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映画レビュー 紙のつき 

2022-08-05 20:43:00 | 映画レビュー
紙の月 DVD を観ました(ФωФ)(>ω<。) ★★

宮沢りえは悪くない、だが梅澤梨花は駄目である。
あえて役廻りと本人は異なる、とはわかっているのですが
僕はこのようなタイプの人間は駄目ですッ!、と素直に反応したい。

まず、自信がないくせに一度踏み外すと結構大胆でしかも、ずさんな手口で横領に染まっていくところが駄目です。

そして、惚れる相手の本性を見極めることも出来ず、
ヘタレなオトコに引っかかってしまうところが駄目です。

また付き合えばずるずると横領した金銭を刹那的に
詰まらぬ使い方で散財し、

さらに、オトコがあぶく銭にあまやかされ、どんどんと屑になってゆくのを矯正することも出来ないところも駄目。

しかもオトコに若い小娘に乗り換えられてもビンタの
ひとつも張れないところが全くもって全然駄目です。

このように全然駄目な人物がどんなに美しかろうが
可哀想であろうが、それが宮沢りえさんの渾身の演技で
賞を総ナメにしたものであろうが、
僕には全くリスペクトすることができません。

駄目な人物を描き出し人間の本質に迫るのが文学であり
映画であるというならばそれはきっとそうなのでしょう。
だから観た者にこのようなざらついた感想を抱かせる
というのは、結果優れた作品であるということの証明でも
あるのでしょう。






でも僕は映画評論家でも賞の選考者でもありません。
一介の良い映画を観たいと思う観客の一人なのです。
観客の一人としてこの女性に共感することはないでしょう。

だから僕はこの映画とこの女性、梨花が嫌いです。


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