出戻り下手くそウォーゲーマー日記

気を抜くとコレクターだよ人生は~時々プレイするウォーゲームとコレクションを中心に記録を残そうかなっと

War at Sea 「英独大西洋の戦い」~ボードウォーゲームコレクション (成仏編その4)~

2018年09月27日 17時39分18秒 | ウォーゲームプレイ日記

2018年9月24日
プレイヤー:センパーさん、まつやまん
場所:某所

(画像はBoardGameGeekのもの)

War at Sea (英独大西洋の戦い) :
Board Game Geekの説明はこちら (https://boardgamegeek.com/boardgame/1431/war-sea-second-edition)

このブログの未プレイ編で紹介した Avalon Hill社(AH) の War at Sea 「英独大西洋の戦い」だが、SS「決戦ガダルカナル」をプレイした後、残りの時間でセンパーさんと対戦。このゲームもセンパーさんにインストしていただいた。センパーさん、いつもすみません。でセンパーさんの助言でプレイしやすいドイツを私が担当する事に。

AHの同じ戦闘解決システムを使った Victory in the Pacific 「太平洋上の勝利」は高校生の頃にプレイしたことがあるので、ある程度ゲームシステムは理解できているものの、日米と英独で目指すところがずいぶんと違うようで、最初はあまり深く考えることなく、「独海軍にビスマルクが配備されるまでは、Uボートとイタリア軍で頑張ろう」という方針でプレイをはじめたものの、早速イタリア海軍は戦力半減に近いダメージを受けて港に逃げ戻ってしまった。Uボートは割とこそこそと頑張って英軍のポイントを無効化してくれていたのだが、満を持して出撃したビスマルクは初回戦の英仏海峡海戦で轟沈してしまうという「どうなる!?ドイツ海軍!!」な展開。
 その後も、イタリア海軍を修理してちょこちょこ出撃して英軍戦力を地中海に引きつけて、バレンツ海や英仏海峡の英艦隊を少しでも手薄にして空母を叩く、という事を繰り返したが、じりじりと独艦艇が消耗していき、第7ターン終了時に息切れ。途中、コンボイを何度か補足したが叩ききれず、英軍にポイントを稼がれてしまったのが痛かった。Uボートは分散配置か集中配置かは悩ましいところだが、私は集中配置して数ターンの間、確実に英ポイントをキャンセルのが性に合っていると思った。
 このゲーム、語り尽くされていると思うが、簡単なルールで色々と考えることが多い面白いゲームである。TACTICSのNo.1と2に掲載されていた、War at Sea と Victory in the Pacific の連結ルールを使って、大海軍キャンペーンをプレイしてみたい。

 センパーさん、おかげさまで、入手から17年かかりましたがようやく成仏させることが出来ました。どうもありがとうございました。


決戦ガダルカナル ~ボードウォーゲームコレクション (成仏編その3)~

2018年09月25日 18時44分28秒 | ウォーゲームプレイ日記

2018年9月24日
プレイヤー:センパーさん、まつやまん
場所:某所

決戦ガダルカナル :


リメイク版が収録されたゲームジャーナル3号のページ http://www.gamejournal.net/item_list/gj_003/index.html

このゲームも未プレイコレクションで紹介する前にプレイできてよかった。ちょっと調べてみると1989年に発売されたようで、発売時に入手してから30年近く経っていることになり私のコレクションの中でも塩漬け期間がかなり長い方になる。購入早々ユニットを切ってHJのトレイに収納していたので、プレイする気満々だったのは間違いない。ただ、30年の間机の引き出しの中でユニットトレイはダメージを受けてあちこち割れていた。

今回、センパーさんからお誘いがあり、ちょうど出張帰りの翌日で予定を入れていなかったこともあり、プレイさせていただく事となった。今回もルールをインストしていただいてのプレイとなった。何しろ、何度かルールは読んでいるものの最後に読んでから少なくとも10年以上経っているだろうから、ほとんど何も覚えていない。かろうじて覚えているのは「大和と陸奥の登場にはサイコロを振ること」程度。センパーさんからインストラクションを受けながら、「アレ? 勝利条件って、ランダムに設定されるんではなかったっけ?」と季刊TACTICSのNo.6の付録ゲームとして掲載されていた「ソロモン空母線」と内容がごちゃごちゃになっていたほど。(アカンやん!) 余談だが、「ソロモン空母戦」もルールを読んでマップやコマを作ってプレイ準備万端にしたけど、結局未だプレイに至っていない。当時私はよほどソロモン戦役に興味があったのだろう。

で、サイコロの結果、私が日本軍を担当することに。以下、簡単にプレイの流れを書いておく。(メモを取らず記憶にたよっているので間違っているかもしれない。)

なんか、第一ターン、日本は何もやれそうにないんですけど....と潜水艦だけ張り切って出撃させたら、見事エンターブライズを撃沈してくれた。もう、これでゲームに負けても悔いは無い。さすが紺碧艦隊!(そんな艦隊は存在しない)

歴史に学んで陸戦戦力の逐次投入は避けて、陸軍ユニットが3ユニット貯まるまで待っていたら、内地から陸奥がひょっこりやってきて第ニ艦隊旗艦になるという幸運。この幸運を逃さないように、
 第一艦隊:機動部隊(翔鶴、瑞鶴、龍、その他護衛)
 第二艦隊:ガ島砲撃艦隊(陸奥、高速戦艦4隻、重巡いっぱい、駆逐艦沢山)
 第四艦隊:上陸艦隊(重巡、軽巡、駆逐艦それぞれチョビット+陸軍3と補給3)
を編成して、連合艦隊全力出撃。
 空母決戦で米機動部隊を蹴散らしソロモンの海は制したつもりだったのだが、陸軍ユニットは1ステップになってしまう(米軍基地航空隊の空襲だったか、水上戦闘の結果だったかは忘れてしまった)。その後の第二艦隊の怒濤の艦砲射撃で米軍基地航空隊を壊滅させ、日本陸軍が上陸するも、米軍は5ユニットが飛行場を守っており、上陸した日本軍1ステップは瞬殺され、上陸作戦は失敗に終わる。でも、補給ポイントは完全揚陸成功。空母戦、水上戦は負け知らずで比叡も霧島も無事帰投。この後、補給と整備のため第二艦隊から大型艦が抜けて第二艦隊は第二水雷戦隊になってしまったが、この二水戦、この後、ガ島へちょこちょこっと出撃して少し米海軍を削ってくれる。

再度、陸軍ユニットの増援を待って、艦載機も補充して全力出撃で挑むことに。でも、二回目は整備中の艦艇も多く艦艇が足りず、機動部隊と上陸部隊の2艦隊のみの編成とし、上陸部隊には艦砲射撃もやってもらう算段。果たして、空母決戦には勝ったものの基地航空隊を壊滅させることが出来ず。陸軍は3ユニット上陸できたものの補給物資はその3分の2(3ユニット中2ユニット)が揚陸を阻まれてしまう。米陸軍ユニット5対日本陸軍ユニット3の戦いで、双方補給物資をつぎ込んだのだが、1ユニットにまですり潰され、飛行場奪還は望めなくなってしまった。

9ターン目終了時点で、日本軍の損失艦艇は瑞鶴とDD1ユニットだけだったが、航空戦力の損耗が激しく、翔鶴、龍、瑞鳳の艦載機は全滅、飛鷹の艦載機半減、基地航空隊は零戦x4ユニット、一式陸攻1ステップのみ、という状況になってしまい、他方、ガ島には米軍5ユニットが健在なのに対して日本陸軍はゼロのため、日本軍には戦略的勝利は望めないと言うことで、ゲーム終了。なんか、米軍の方が補給ポイントが欠乏気味で、米軍にとって飢島の様なゲーム展開だった。

 最初、ゲームがどのように動くのかが上手くイメージできず手探りでのプレイだったが、後半はシステムも理解できて色々と考えるポイントがわかってきて面白くなった。機会があれば、またプレイしてみたいゲーム。


 なお、このゲームはリメイクされて、2002年発売のゲームジャーナル3号の付録となっている。オリジナルとルール、マップ、ユニットデザインも変更が加えられており、ユニットも鳥海、摩耶、利根、筑摩のレーティングが変更になっている。ゲームジャーナル版(GJ版)もプレイしてみたいとこ。また、季刊TACTICSの「ソロモン空母戦」はセンパーさんも気になっておられるとのことで、こちらもいずれ対戦をお願いしたいと思っている次第。



 

ゲームジャーナル3号の表紙(画像はゲームジャーナルのWEBより)


EAST FRONT「イーストフロント【積み木の東部戦線】」 ~ボードウォーゲームコレクション (未プレイ編その16)~

2018年09月02日 11時09分52秒 | 未プレイウォーゲーム

 

 

(画像はいずれもBoardGameGeekのもの)

:
アメリカ(創業はカナダで、後にアメリカに移転)のゲームメーカーColumbia Games社から出版されていた、積み木を使った第二次欧州大戦の東部戦線(独ソ戦)のゲーム。

ココで紹介するのは(コレクションにあるのは)第一版。現在は、戦域が広くなった(らしい)り、コマが増えたりした EastFront2 が発売されている。

Board Game Geek では、7.7の高評価を得ている(改訂版のEastFront2 は8.0 とさらに得点が上がっている!)

Board Game Geek の紹介ページ https://boardgamegeek.com/boardgame/77/eastfront

このゲームに限らないが、Columbia Games の積み木シリーズの特徴は、戦ってみるまで相手の戦力が判らない「戦場の霧」の再現と、ブロックを置く向き(どの辺が上になっているか)で損耗状態を表現する、「ブロックユニットの特長をうまく生かしたシステム」で秀逸だな、と思う。もしかしたら、Columbia Gamesが最初にカナダでスタートしたことで、森林資源の豊富な環境から積み木システムが生まれたのかも、と思う。

いいことずくめの積み木システムだが、唯一、ソロプレイがやりにくい(出来なくはないが、「戦場の霧」は機能しないので、雰囲気が全く異なるだろう)のが難点かもしれない。
私の現在の環境では、対戦相手は六角会にいらっしゃるので、ルールを読む時間の捻出のみがハードルなのだが、なかなかこれが難しい。
でも、これもいつかプレイしたいゲームの一つです。


The Second World War 「第二次世界大戦」 ~ボードウォーゲームコレクション (未プレイ編その15)~

2018年05月16日 01時28分38秒 | 未プレイウォーゲーム

(画像はBoardGameGeekのもの)

アメリカのメリーランドにあるゲーム出版社 One Small Step (OSS) から出版されている、第二次世界大戦の戦略級のゲーム。欧州戦域と太平洋戦域の両方を扱った世界規模で第二次大戦をシミュレートするゲーム。このゲームを日本で取り扱っている 小さなウォーゲーム屋 / PETIT WARGAME SHOP (http://petitslg.shop-pro.jp/?pid=127787364)では、

 「『第二次世界大戦』はヨーロッパ、北アフリカ、そして太平洋を網羅するキャンペーン・ゲームです。デザイナー自身、『Axis & Allies』と『World in Flames』の中間を狙ったと語っており、非常にプレイアビリティの高いゲームに仕上がっています。キャンペーン・ゲームのプレイには相応の時間(約15時間)がかかりますが、ヨーロッパと太平洋両方の戦域を比較的手軽に楽しめる、貴重な作品だと言えます。」

と紹介されている。

 もともと、第二次大戦モノに限らず、戦略級が好きなところに、第二次大戦の欧州と太平洋の両戦域を扱った戦略級と聞くと、どうしても手が出てしまう。やっぱりポチってしまった。

このゲームの日本軍の戦艦と空母のユニットを例に示すが、シルエットが美しい。20世紀のアメリカのボードウォーゲームのユニットのデザインは日本製のモノに比べてずいぶん見劣りしていたけど、今や、大変に美しい。しかもこのゲームの日本海軍の戦艦ユニットはシルエットが全て大和型になっている。空母はご覧のように全部赤城型になっている。大和型は本当は大和と武蔵の二隻だけ、赤城に至っては同型艦無し(関東大震災でダメージを受けて完成しなかった天城を入れても2隻)なのに、戦艦は6ユニット(=12隻)、空母も6ユニットも用意されている。いずれのユニットも2隻で1ユニットになっている様なので、最大で大和型12隻、赤城型12隻を持つ海軍を編成できることになる。なんか、大和型が12隻もいれば負ける気がしないし、さらに赤城までばんばん量産されれば、「この赤城量産の暁には...」と言いたくなる。実際には、シルエットに関係なくBBはどこの国も同じ能力のようだが....

ルールブックを眺めてみたところ、小さなウォーゲーム屋 / PETIT WARGAME SHOP の説明にある、「『Axis & Allies』と『World in Flames』の中間を狙った」というのは本当で、少し頑張ってルール読めば、手軽にプレイできそうな印象を持った。ただ、問題は、何時ルールブックを読めるのか、に集約されている。

このゲーム、出来れば、六角会でマルチプレイしてみたい。しかし、WW2の戦略級で欧州・太平洋両戦域を連結できるゲームには、 GMTの Europe EngulfedとAsia Engulfed のセット、Columbiaの Victory in Europe と Pacific Victory (2nd Ed. がもうすぐ発売でKickstarterでpledge済み) のセット、 もすでにコレクションの中にあるし、なかなか成仏させられないかもしれない....


ポケットインぺリウム ~ボードウォーゲームコレクション (成仏編その2)~

2018年03月15日 22時08分12秒 | ウォーゲームプレイ日記

2018年3月15日
プレイヤー:センパーさん、全田さん、まつやまん
場所:高島屋屋上ビアガーデン


(画像はBoardGameGeekのもの)

ポケットインぺリウム (POCKET IMPERIUM) :

BGGの紹介ページ https://boardgamegeek.com/boardgame/147299/pocket-imperium

このゲーム、未プレイコレクションで紹介する前にプレイできてしまった。奇跡である。入手してから1年経ってないかもしれず、塩漬け期間も結構短い。
松山六角会の臨時夕食会(高島屋屋上のグリルアンドビアガーデンの前売り券が手元にあるので、有志で食事しましょう、と全田さんからお誘いがあり実現したもの)で、プレイしました。
当初はおとなしく食事会のはずだったのですが、センパーさんがゲームを持っていくという話をされたので、私も何か手ごろなものをということで「ポケットに入るサイズ」の「ポケットインぺリウム」を投入した次第。実際に会場に行ってみると、他にお客さんもおらず完全貸し切り状態。(なお、貸し切り状態とはいえ、一応、お店の人に許可取ってゲームやりました。)


ただし、昼間も夜も仕事でなかなかルールブックを読めなかったため、ご飯食べながら、ルールを読みながら1ターンまわしてみて、という泥縄・ながら族式でお試しプレイ。システムがわかったところで本プレイ開始。

料理の写真はありませんが、おいしかったです。

ゲームシステムは簡単で、

 (1) 1.Expansion(増援) 2.Explorer(移動) 3.Exterminate(戦闘) の3種類のアクションをどの順番で実施したいか決めて、その順番にカード伏せて並べる

 (2) 1枚目のカードを全員オープンして、1,2,3の順で実施
      例えば、3番手のプレイヤーだけが 1の増援を選んでいた場合、3番手プレイヤーが増援を実施したのちに、2の移動を選択したプレイヤーが移動をプレイ、という次第

 (3) 3人プレイの場合は、同じアクションを選択していたプレイヤーがいなければ、3アクション実施できるが、他に1人同じアクションを選択していた場合はそれぞれ2アクション、3人とも同じアクションの場合は1アクションづつ、と他人と被らせないことが大事。もしくは相手のアクションを殺すため、アクションをぶつけに行くというのもあり。

 (4) 移動は2ヘックスまでで、途中で分遣、合流OK

 (5) 戦闘は対象ヘックスを指定し、隣接ヘックスからいくつでも艦隊を流入させて良く、敵味方で最小の艦隊数(ユニット数)だけ双方除去

という、サイコロを使わないガチの読みあいゲーム...なのだが、三人とも初プレイなので相手の行動を読むことはあまりせず、自分のやりたい行動基準でアクションの順番を決定。

何度か中央の主星系の支配権をめぐる戦闘があったりして、サクサクと進んで、結果的には結構いい勝負。最終ターン僅差で1位と2位が決定。

なお勝利得点は毎ターン終了時に、各プレイヤーが順番に勝利得点対象のタイルを1枚ずつ指定し、そのタイル内の星系を支配しているプレイヤーにそれぞれ星系の規模に応じた得点(1or2点)が与えられる。最後に、中央の主星系を支配しているプレイヤーが得点対象のタイルをもう一枚選ぶ、という単純なもの。

お手軽にできる良いゲームでしたので、今後の例会で残り時間の消化用に毎回持参することにします。