*** Plaisir de voyager ***

非日常的な旅で遭遇する色々な体験のお話です。Various enconters in unusual travels.

フランス南部 アジャン  Agen, Sud de France

2014-11-23 | フランスあちこち Trip in France

 アジャンのサン・カプレ大聖堂 Cathédrale Saint-Caprais d'Agen

 

フランス南部: (3)アキテーヌ地方(La region d'Aquitene)

 c. アジャン Agen(ロット・エ・ガロンヌ県 Dep. de Lot et Garonne)

  アジャンは、ツールーズとボルドーの中間に位置するガロンヌ川(La Garrone)河畔の町です。人口は3万人ほどですが、ロット・エ・ガロンヌ県の県庁所在地です。 

  この町を訪れようと関心を持った動機は、フランスのサンティアゴ巡礼路・ル・ピュイ・ルートの中で、フィジャック(Figeac)からロカマドール(Rocamador)を経由してラ・ロミウ(La Romieu)に至る第2ルート(GR6 /GR652)の途中にある重要な巡礼地であったことです。

    

 

  私がアジャンを訪れたのは2007年6月の事でしたが、忘れがたい思い出があります。主要ルート(GR65)を辿る3日間のサンチャゴ巡礼を終えて、モワサック(Moissac)で1泊後、翌朝の鉄道で来る予定でした。ところが、その朝モワサックの駅に行ったところ、鉄道(SNCF)のストライキのため、終日運休になるとのことでした。しかし、夕方にはアジャン駅まで、バスを運行するとのこと。やむなく、そのバスを利用することにしたのです。

  バスで、アジャンに向かう途中には、原子力発電所がありました。日本では、通常海に面して原発がありますが、フランスでは内陸に立地されていることに驚きました。

   アジャン近郊の原発

 

  暫くすると、アジャンの駅に到着。

   アジャンの駅

 

  私は、駅から近いホテルを予約していました。

     私が泊まったホテル

    

  このホテルのすぐ近くには、サン・カプレ大聖堂 Cathédrale Saint-Caprais d'Agenがありました(記事冒頭の写真参照)。この大聖堂はロマネスク様式で12世紀に建造されています。この建物は、フランスの歴史的建造物に指定されていますが、同時にユネスコの世界遺産(Patrimoine mondiale de l’UNESCO)にもなっています。

  また、この大聖堂のすぐ近くには、時計塔のある教会がありました。

    アジャン教会の時計塔

 

  さて、翌日のことですが、少々時間のゆとりがあったので、アジャンからサンティアゴ巡礼路を歩きました。そのルートは、市街地からガロンヌ運河(Canal de Garrone)に沿って延びて いました。

    巡礼路沿いの運河

   このガロンヌ運河は、トゥルーズとボルドー近郊までをつなぐ、約200kmの運河です。その運河に沿って巡礼路を歩いて行くと、ガロンヌ川と交差していました。ビックリしたことには、ガロンヌ川に架かる橋の上にその運河が築かれていました。

   ガロンヌ川に架かる橋

 

  さて、私は2回目の巡礼のために、翌年この町を再訪しました。その折に、サン・カプレ大聖堂に立ち寄りました。その時、司教さんは執務室に案内して下さり、この大聖堂に立ち寄った記念のスタンプを押してくださいました。司教さんが、私がどこから来たのかと尋ねましたので、“日本からです。”と答えると、”日本人にお会いするのは非常に珍しいことです。”と仰っていました。

  アジャンにやって来る巡礼者として、恐らく私は数少ない日本人ではないかと思いました。

 

 

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