☆サンチャゴ巡礼2009（第5日目) Pilgrimage to Santiago 2009 (5th day)

巡礼第5日目（2009年5月28日）　5th day（May 28th, 2009)

プエンテ・ラ・レイナ → エステージャ　24km
Puente la Reina → Estella　24km

この日のコースは、標高差150mのシラウキまではなだらかな登り道を約9kmほど歩き、その後はロルカ、ビジャトゥエルタを経由して、エステージャまでほぼ平坦な道が続く行程です。宿で朝食を済ませて後、9時に出発しました。
ピレネー越え以外は雨にたたられることはありませんでしたが、この日は特に快晴に恵まれ、気分爽快です。

約1時間ほど歩いてマニェルの教会を通り過ぎると、麦畑とブドウ畑が遥か遠くまで広がっていました。道端には、日本では見かけませんが、背丈が40-50cmくらいのスギナのような草があちこちに生えていました。フランス人の連れによると、それはアニスでした。その草を摘んで臭いを嗅ぐと、確かにアニスの香りでした。
アニスは薬草の一種で健胃効果などがあります。アニスで香味をつけたリキュールは、地中海沿岸諸国で広く愛飲されています。例えば、トルコでポピュラーなラキ（raki）とか南仏で製造されているリカール（Ricard）などが代表例です。

さて、このような道を進んでゆくと、一直線に延びる景色の奥の方に浮き出るようなシラウキの町の姿が見えてきました。

ブドウ畑の彼方に見えるシラウキの街
Town of Cirauqui can be seen beyond vineyard

シラウキの小高い丘に集まった小さな市街で小休止を取りました。そして後再び歩き出したところ、道端にはアニスと共にピンク色の花をつけた潅木が茂っていました。ロルカの街に到達した所で13:00になりましたが、丁度その時レストランを見つけました。そこで、渇いた喉をビール潤し、ラザニアで食事をしました。

ロルカにてアルゲルゲ経営のレストランで昼食
Restaurant of albergue at Lorca

ロルカの次の集落は、ビジャトゥエルタ村でした。教会の前に聖人像が立っていました。

ラ・アスンシオン教会前の聖人像（ビジャトゥエルタ村）
Statue of saint in front of la Asuncion Church

ここから約1時間ほど歩くと、エステージャの街の入口に到着しました。道路の左手には、歴史を感じさせるゴシック様式の教会がありました。12-14世紀の建設されたサント・セプルクロ教会（聖墳墓教会）でした。正面上部には、見事な彫像が並んでいました。
ここからエガ川にかかる橋を渡ると、旧市街です。その景観は、中世を彷彿とさせる雰囲気が漂っています。
エステージャの街は、11世紀後半に当時の王様であるサンチョ・ラミレスが、巡礼者の便宜を計るために建設し、整備したと言う歴史が、今でも息づいている様です。

サント・セプルクロ教会 Church of Holy Sepulchre


12世紀建造のナバラ王宮殿（手前は、観光案内所）
Palace of Kingdom of Navarre built i 12th century

この夜はホテルで夕食を取りましたが、レストランの中で我々以外は、スイスから来た15人ほどの賑やかな団体巡礼客でした。約8割がご婦人達でした。

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1.マニェル村の光景 View of Maneru village
2.シラウキ村を背景にしたスナップ Snap with background of Cirauqui
3.シラウキ村の教会　Church at Cirauqui village
4.ラ・アスンシオン教会（ビジャトゥエルタ）La Asuncion Church (Villatuerta)

以下は、エステージャ Photos below are views of Estella
5.橋の向こうに見えるエステージャの街 View of old town beyond bridge
6.サント・ドミンゴ修道院 Convent of Santo Domingo
7.ロス・フエロス広場 Plaza de los Fueros
8.闘牛場 Bull fight stadium
9.ホテル・イエリ Hotel Yerri