(画像はBoardGameGeekのもの)
アメリカのメリーランドにあるゲーム出版社 One Small Step (OSS) から出版されている、第二次世界大戦の戦略級のゲーム。欧州戦域と太平洋戦域の両方を扱った世界規模で第二次大戦をシミュレートするゲーム。このゲームを日本で取り扱っている 小さなウォーゲーム屋 / PETIT WARGAME SHOP (http://petitslg.shop-pro.jp/?pid=127787364)では、
「『第二次世界大戦』はヨーロッパ、北アフリカ、そして太平洋を網羅するキャンペーン・ゲームです。デザイナー自身、『Axis & Allies』と『World in Flames』の中間を狙ったと語っており、非常にプレイアビリティの高いゲームに仕上がっています。キャンペーン・ゲームのプレイには相応の時間(約15時間)がかかりますが、ヨーロッパと太平洋両方の戦域を比較的手軽に楽しめる、貴重な作品だと言えます。」
と紹介されている。
もともと、第二次大戦モノに限らず、戦略級が好きなところに、第二次大戦の欧州と太平洋の両戦域を扱った戦略級と聞くと、どうしても手が出てしまう。やっぱりポチってしまった。
このゲームの日本軍の戦艦と空母のユニットを例に示すが、シルエットが美しい。20世紀のアメリカのボードウォーゲームのユニットのデザインは日本製のモノに比べてずいぶん見劣りしていたけど、今や、大変に美しい。しかもこのゲームの日本海軍の戦艦ユニットはシルエットが全て大和型になっている。空母はご覧のように全部赤城型になっている。大和型は本当は大和と武蔵の二隻だけ、赤城に至っては同型艦無し(関東大震災でダメージを受けて完成しなかった天城を入れても2隻)なのに、戦艦は6ユニット(=12隻)、空母も6ユニットも用意されている。いずれのユニットも2隻で1ユニットになっている様なので、最大で大和型12隻、赤城型12隻を持つ海軍を編成できることになる。なんか、大和型が12隻もいれば負ける気がしないし、さらに赤城までばんばん量産されれば、「この赤城量産の暁には...」と言いたくなる。実際には、シルエットに関係なくBBはどこの国も同じ能力のようだが....
ルールブックを眺めてみたところ、小さなウォーゲーム屋 / PETIT WARGAME SHOP の説明にある、「『Axis & Allies』と『World in Flames』の中間を狙った」というのは本当で、少し頑張ってルール読めば、手軽にプレイできそうな印象を持った。ただ、問題は、何時ルールブックを読めるのか、に集約されている。
このゲーム、出来れば、六角会でマルチプレイしてみたい。しかし、WW2の戦略級で欧州・太平洋両戦域を連結できるゲームには、 GMTの Europe EngulfedとAsia Engulfed のセット、Columbiaの Victory in Europe と Pacific Victory (2nd Ed. がもうすぐ発売でKickstarterでpledge済み) のセット、 もすでにコレクションの中にあるし、なかなか成仏させられないかもしれない....