突然ですがポーターの機関車と聞いて連想するのは・・・・・?
私の場合、小さなサドルタンク亀の子や7100形ベンケイ号あたりでしょうか。
今回紹介する機関車もこれら亀の子やベンケイと同じH.K.ポーター社製の機関車です。しかしSLではなくDL(ディーゼル機関車)です。
「ポーター」=「SL」のイメージは強いと思いますがディーゼルやガソリンのほか、鉱山用の圧縮空気機関車などというモノも製造していたそうです。
そしてこのディーゼル機関車も、これまで紹介してきた44tonnerと同様に電気式ディーゼル機関車です。一見するとホイットコムのようですがポーターです。
前回紹介したダベンポートはロッド式でこのポーターとは違った印象ですが、この機関車によく似たタイプも存在します。
ポーターはのちにダベンポートに売却されるのでその辺りもなにか関係あるのかもしれません。
また、フロントデザインはGE社製よりも丸みを帯びているようですが、側面のシルエットはGE社の44tonnerもかなり似ているのではないでしょうか。
運用の現場では44tonnerクラスは各社大量に採用されたとのことですが、いくつかの製造会社でそれぞれの44tonnerを生産していました。
どれも似たような機関車であることも興味深いです。
駆動方式がDEL(電気式)でエンジンがキャタピラーやヘラクレスの同形式というのも共通ですね。
そういえば日本の42インチ(1067ミリ)ゲージを走るDD51形ディーゼル機関車は全長17.20メートル全幅2.97メートル全高3.80メートルですが、スタンダードゲージのこの機関車は全長9メートル少々なのに全幅3.04メートル全高4.26メートルもあります。
全長は短い小型機でもそこはやはりスタンダード。
背の高さが「アメリカの機関車だなぁ」と感じる機関車です。
-ENGINES-
Type・・・・・・・・・・・・・・Hercules DFXD
Horsepower・・・・・・・・・・・193hp/1600rpm
-DIMENSIONS-
Gauge of Track・・・・・・・・・・・・1435㎜
Wheel Base・・・・・・・・・・・・・・2133㎜
Wheel Diameter・・・・・・・・・・・・838㎜
Length over Bumpers ・・・・・・・・・9042㎜
Height overall・・・・・・・・・・・・4267㎜
Width overall ・・・・・・・・・・・・3048㎜
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます