:35 | 開発日記
ポリネコを紹介いただいきありがとうございます。
5000名以上の方にポリネコをお試しいただけたのは、
やはりメディアの力ですね。

北海道放送のラジオはその日にいきなり電話があって
数時間後に放送だったので、本当に驚きました。

論文が仕上がったら、レポートをつくりますので、
ご紹介いただけるとうれしいです。

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11月21日:六本木経済新聞
       http://roppongi.keizai.biz/headline/1672/

11月28日:SFCクリップ
       http://sfcclip.net/news2008112802

12月 8日:北海道新聞-朝刊-4面
       「考えが近い政治家」簡単検索 慶大大学院生がサイト

12月 8日:北海道放送-『カーナビラジオ午後一番』
情報ハイウェイ 生放送電話出演

12月18日:読売新聞-朝刊-25面
       「政治の考え だれに近い?」ネットで診断 慶大院生開発

12月21日:二階堂ドットコム
       http://www.nikaidou.com/2008/12/post_2092.php



ポリネコ回答の中間報告-1-

2008-12-19 12:59:05 | 開発日記
18日お昼ごろ時点での現在の回答数は、
-格差社会問題-1587回答
-医療問題-870回答
-不景気問題-933回答
となっています。
皆様ご協力ありがとうございます。

500名を越えると通常のネットアンケートや調査でも
なかなか重みがあるものなので、回答者のID認証がしていない点で、
本格的な調査とはステージが違いますが、手法としての可能性が
見いだせたのではないかと考えています。

18日に読売新聞の生活欄でポリネコを紹介していただいたお陰もあり、
午後もアクセスが伸びたようです。
この回答傾向がどうなっているかは、中間報告-2-で報告します。
また、このブログを見に来てください。


ホンダ自動車の広報戦略

2008-12-18 12:27:38 | 開発日記
本田自動車がF1撤退を発表し、80年代に企業の情熱を賭けて開発したNSXを終了することを発表したりと後退イメージを醸し出していますが、冷静に自動車産業と社会情勢を見ると、もしかしたらガソリンエンジンがすでに飽和してしまって、パラダイムシフトが求められているという事なのではないでしょうか。F1はPRの場であり、同時に最先端技術の実験室と言われていますが、その最先端技術の意義が薄れているのかもしれません。
とすると、経営判断ももちろんあると思いますが、
広報戦略として、『もうガソリンエンジンから次のテクノロジーに向かうので、本田は相変わらずパイオニア精神を以て新しいモビリティを追求する』と発表すれば良いと思います。

実は政治にも同じ事が言えると私は考えていますが、
関係者の中にはそうした認識はまだほとんどないようです。

ポリネコから、政治が生活のための道具になるという視点が
広まるように、これから徐々に工夫していこうと思います。



衆議院選挙総合情報サイト-http://shuugi.in/

2008-12-15 07:46:27 | 開発日記
先週、衆議院選挙総合情報サイト-http://shuugi.in/を開発運営されている、
静岡大学の佐藤教授と話をする機会をいただきました。
ポリネコの修士論文を書き始めているのですが、先行事例への取材としてお話を聞かせていただいたのです。

サイトはこちらです。
株式取引の要領で、架空のポイントが付与されて、「この党がこれくらいの議席になると」思ったら、ゲーム感覚で幾らかのポイントを賭けることができます。そういう振る舞いを参加者が思い思いに行うことで、議席数や首相が誰になるかをシミュレーションするというサイトです。


ポリネコとは違うアプローチですが、とてもアイデアも仕掛けも面白い
取り組みです。ポリネコと連携させてもらえると、シナジー効果が出る気
がします。(予算が欲しいですね。)
ポリネコに興味を持っていただいた方は、是非お試し下さい。

実は、論文とは違う事柄-たとえばこれからの日本の世論形成の在り方-などについてかなりの時間を割いて話ができました。とても刺激的な内容だったので、機会を改めて話をまとめてみようと思います。

政党交付金

2008-12-14 08:11:48 | 開発日記
1月1日時点の政党の規模(所属議員数)で金額が決まるとのことで、
新党結成とかするなら今月中にしないとお金のない政党になってしまう。
どおりで変な動きが多いわけですな。
年が明けてから、議員が流出するとその政党1人頭の資金が増えるのでこの辺も駆け引きなんだろうなぁ。
国勢調査で判明した人口に基づき、国民1人あたり年間250円で決められる額と言う規定がある。ということは、人口減だと助成金も減ることになります。
この政党交付金の制度設計ももうちょっと変えられないかなぁと思います。
一種の間接金融のような制度なので、直接金融のような形になればもっと活発な政策論議ができるかもしれません。
おぉ、ここにshuugi-inのような仕組みと連動するといいかも。

ただし、このような制度設計は、一筋縄ではいかずいろいろな思惑が入り込んでくるので注意が必要です。しかし、興味深く今後もっと変化する余地がある制度です。