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読書レビュー 木下昌輝 宇喜多の捨て嫁

2022-07-08 07:15:00 | 書評 読書忘備録
@ほんのささやかな本の紹介状@
「宇喜多の捨て嫁」木下昌輝
高校生直木賞というのがあるのだが御存知でしょうか?


全国の高校の図書部?約20校が自分達の大賞を自ら読み込んだ選書の中から賛否討論をして毎年1冊を選ぶというもの今年で2回目でこの作品が今年の大賞です。へへん・・高校生ならラノベとかじゃねえの・と甘く仕合ったら、この打ち込みですよ。奴等、本気と書いてマジって読むやつですわ。ちょいと見直しました。




裏切りと謀殺を繰り返し業を重ねる宇喜多直家、自分の娘4人も全てその道具として利用し抜きます。1編目で末娘の婚礼から直家自身の破滅までを描き、2編目以降で幼少期の直家:八郎が如何に苦悩し、運命に人生を塗り込められてゆきこのようになってしまったのかを描き明かしてゆきます。その筆致と世界観たるや・・そう!スターウオーズエピソード3のダースベーダーの悲劇の構成そのもの。。。


身奮いして喰い入るように一気読みしてしまいました。目が離せませんでした。BGMは是非ジョンウイリアムスで・・・・


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