*** Plaisir de voyager ***

非日常的な旅で遭遇する色々な体験のお話です。Various enconters in unusual travels.

☆サンチャゴ巡礼(パンプローナにて) Pilgrimage to Santiago (At Pamplona)

2011-05-05 | スペイン巡礼 Pilgrimage in Spain
第3日目(5月26日) Third day(May 26th)

今日は、巡礼の3日目に立ち寄った、古い歴史を持つパンプローナの街についてお話します。

私は、歴史の古い町を訪ねるのが大好きです。特に、ヨーロッパ中世の名残を残す城砦都市を散策して、タイムトリップの世界を体験すると、深い感慨を覚えます。巡礼道のルートにはその様な城塞都市がいくつか存在しますが、パンプローナはそのひとつです。

パンプローナの起源は、紀元前1世紀のローマ時代に遡ります。紀元前75年に、共和制ローマの将軍、ポンペイウスがこの地に駐屯地を置いたことが、パンプローナの名前の由来と言われています。

16世紀以来、パンプローナはナヴァーラ王国の首府でしたが、1500年代から1600年代にかけて、堅固な城壁と先進的な要塞が築かれました。要塞は星型の五角形をしていますが、これはイタリアの軍事技師による設計だそうです。日本でも、函館の五稜郭が同じ設計です。旧市街を囲む城壁の総延長は約5kmです。その3/4が現存しており、城壁の沿って散策路が設けられています。城壁の一番高い部分はエル・レディン堡塁と呼ばれ、大聖堂のすぐ近くにあります。


パンプローナ市の概観(Pamplona City Councilのホームページより転載)
Overview of Pamplona City (From website of Pamplona City Council)


エル・レディン堡塁(城壁の角に作られた陣地) Bastion of El Redin


サンタ・マリア大聖堂 Cathedral of Santa Maria

現在のパンプローナは、ナヴァール自治州の州都なっており、20万人の人口を擁しています。毎年7月になるとサンフェルミン祭りと呼ばれる牛追い祭りが開催されることで、世界的に有名です。この祭りは、タウン・ホールが出発点で、サンニコラス通りを通って牛追いが繰り広げられるとのことです。日本でもテレビでご覧になった方もいらっしゃると思います。


タウン・ホール Town Hall


サン・ニコラス通り Street of San Nicolas

ところで、旧市街には沢山のバールがあり、夜も賑わっています。私は、前夜泊まったホテルの主人からの紹介で、バスク料理の名物であるピンチョスが美味しいと言うガウチョというお店で夕食を取ることにしました。このバール入ったら、偶然にも昨晩出合ったイギリス人の一行が、店内の一角を陣取っていました。一緒のテーブルに同席し、ワインとピンチョス料理で会話が弾み、楽しい夕べを過ごしました。


郷土料理のバール「ガウチョ」GAUCHO, Pinchos Bar


1.    2.    3.

4.    5.    6.

1.ナヴァラ州政府庁舎   Govenment Building of Navarre
2.サン・ロレンソ教会   San Lorenzo Church
3.城塞の内部  Inside of citadel
4.ナヴァラ州議会   Parliament of Navarre
5.「ガウチョ」のカウンターに並ぶピンチョスの数々  Varieties f of pinchos at bar of GAUCHO
6.「ガウチョ」でイギリス人と共に談笑  Pleasant talk with British pilgrims at GAUCHO






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