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三体Ⅲ 死神永生 上 下 劉慈欣 読了
実に三週間 自分の読書ライフは この上下巻の本の世界にかかりっきりだったのだが、ぜんぜん長い間という感じがしない。
むしろ振り返ればあっという間であって 一気にこの宇宙の終焉まで立ち会ってしまったかのような達成感と疲労感に包まれている。
振り返ると三体三部作は 各部の与える印象がそれぞれ異なる既存の傑作エンタメに受ける印象と似ていたなあ。。。。と思った。ターミネーターだったり デスノートであったり さらば宇宙戦艦ヤマトであったりだ。
その観点だと本部は手塚先生の火の鳥の未来パートの印象を受けた。火の鳥では永遠の生となってしまった登場人物が人類や宇宙の変遷や終焉に立ち会うという構成の未来部作があるのだが、それらを小野少年が少年の時に読んだ興奮と酩酊の記憶が甦る。
なるほど! こう来たかっ!(熱)とか
やっぱりね、わかってたもんねーー(ドヤ)とか
コイツ好かん!なぜそっち行く?!(上から目)とか
気がつけば自分の頭のメモリーは日常時間においても約1/6位は三体世界のタスク処理中って状態だった。飯食いながらとか 寝る前とか三体のことぼんやり頭のどこかに考えてる状態だ。皆さんはいかがでしたか?
感想とか考察を記したりネットでネタを集めたりしていると何十枚もの論文調の書類に自分の場合はなってしまいそうなので それらは年末年始の愉しみにとっておくことにします。とりあえず食事は終わったけど消化吸収にはまだまだ時間がかかる腹持ちの良い五目おこわのような本でございました。ご馳走さまでした。
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